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【十一日目】掛川〜浜松

昔の人は皆身長が低く、痩せていたというので、
ひょっとして歴代の徒歩でお伊勢参りした人間の中で私が一番太ってるのだろうか。
いや、そんな称号はいらないが、
そもそもこんなに太ってて毎日何十キロも歩くヤツはいるのだろうか。

今日は29キロ歩いた。
体重は91キロ。
ウォーキングにダイエット効果がないことの証明。

十一日目。

朝の掛川城。

毎晩寝汗をぐっしょりとかく。
宿には申し訳ないがいつも布団がビショビショ。
身体に熱がこもっている感じがする。

温泉に浸かって汗を流して足のケア。
昔の人がなんとなく湯治をする理由がわかる。
当時は湯治に科学的根拠なんてないけど、痛い人にとって、体のどこも痛くなくて関節も柔らかく動くのは温泉入ってる時だけだもんな。

出発。

掛川は、古い建物がチラホラあるが、『掛川宿』の庶民っぽさというより『掛川城』の武家っぽさが残っている感じがする。
ちゃんと見て回ってるわけじゃないので、ぱっと見の主観でしかないが。

しかし足の調子がいい。
信号が変わりそうだったので小走りしちゃった。

浮彫刻。
こういうのが建物の壁にあるのは面白い。

離れて見たら銀行でびっくりした。
和の建物の銀行って珍しいな。
中はちゃんとしてるみたいですよ。

山麗橋から逆川。
二本の川が一つに合流する。

少し進むと交通事故。

車が横転している。
あと30分早く出発していたら巻き添えだったかもしれない。
旅が危険というわけではなく、誰の側にでも危険は潜んでいる。
みなさんもお気をつけて。

さわやか。
開店は11時からで、この時10時55分。
スッと食べられるなら食べたいな、と行ってみたら、

「1時間10分待ちです」

待てるかーい。
みんな好きすぎないか、さわやか。
前食べた時の30分待ちは短い方だったのかもしれない。

でかいゲオ。
昔ずいぶんお世話になったな。
TSUTAYAもお世話になった。
最近見ないなぁ。

東海道を歩いていると道に松の木が植わってある。
松の木を見ると旅してるなぁ、という感じがする。
これはDNAに刻まれているのだろうか?

三池橋。
袋井橋から宇刈川。
松橋。
太田川。
新進橋から今之浦川。

撮るもの無さすぎて、川の写真だらけになってしまった。
しかし川の写真はつい撮っちゃう。
川が一番、時代を感じさせる。
ずっと昔から水が流れてるって凄い事だと思う。
(自然に触れすぎてそんな事を思うようになった。怖っ。)

橋も面白い。
橋はいちいち名前をつけられる。
で、何故か橋というのは、川がなくなって役目を終えても、橋の一部をそのまま道に残しておいたりする。
これ不思議。
海外でもそうなのかな?
橋は特別なのかもしれない。

浜松目指して真っ直ぐ歩く。
ここで大きく寄り道。

スーパー銭湯へ来た。(またかよ)

今晩は浜松で24時間営業のスパで過ごすつもりだったが、泊まるには予約が必要。
じゃあ予約を、と思ったら今日は土曜日。

「本日は満室です」

忘れてた。
土曜日の宿泊施設は軒並み満室になる。
焦って浜松でホテルを探すも見つからず。
しょうがないからネットカフェに電話をして予約をして、寝る場所だけ確保した。

今日も温泉のつもりだったのに。
悔しいってんで、寄り道してスーパー銭湯へ来たというわけだ。

『三つの炭酸泉』が売りのようだけれども、土曜日で人が多すぎるからか炭酸が弱い。
理想はもうウィルキンソンに入りたい。
あと珍しい塩サウナがあったから入ってみた。
そしたら股擦れケツ擦れに塩が染みて悶絶。
なんだかめちゃくちゃ疲れた。
しかし塩でない普通のサウナもあって650円は安い。

天竜川橋

外へ出ると真っ暗。
もうすぐ浜松宿。
寒い。
そういえばここまで飲み物は飲んでいたけれども何にも食べていない。
少しふらっとしながら真っ直ぐ突き進む。

天竜川橋を渡り切ると、しばらく寂しい街並みが続く。
浜松ってもっと栄えているかと思ったが。
途中鰻屋を見つけるが、夜の鰻は高価なイメージ。
食うなら昼と決めてネットカフェを目指す。

馬込橋。

浜松は寂しい街だと思っていたら違った。
馬込橋を渡ったら急に別世界になる。
昔のドラクエも橋渡ると急に敵が強くなったのだが、それ思い出した。(伝わらないの承知)

一体何がどうなっているのかわからない道。

浜松はなんだかおしゃれな街だなと思った。
少しイメージと違う。
色々見て回りたいが体力の限界。
ステーキガストでご飯食べてネットカフェで休んだ。

食べ放題のパンにつけるマーガリンをハンバーグに付けまくって油マシマシにしたらうめぇのなんの!
勿論胸焼けしました!

支出

スーパー銭湯 650円
アクエリアス2ℓとプロテイン 416円
ステーキガスト 2279円
宿代 2090円

計5435円

反省

  • 飯をちゃんと食う(しかし食う場所がなかったり食欲が湧かなかったりする。携帯食料は重いし)

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