【2021Freshman特集 vol.5】

一條 和樹 [Ichijo Kazuki]
中等教育教員養成課程技術専攻

一瞬のスキも逃さないSNAILSの懐刀

-なぜSNAILSに入部したのですか。

私は5歳から高校卒業まで、剣道一筋で学校生活を送ってきました。「自分は大学でもこのまま剣道を続けるのだろう。」他サークルや部活に入ろうという考えは全くありませんでした。しかし、先輩からの誘いで見学や体験会に参加をしていくうちに、みるみるアメリカンフットボールに惹かれていきました。それでも剣道部に入部するか迷っていた私に、諏訪さん［OL71 諏訪 陽彦(4年)］から「今しかできないことをやらないか？」という熱いお言葉をいただき、大学で心機一転、アメリカンフットボールという新たなスポーツに挑戦しようと思い、入部を決めました。部活外においても、怪我の手当てをしてくださる先輩の姿やフットボールに対する熱意を話してくださる先輩の姿を見て、気前や心の広さ、優しさを感じられたことも、入部を決めたきっかけの1つです。

-4年間のビジョンを教えてください。

私の現時点での1番の目標は、身体面も精神面も最強のDL(=Defensive Line)になることです。私はまだ、どちらの面においても気持ちが足りていないと日々痛感しています。DLはDEFENSEの最前列で相手のOFFENSEと闘うため、自分自身の体が大きくても気持ちで負けてしまうと、押されてしまいます。目標を達成させるためにまずは、ウエイトトレーニングを通じて試合の中で戦える体づくりを行います。剣道で縦に振ってきた手を、フットボールでは前へ突き出しぶつかり合います。これまでの経験を活かし、日々のトレーニングに打ち込みます。そして、試合で戦っていく中で、先輩方を通じて勝負に対しての気持ちの持ち方を学んでいきたいです。普段の練習では苦しい時こそ仲間同士で奮い立たせ、試合では結果に固執せず、次へ次へと邁進、怯むことなく突き進む精神を身につけます。私は3年後、1部リーグで最強のDLとしてSNAILSのDEFENSEの最前列に立っているでしょう。

-アピールポイントは何ですか。

私のアピールポイントは、今まで剣道で鍛えてきた大柄な体を生かした力強いプレーです。全国大会に出場した経験があり、勝負に対する貪欲さは並ぶ者がいないほど強い自信があります。大きな「ヤーッ」といった掛け声と共に、互いの気迫と竹刀がぶつかり合う剣道は、DLが目の前のOL(=Offensive Line)と激しくぶつかり合うという点で、アメリカンフットボールとはつながりがあると思います。打突の機会を見極めその一瞬で1本を狙う剣道のように、例えば、パスプレーではQBサックを狙い、ランプレーでは走り抜けようとする敵を瞬時に判断するなど、フィールド全体に目を光らせて試合の流れを引き寄せます。

ほら、勝利の女神が、私を呼んでいる。

Reported by MG 小林 楽