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FaBマイナーカード救済企画~ますたーはアフロを救いたい~



・俺たちのアフロができるまで


『デッキを作るなら、まずはイラストでもデザインでも効果でもなんでもいい、好きなカードを探そう!』
私が口癖のようにお客様に伝えてきた言葉です。
だがこのFlesh and Blood(FaB)というゲーム!
好きなカード以前に、あまりにも構築が難しすぎる!
カードの強さがわからない!
このゲーム・・・どうすればいいんだッ!!

少しこのゲームに不満を抱き始めた頃、
DTD(ダスクティルドーン)のプレビューを見て、私の心は大きく動いた。

背景の美しいクラゲ・・・
カードゲーマーなら大好きなドロー・・・
そしてワイルドなアフロ!!!

Diadem of Dreamstate(以降アフロ)に出会って、『なんて夢のあるカードなんだ!』と思った。
さっそくプロキシでカードを使って、発売前からデッキ作成にチャレンジした。プレビューカードでこんなにワクワクしたのは久しぶりだった。



・・・がダメ。
Dominateで初撃で破壊されてしまい、
破壊されてもリソースが払えなかったり、
生成したPonderを上手く使える構築にたどり着けなかったり・・・
やはりネタカードだったのか・・・。



しかしそこに救世主が現れた。
それは日本選手権の販売ブースに当店が応援で出店している時のことだった。
『ますたー!日本選手権のサイドイベントでアフロが勝ち上がってますよ!!』
とスタッフから報告を受けたのだ。
『な、なにぃーー!!!?そ、そんなバカな・・・』
い、今すぐに対戦卓を見に行きたい。・・・が、販売ブースを空けるけるわけにはいかない・・・すぐそこにアフロの解答があるかもしれないのに・・・く、くそぅ。。。

その後、居てもたってもいられなくなった私は、一緒に調整していた友人にその話をした。すると友人は直接そのプレイヤーにX(Twitter)からコンタクトを取り、デッキリストをお借りすることができたのだ。

そのリストを見て、驚愕した。

『・・・ちゃんとアフロを立てたデッキ構築になっている・・・!』

私のそれまでのデッキは、今までの構築に何とかアフロをねじ込んでいるようなデッキでしかなく、他のカードは弱いと決めつけ、試しすらしていなかった。
私がこのゲームに対して抱いていた不満は、私自身の未熟さにあったのだと知った。ちゃんと遊んでいるプレイヤーはこのゲームの真の面白さを知っているのだ。私もそこへ辿り着きたい。そう思った。

それをもとに試行錯誤と自分の好みに寄せ、このデッキ『俺達のアフロ田中』は完成したのである。
デッキリンク↓↓
https://fabrary.net/decks/01HF4MYHQK1WQ01S8X2VCZCYCQ


・デッキ解説~HEROと装備~

まずはフォーマット。
アフロはwardを持つので、ヒーローがダメージを受けると破壊されてしまう。CCのような長時間維持を要求されるフォーマットで活躍させるのは自分には難しいと判断し、Blitzでの構築に絞った。

各ターンに1度、これかトークンではないwardを持つカードが破壊された時、1リソースを支払っても良い。そうしたならば、Ponderトークンを生成する。
Ward2 (ヒーローがダメージを受ける場合、それを2点軽減しこれを破壊する。)


そしてヒーローは、通常のPrismかDTDで初出のAdvent of Thrones(AoT)の検討があったが、少しでもアフロを守りやすくするために通常のPrismを選択。

各ターンに1回 インスタント - 2リソース支払い、Prismのソウルを1枚バニッシュする:Spectral Shieldトークンを1つ生成する。
※Blitz専用ヒーロー。CCではLLに殿堂入りしています。

そして基本装備がこれ。

Wave of Realityが破壊されると、Celestial Kimonoが誘発し、それで生まれたリソースでアフロのPonderを生成。Celestial Kimonoが破壊されたときも同じように使える。

装備だけでも、うまくダメージを操作すれば3回Ponderが生成できるセットとなっているのだ。スゴイ!

・デッキ解説~メインデッキ~

ではデッキ解説をしていこう。
メインデッキの色割合は赤10、黄色22、青8
Luminarisのために黄色が半分を占め、基本はアグレッシブに攻撃するデッキである。

このデッキの基本の動き方は
①黄色ピッチ → ②Herald AA(Go Again) →《①②がもう1度可能なら繰り返し》 →《Luminarisで各Auraのアタック》→ 0コストのAuraをプレイ
Auraが出ていれば、手札4枚から15~6点出ることも珍しくはない。

Herald とAA(アタックアクション)の採用基準
黄色いHeraldはほぼ全種採用。RebirthとTenacityはお好みで構わない。
Blitzでは割とFatigue(デッキ切れ)になる体験が多く、Rebirthを採用。
攻撃手段となる赤いAAを解説していく。

