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令和六年正月十二日『金曜日ノ夜♯1』於・落語協会二階

仕事始めは自主公演『金曜日ノ夜』。
固い勉強会色の強かった以前の『稽古風景』から打って変わって、金曜日の夜に緩く落語を聴く会にしました。
皆さんがリラックスできる場になれば良いなと思ってます。
会場が薄暗いので、開場中に本を読んだりスマホを見る人が目を悪くしないか心配です。
次回はもう少しだけ明るくしましょうか。

◎時そば
苦手な噺を新年一発目に持ってきました。
数える程度しかやってませんがウケた記憶が全くありません。
なんというか、手応えがない。
コレは私自身、やりたい方向性が定まっていないからですね。
とりあえず思う通りにやってみましたけど、反応は今までで一番良かったかもしれません。

あと、何度やっても仕込みが抜けます。
時そばと相性が悪いんですかね。

ちくわぶ大好き人間なので、「あんなのは病人の食うもん」みたいな悪口は全部抜いてやってます。

◎たいこ腹
こちらも苦手な噺。
ですが、今回なんだかカタチになった気がしました。
もう少し手を加えて寄席でやってみましょうかね。

しかしながらたいこ腹も時そばも、もっと出来なかった気がしますが、いつの間にか最低限のことはできるようになってますね。
「やってりゃ誰だって上手くなる」というのは師匠の言葉です。

◎黄金餅
高座にかけるのは今回で二回目。
陽気にする為に色々試してみましたが何度か外しました。
もう少し色々試したい。

道中付け、やたら緊張します。
噛んだり詰まったりすると、お客さんが「あぁ…」となるのがわかるんで、失敗しちゃいけない感じがするんですよね。
そこで考えたのが、道中付けを間違えたら、『仏様を長屋に忘れてきたことにして、取りに帰ってもう一度道中付けをやる』という戦法。
「2回まで挑戦できる」という保険で安心をして、失敗しなくなるという。
大発明。
二回とも間違えたら知りません。

今年は持ちネタ磨きも頑張っているので、年が明けてから時そばもたいこ腹も黄金餅も日々稽古してましたが、コレはコレで良くないですね。
本番二日前くらいから飽きて稽古が適当になっていたような……。
稽古の仕方も考えないといけません。


さて、自由にマクラを喋って自由に落語をやったら終演時間が押してしまいました。
一応椅子(のようなもの)を出してますが、腰など痛めなかったでしょうか?
次回3/8は気を付けます。


今回の来場者は18名でした。
木戸銭1000円なので18000円の売り上げです。
そこから会場費3000円と交通費、スタンプカードの特典(1000円引き)など差っ引いた13000円を、楽天ふるさと納税で石川県に寄付させていただきました。
1000円寄付したら手数料等なくそっくり1000円寄付されるそうです。
微力ではございますが一助になればと思います。

地震の被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
また、被災地におきまして、救援や復興支援などの活動に尽力されている方々に深く敬意を表しますとともに、皆様の安全と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

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