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UCR入学前海外研修事前研修にて交流会を企画しました!

 こんにちは!TGLCA田中です。先日、AOⅡ期合格者対象のUCR海外研修の事前研修にて参加者同士のインタラクティブイベントを企画しましたので報告します。

UCR海外研修とは

 AO入試合格者を対象に入学前に行われる海外研修です。例年カリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)等での異文化理解研修やホームステイを行っています。本年度は新型コロナウイルスの影響を受けてオンラインでの開催となりました。このような背景から、昨年度まで危機管理を中心に行っていた事前研修の内容を参加者同士が交流できる場にしたいと思い、TGLCAによる交流会が実現しました。

事前研修の内容

 初めての試みだったのでどのような内容にしようか悩みました。TGLCAの皆さんや担当の先生方と相談した結果、オンライン海外研修だけでなく大学入学後も必須となるプレゼンテーションを通して、自分のことを伝える力と相手を知る力を身に付けるインタラクティブイベントにしよう!という方向性に決まりました。

 まずTGLCAは1分間で自己紹介(英語)と以下の5つのテーマについてのショートプレゼン(日本語)をしました。

A) 高校での学びと大学での学びの違い(全学教育と専門教育の違いにも触れて、東北大学全学教育の強みや、国際共修授業があることなどアピール)
B) 大学で得た人間関係(仲間や先輩など)や、仲間という観点からのTGLプログラムのメリット:他学部の仲間と友達になれること(普通に過ごすと意外とそれは難しいということ)
C) 留学から得たもの(知識だけでない)
D) 英語学習(とくにTOEFLが大学での留学に必要なことや、コミュニケーションのための英語を使えるようになるまでの軌跡など)
E) GL認定後と将来のビジョン(GL認定がゴールではない)

 そして、参加者の皆さんには参加理由や大学でのビジョンを30秒で語ってもらいました。30秒という限られた時間の中で自分のことを伝えるのはとても難しかったと思います。しかし皆さん、工夫されたスライドとクリアな話し方でとても分かりやすく簡潔なプレゼンをされていました。また大学でのビジョンが明確で、高校生とは思えない熱意の伝わる発表に驚きました。TGLCAによる評価やコメントも、簡潔でかつ面白いものが多く、活気のある発表会になりました。

 続く座談会では、参加者から質問が止まることなく大変盛り上がりました。「海外では質問しないことは興味がないと見なされてしまいます」と初めにお話ししたのですが、そのような心配は全く必要ありませんでした!1回目では文理別にチームを分けたことで、各学部に特化した質問・回答ができました。2回目は参加者同士の質問リレーを行い、お互いに質問し合いました。30秒プレゼンを踏まえた内容の濃い質問が多く、参加者の意識の高さやプレゼンの効果を感じました。

事後アンケート結果より

各評価項目において、「大変良かった」の回答者割合は、
TGLCAによる1分間プレゼン: 90%
参加者による30秒間プレゼン: 85%
座談会: 90%
総合評価: 95%
また、事前課題について「ためになった、ちょうどよい量だった」: 100%

という大変高い評価を得ることが出来ました!自由記述欄にもたくさんの感想をいただき、一つ一つじっくり読ませていただきました。前向きで、読んでいて嬉しくなるような感想をたくさんいただきました。一部引用します。

・何よりもまず、とても楽しかった。90分はあっという間だった。
・TGLCAや同級生の志の高さやプレゼンテーション能力の高さに感銘を受け、良い刺激を受けた。それぞれ様々なビジョンや夢を持っていて、これからそんな素敵な人たちと共に勉学に励めると思うと、本当に楽しみだ。
・事前課題のために改めて東北大学の海外プログラムやシラバスを調べること、実際にTGLプログラムや留学を経験した先輩のお話を聴き質問することを通し、具体的な大学生活のビジョンを考えることができた。
・ 30秒でのプレゼンが非常に難しく、自分の意見を明確に端的に話すのは難しいと思った。先輩方の積極的なリアクションのおかげもあり、緊張することなくリラックスして話し、楽しむことができた。
・ 自分が将来目指す道に進んでいる先輩とお話しできる機会があり本当に嬉しかった。
・スライドの作り方や発表の仕方がとても参考になり、今後の自分のプレゼンにも活かしていきたい。
・入学前なのに東北大の素敵な思い出ができた。海外研修への期待がさらに高まった。