メインデッキ全体像

Herald of Triumph
このカードはPhamtasmを誘発させ辛いHeraldであり、Command and Couquerを筆頭とする汎用パワー6のAAをイリュージョニストのメタとしているデッキの裏を取れる。大抵真っ先に採用するAA。
通常PrismにおいてはAoTと比べてヒットさせる意味は薄いが、重要な火力となる。

この攻撃をディフェンスするカードのパワーは-1される。
Herald of Triumphがヒットした時、これをソウルに入れる。(このカードを表向きにヒーローの下に入れる。)
Phantasm(このカードがイリュージョニストではないパワー6以上のカードにディフェンスされた時、このカードを解決せず破壊し、コンバットチェインを閉じる。)

Herald of Protection
PrismのAAで最もヒットさせたいカード。このカードのために黄色をピッチしていれば、これによるSpectral Shieldでさらに攻撃できる。

Herald of Protectionがヒットした時、これをソウルに入れる。(このカードを表向きにヒーローの下に入れる。)その後、Spectral Shield を1つ生成する。
Phantasm(このカードがイリュージョニストではないパワー6以上のカードにディフェンスされた時、このカードを解決せず破壊し、コンバットチェインを閉じる。)

Wartune Herald
唯一の1コストHerald。余ったリソースで打つことができ、腐りにくい。
下記のMiraging Metamorphと併せて打つと非常に強い。

Wartune Herald がヒットした時、これをソウルに入れる。(このカードを表向きにヒーローの下に入れる。)
Phantasm(このカードがイリュージョニストではないパワー6以上のカードにディフェンスされた時、このカードを解決せず破壊し、コンバットチェインを閉じる。)

Miraging Metamorph
通っても、ポップされてもうれしいカード。コピーの優先順位は
Shimmers of Shilvers > Haze Bending > Passing Mirage

Phantasm(このカードがイリュージョニストではないパワー6以上のカードにディフェンスされた時、このカードを解決せず破壊し、コンバットチェインを閉じる。)
このカードが破壊された時、あなたがコントロールするAura1つのコピーとなるトークンを1つ生成する。


Auraの採用基準
手札に2枚オーラを抱えたくないという理由で0コストオーラはPierce Realityのみ不採用。Luminarisの採用上、このデッキで青いカードをピッチすることはほとんどなくプレイする。4コストのAuraに関しては、下のその他の部分で追記する。

Phantom Tidemow
Ward付きのInstant Auraのため、ダメージ操作のために使うことが多い。積極的にプレイして装備シナジーを狙ってよい。
このカード自身にPhantasmがあるため、攻撃はし辛い。

Blessing of Spiritsは黄色を採用。
アフロと着物が残っていれば積極的にプレイする。自身の効果で破壊されればSpectral Shieldを2枚も生成しながらPonderまで作れます。
そうでなければピッチして良しとどちらに転んでも良いカード。

ターンの開始時にこのカードを破壊し、Spectral Shieldを2つ生成する。
Ward1


DR(ディフェンスリアクション)
アフロが壊れるまではディフェンスし、以降はピッチできるように、黄色を意識して採用。

特にSoul ShieldはPrismのヒーロー能力とも相性抜群。

Sink Below(赤)
汎用DR。Blessing of Spiritsなどゲームの序盤に置きたいカードにもアクセスできるため採用。
このデッキはアフロが破壊されるまでの最序盤のゲームメイクが重要で、
1点でも通したくないため赤。

・デッキ解説~その他、サイドボード~


その他(自由枠)、サイドボード
United We Stand
プレイせずにUnityでSpectral Shield生成を狙うカード。なにより黄色い。

Coalescence Mirage
最後まで決まらなかった1枠、またはサイドボード入れ替え枠。
ここでみんなの個性を出そう!!

Celestial Resolve
対 Azalea、BravoといったDominate対策。(テスト2回目にBravoと当たり、初ターンで脚以外全ての装備が破壊されました。。。)

Merciful Retribution
対 Popper。右下(ディフェンス値)が無いのと青がほぼ入っていないため、4コストAuraの採用は通常より危険。

Arcane Barrier装備
対 RunebladeとWizard。特にVynsetはwardによるダメージ軽減ができません。泣く泣くですがアフロは脱ぎましょう。


Flesh and Bloodにはまだまだたくさんの可能性を秘めたカードがあることを、このデッキを通して知りました。
これからも、なかなか日の目を浴びていないカードを中心にデッキ作成に挑んでいこうと思います。

質問や改善点があったら、noteへのコメントまたはYoutubeへコメントしていただけると制作の励みになります!

それでは今回はこのあたりで!

ますたー(松尾)


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