「ビジョンとゴール」4年 只野遥
こんにちは!
4年学生トレーナーの只野遥です。
まずはじめに、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、医療従事者をはじめとする私たちの生活を支えてくださっている方々に深く御礼申し上げます。
ラストシーズンに対しての意気込みということで早速本題に入りたいところですが、先に言うとこの文章、2700字くらいあります。軽く読書です。本を愛する全ての皆様、浅はかなことを言ってしまい申し訳ありません。2700字書いたとはいったものの、私は元々文章を読むことはもちろん、書くのがすごく苦手です。読書感想文とか本当に嫌でした。
蹴球部にはしゅんをはじめ、noteを書いてる人が結構います。自分の気持ちを文章で伝えられるって本当にすごいことだと思います。
話が脱線してしまったので、気を取り直して本題に参ります。
今シーズン、私には2つの目標があります。
チームの目標である「関東リーグ復帰」
それから、「自分自身を認める」という私個人の目標です。
私は今まで自分のことが嫌いでした。
というか今も好きじゃないです。
自分の嫌なところは自分に甘い、語彙力がない、沸点が低い、大雑把、飽き性、そして、"超"人見知り。他にもたくさんありますがこれ以上は恥ずかしいので遠慮させてください。
そんな自分が嫌いで何回も変わろうとしたけど、結局最後は自分に甘いから、全然だめでした。私には無理なんだって開き直って。言い訳のように聞こえるけど、本当に全部言い訳です。
変わろうとするたびに、自分に自信を無くしていきました。どうせ変われないんだから、もうずっと自分を嫌いなままでもいいかなとも思っていました。
そんな私にまた変わりたいと思わせてくれたのが蹴球部です。
蹴球部に入って、チームのために学生トレーナーである自分が成長したい、そう思いました。
自分の存在意義なんて、今まで考えたことも無かったです。でも、頑張る仲間の姿をみて私も蹴球部に所属するに相応しい、価値のある人間になりたいと思いました。
3年半、周りとその中にいる自分自身に真剣に向き合った結果、これまでの自分とは少し違うな、と思うことが増えました。もちろんいい意味です。
日々のトレーナー活動を通して、人の為に頑張る自分、ちょっと良いなって思えました。これに関しては完全に自己満足ですが。笑
一番の収穫は、自分の一番嫌だった“超"人見知りを克服できたことです。1〜2年の頃の私を見ている人はわかると思いますが、当時は笑っちゃうほど何も喋れませんでした。
でも、幸運というべきか、私にはそれを克服するきっかけがありました。
2年の頃、同時に先輩2人のリハビリを担当させていただく機会がありました。リハビリは選手とトレーナーの距離が近く、一緒にいる時間がとても長くなります。
その二人はとってもおしゃべりで、色んな人に特に生産性の無い絡みをたくさん行っていました。
そんな彼らは1〜2ヶ月間、リハビリの仕事以外は全く喋らない無表情の私にずっと話しかけ続けてくれました。
1時間半という短い時間の中で、何回も交わされる挨拶。この時点で意味わかりません。話す機会があるたびによくわからない絡みをされて、二人のよくわからない絡みを見学する。これがその当時の私の日常でした。笑(もちろんリハビリはしっかりやってました!)
少しふざけてしまいましたが、そんな二人がいたから今の私がいます。
二人のおかげで人と話すことが好きになりました。
目標だった関東選抜にも、コミュニケーションを自分の強みにして参加することができました。
藤田さん 隼平さん
私に変わるきっかけをくれて、本当にありがとうございました。
一番嫌だった“超"人見知りを克服できて、今は自分のことが嫌い、から好きじゃない、まで昇格させることができました。
でもまだ自分自身を認めることはできていません。
自分自身を認めるという私の目標は、一見すると蹴球部での目標じゃなくても良いように思えます。だけどこの目標はここにいる自分でしか達成できないと私は考えています。
私は自分のために頑張るという当たり前のことができません。
でも、仲間のために努力することは得意です。
だから、チームのために頑張れば、結果的に自分自身のことを認められるようになるんじゃないかなと思ったんです。
因果応報ってやつです。使い方、あってますか?笑
引退して自分の活動を振り返ったとき、自分頑張ったんだなって、"只野遥"自身を認めてあげたいなと思います。
ここまで長々と私個人の目標を書いてきました。
(本当に長くてすみません。)
でも、たくさん頑張った、それだけでは今までできなかった自分を認めるという行為ができるようになるとは思いません。
もちろんプロセスは大事ですが、今シーズンは特に結果が求められます。私個人の目標の達成は、チームの目標を達成することが大前提です。
関東リーグ復帰
当然ですが、この目標を達成するためには試合に勝たなければいけません。
ピッチに立つのは選手です。ゴールを決めるのも、ゴールを守るのも選手です。
でも、ピッチに立つ立たないにかかわらず、この目標に向けて誰か一人でも違う方向を向いていれば、目標を達成することは難しくなります。
チームに必要ない人なんていません。
選手、スタッフ、一人ひとりがやってきたことは少なからず結果に影響すると私は思います。
良いことも。悪いことも。
大きな目標のために、必ずしも大それたことをしなければならない、というわけではないと思います。
一人ひとりが今できることを認識し、目標に向かって確実に努力をすることが大切です。
今、自分には何ができるか。
学生トレーナーである私は関東復帰という目標のために、まずは自分の仕事の完成度を高めていきます。
超シンプルですが、これが今私にできる最良の方法だと考えています。
この文章を読んでいる蹴球部のみんなは、関東復帰のためにどう動きますか?
今一度考えてもらえたら嬉しいです。
最後に
今シーズンのスローガンである "勇往邁進" 。
先が見えず不安が募る状況のなか、この言葉は私たちの道標になっています。
全員が諦めず必死にやっていたら絶対に良い未来が待っています。
蹴球部の総力をあげて、必ず関東リーグ復帰を達成しましょう。
拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
まだまだ不安な日々が続きますが、保護者の皆様をはじめとする蹴球部のご関係者様に良いご報告ができるよう、チーム一同精進してまいります。
今後とも東京学芸大学蹴球部へのご支援、ご声援のほど、よろしくお願いいたします。
只野遥
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