TGLCAより、参加者の皆さんへメッセージ

 事前研修内でTGLCAの皆さんから感想をいただく時間が取れなかったので、ここに掲載します。TGLCAの皆さんから参加者の皆さんに素晴らしいメッセージをいただきました。

イベントの2回目のブレイクアウトセッションにて、リレー方式で高校生同士が質問をする機会があったことで、少しでもお互いに交流を深めるきっかけになったのではないかと思います。
入学前海外研修に参加する、意欲ある高校生の皆さんの、大学生活の計画やこれからの目標についての発表を聞き、皆将来に対する情熱やしっかりとしたビジョンを持っていて、今後の活躍が楽しみだなと感じました。東北大学で様々なことに積極的に取り組み、充実した学生生活を送り、世界に羽ばたいていくことを願っています。
そして、4年生で進路も決まり、卒業を間近に控えた自分が忘れかけていた、日々学び続け、挑戦し続けること、また夢を持つことを皆さんが思い出させてくれたような気がして、感謝するとともに、今回事前研修に参加して良かったなと思いました。ありがとうございました。(武田)

この度はUCR研修の事前研修にご参加いただき、ありがとうございました!皆さんの30秒プレゼンを見たり、ブレイクアウトセッションの様子を見ていて、皆さんは本当に大学生活の中で取り組みたいこと、学びたいことが明確化されており、学ぶことに対するモチベーションも高く、とてもびっくりしました! 大学生活では、誰かが勉強をさせてくれるというよりも、自分で自ら学んでいくという姿勢が大切ですし、この姿勢を持たなければ学びを深めることができません。皆さんには既にこの学ぶ姿勢が身に付いていると思います。この姿勢はこれからも維持してくださいね。大学入学は自身の夢を叶えるスタート地点です。ここから多くのことを経験し、学んで、有意義な大学生活を送ってください!ありがとうございました!(石田)

今回はUCR事前研修にご参加いただきありがとうございました。大学入学前にも関わらず皆さん自分のやりたいビジョンが非常に明快で、やる気に満ち溢れており、本当にすごいと思いました。東北大学は留学に非常に強い大学です。交換留学ができる協定校の数も全国トップクラスです。グローバルラーニングセンターを始め、留学をサポートしてくれる体制が非常に充実しているので、AO生の皆さんにはTGLプログラムなどのグローバルなプログラムを積極的に活用してもらえればと思います。大学でやれることの可能性は無限大です。失敗や挫折もたくさんあると思いますが、その先には今まで見たことのない世界が広がっていると思います。ぜひ、「挑戦」する心を忘れずに、大学生活を最大限楽しんで下さい!東北大学での皆さんの活躍を楽しみにしています!(奥山)

将来のグローバルリーダーの皆さん、TGLCAイベントへのご参加ありがとうございました。大学入学前であるにも関わらず、数年先そして将来を見据えた積極的な姿勢でプログラムに参加されていることが、皆さんのプレゼンや質疑応答からとてもよく伝わってきました。海外研鑽プログラムに参加したのに現地に渡航できないというのが本当に残念です。これからの大学生活でもこのような困難や苦労があるかと思いますが、その場その場で自分にできることを積み重ねることを大切にしてほしいと思います。また、多様性、マイノリティ、英語以外の言語、といったキーワードが話題に登ったのも印象的でした。最も栄えている・最も普及しているものだけでなく、様々な個性を尊重できたら、それこそグローバル人材なのだろうなと、お話を聞きながら考えていました。TGLCAの方からも、何かしら皆さんへ刺激を与えることができていたら幸いです。これからも頑張ってください!(佐藤)

最後に

 入学前海外研修との共同企画は初めての試みでしたが、優秀で意欲の高い高校生に事前にTGLプログラムを知ってもらうだけでなく、グローバルリーダーへのスタートダッシュのきっかけを与えることが出来たと思います。事後アンケート結果からも参加者の高い満足度と、今後の大学生への期待を感じることができました。
 新型コロナウイルスの影響により、依然として海外へ渡航することだけでなく私たちが直接集まることさえ難しい状況です。しかしオンラインでも新たな交流や刺激が受けられることを本企画で示すことで、参加者にオンライン海外研修や今後の大学生活への期待と希望を与えることが出来たのではないかと思います。ありがとうございました。

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