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2022年12月18日(日)

前日は夜勤。朝方にどん兵衛を食べる。夜勤の醍醐味だ。昼過ぎに起床。今日は、スカートのライブ。神保町に向かい、友人と落ち合う。私の希望でたい焼きを買い食い、適当に散歩。神保町は、古書と喫茶店とカレーの町だが、たい焼きのお店も多い。理由は知らない。ビルを吹き抜ける風が冷たく、道中の洒落たお店〈GLITCH COFFEE & ROASTERS〉に逃げ込む。豆の説明を受けたときに「チャイの風味に似てますね」と店員さん。我々は「それで」と即答。スパイスに弱い。
大手町三井ホールに到着。デカい。アーバン。スカートのライブが行われる会場とは思えない。訝しみつつ、会場に上がる。サイネージに澤部さんの姿を発見。間違いないらしい。特殊な感慨が湧き上がる。グッズはスウェットを購入。ツチカさんのイラストがキュートだ。会場にて、別の友人(マブ)を発見。一緒に来た友人(親友)と引き合わせる。短時間だが、面白い時間だった。雪国のバイブスだ。ライブは定刻にスタート。大いに楽しむ。スカートは「夜」と「月(明かり)」の楽曲が多い。しかし、「月光密造の夜」は聴けず。残念。レコ発のツアーも行きたい。
終演後、マブと新橋へ。もつ焼きを食べる。映画の話や、近況など。年末年始の予定を話す。実質、忘年会の夜だった。

2022年12月21日(水)

超満員のテアトル新宿へ。『ケイコ 目を澄ませて』を観る。ケイコと他者のコミュニケーションに胸を打たれる。涙目の鑑賞だった。三宅唱は、生活を丁寧に描く。私と地続きの生活を送る人々の姿が映し出される。『きみの鳥はうたえる』の若者たちも、ろう者のボクサーも、町に生きるひとりの人間の姿だ。裕福とは言えないが、そこに生きる人間の豊かさと孤独を捉えた作品に惹かれる。
友人を誘い、西荻窪と吉祥寺で飲酒。馴染みのお店で未知の料理、未知のワインをいただく。知らない国の料理は面白い。

2022年12月24日(土)

前日に『秘密の森の、その向こう』の再上映に気付いたので、下高井戸シネマに向かう。初訪問。映画の感想は割愛。完璧だった。今後もシアマの作品は追おうと決意。駅前のお店でたい焼きを買い、下北沢まで歩く。この前も食べたなと、道中で思い出す。
BONUS TRACKに向かい、児玉さんの展示「Notes in Ukraina」を見る。戦時下の写真は感想が難しいが、たくさんの写真の中には、現状の生活、戦禍の様相、美しい景色、笑える瞬間も見えた。失われる生活と、それでも続く営みを写した写真は貴重に思える。植物の写真が多く、それを児玉さんに尋ねる。意図的らしく、理由にも納得。久方ぶりに好きなコーヒーのお店に向かい、年末年始に備えて豆を購入。

2022年12月27日(火)

洋食が食べたい。突然の欲望が湧き上がり、昼時に好きな洋食のお店へ。ハンバーグとチキンソテー。大盛りのライス。味噌汁が付くタイプの洋食屋さんが好きだ。食後、渋谷へ。『あのこと』を観る。中絶が違法だった時代のフランスを描いた作品。個人的には『TITANE』の回答とも言える作品だった。今年の最後に重たい一発だが、大切な作品だった。ユニクロに寄り、生活必需品を購入。クリスマスも終わり、誕生日も近いが、質素な買い物ばかりだ。

2022年12月31日(土)

誕生日。大晦日は愉快な日だ。大半の人たちが楽しそう。誰にも会わない誕生日は久しい。マイペースに過ごす。昨夜のすき焼きの残りで昼食。
家事を終わらせて、西荻窪の喫茶店へ。読みかけの本を読む。大晦日だが、お店は大盛況。空いた席に座る。テーブルには『アシモフの雑学コレクション(編訳:星新一)』が鎮座。最良の席だ。コーヒーとシフォンケーキをいただく。幸せな空間だった。川上未映子の短編集『ウィステリアと三人の女たち』を読み終える。どれも面白かったが、表題作が好きだった。ホラーが得意な監督に映像化を願う。
大晦日の過ごし方に迷ったが、池袋の新文芸坐へ。今年の締め括りは『ドライヴ』の再上映だ。客入りは上々。大晦日に集まる物好きたちと楽しむ。レフンのクールなバイオレンスに痺れる。大満足。
自宅に帰り、いつも通りの自炊。ケーキも食べる。ありがとう、2022年。コロナにも罹ったが、無事に凌いだ。来年も生きましょう。

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