【自分史:就活〜社会人1-2年目編👔】意気揚々と社会という大海原に出た新卒が、プライドが折れつつも、もがきながら生き方を知る話
こんにちは、泉水太雅(せんずいたいが)と申します。
本記事では僕が大学を卒業後、社会人になってからどんな変遷を歩んできたのかについて綴れればと思います。
ちなみに、学生の頃の話をまとめたnoteもあります。「自分を曝け出すことを知らず、努力を知らず、承認欲求に溺れた学生が、とあるキッカケから”頑張るっていいな”、”好きに素直になるっていいな”」を知る話です。↓
そして、本noteはタイトルにも書きましたが「意気揚々と社会という大海原に出た新卒が、努力で越えられない壁にプライドをへし折られつつも、もがきながら社会での生き方を知る」そんな内容です。
※一個人の新卒日記みたいな内容なので、特に突破な話や面白い話はないと思います。
改めて振り返ってみると、視座や自身のスキルの低さが露呈していて、さらけ出すのが少し恥ずかしいのですが、周りと比べてってよりも自分が自分を好きになるために、その一歩として事実を綴ります。
社会人より少し戻って、まずは就活の時のお話から👔
「アンチ鶏口牛後か、成金大手窓際族か」2軸で動いた就職活動(2016年)
結論から言うと、僕は2017年新卒として、人材系のベンチャー企業『株式会社ネオキャリア』に入社しました。入社当時で従業員3000人以上、同期330人ほどの会社でした。規模感こそソコソコですが、「成長し続ける」という理念を掲げていて、マインドセットはどこよりもベンチャーだったなと思います。いわゆるThe 営業会社です。
当時の会社選びの軸に関して、振り返り。
父は高校卒業後、建設業を自営でやっていて、20代のうちからそれなりの暮らしができていたみたいでした。
高卒後、職についた父とは異なり、自分は高校卒業後は進学の道を選び、大学に行かせてもらった手前「高い学費を払って学歴にも一定箔が付いているので、将来最低限父のことは越えないとな」という勝手な使命感がありました。
そこで、将来のキャリアの選択肢は、①父のように自身で事業をやっていき大きいリターンを得る。②安定&中長期的に高い収入が見込める大手企業に入社、の2択でした。両方選択できるようになってから決めようと思ってベンチャー企業と大手企業の両方を受け、結果としてご縁があった同社に入社を決めました。
ちなみに大手の某R社の最終面接。自己紹介後、開始10分で「君は身内が死んだりとか震災の被害にあったり、何かトラウマになるようなことを経験したことはある?」と聞かれ、(祖母が亡くなったことはあるけど事故じゃないしな..)と思い「ないです。」と伝えたら、「君はうちでは無理だと思うよ。」と告げられました。その後1時間ちょい「君の人生はまるで浅い」と説教を食らいました。
衝撃すぎてまじで忘れらない(笑)
(これは余談ですが、新卒採用って大きい企業でも宗教勧誘のようなスタイルだったり、他社/他者を批判するような人事がいたり、圧迫面接があったり。パワハラ/セクハラの話が中途採用で出てくるなんて聞いたこともないけど、何故か新卒採用だとそんなこともあったという噂もチラホラ。面接官と求職側がフラットじゃないな〜っていう課題感を感じます)
ところで、ネオキャリアとの出会いの話。
大学3年生の春休み。偶然マイナビで見かけた2daysインターンに応募して参加。個人戦としてボードゲーム対戦みたいなのがあったり、5つのチームに分かれてビジネスコンペ的なことをやる内容。全体30-40人くらいいる中で、個人結果は上から3番目くらい。当時、ゼミでプレゼン大会優勝した直後だったので、プレゼンとかコンペには自信があったものの、1位にはなれず。けれど、1位のアフロの子の発表内容も確かに納得の内容だったので素直に拍手を送れました。と同時に、自分と同じように上昇志向が強そうなこういう子と働けたらおもろいなと思いました。(結果、アフロの子もネオキャリアに入社しました)
その後、選考にも進むことに。当時のネオキャリアの選考プロセスは長く、ミニマムでも6回の選考。僕はインターンやカジュアル面談も含めると10回くらい会社に行った気がします。
入社の決め手は、
・ビジネスマンとしてのポータブルスキルを身につけられる環境だと思った
学生インターンの経験もなく、仕事に取り組むにあたりなんのスキルもない自分。まずは社会人としての基本的なスキル「対課題スキル」「対人スキル」「対自己スキル」などを鍛えるにあたり、うってつけだなと考えました。新卒からカオスな環境に身を置き、それが自分のスタンダートとなれば、目線感が同世代より上がると思いました。入社後はかなりハードワークになるだろうなぁ〜と覚悟しつつ、将来事業を興すならタフネスさも身に付く環境がいいなと思いました。
・多種多様の企業に携わりたかった
将来事業自分でやろうと思っても、これがやりたい!というのが明確になかったので、さまざまな企業に携わりながら「自分も将来こういう事業してみたい」と思えるものに出会えたらいいなと考えてました。仕事をしながらキャリアも考える。
内定をいただき、入社前の課題、1週間の事前研修などでチームで涙を流した話や、オーストラリアでも寿司打でタイピングの練習をしていたことなどプチエピソードもありますが、ここでは割愛します。
寿司打(入社までに1万円以上がノルマだった汗)
内定式
いざ、入社。
社会人1年目:最高のスタートダッシュと最大の挫折。(2017年4月〜2018年3月)
ネオキャリアは入社直後1ヶ月間新卒研修がありました。研修中さまざまなテストがあり、それがポイントとして加算されて順位付けられる。その順位が高い順に自分が行きたい部署に行けるという仕組み。事業部は大きく分けると、
・新卒採用支援事業部
・中途採用支援事業部
・介護事業部
・保育事業部
・新規事業部
・海外事業部
・コーポレート事業部
本当は、採用支援は新卒・中途だけでなく、派遣やバイトがあったり、採用支援の方法にも媒体と人材紹介で分かれていたり、もっと細かいですが、ざっくりだと↑の感じ。
花形部署がある一方、言い方悪いですが事業部によってはソルジャー扱いになる部署もありました。研修時の自分のマインドセットは「スリザリン嫌だ..」的なソルジャーを避けたいという思いと、将来事業を興すことを考えると、マネジメント視点とプレイヤー視点両方を持って仕事をしたいという点から「新規事業部に行きたい」という2つの思いで踏ん張りました。
テレアポでの企業アポ獲得数や、飛び込み営業での名刺獲得枚数、人材紹介サービスへの学生集客数、ロジカルシンキングテスト、毎日のタイピングテストなどなど、1ヶ月間毎日12時間程度の内容てんこ盛りの研修が実施されました。それぞれで積み上げた累計点数が毎日1位から330位まで全員の順位が開示される、良くも悪くもかなり露骨な成果主義の体育会系カルチャー。
最終的な着地は330名中11位。上位3%と、ある程度好成績を残すことができ、希望としていた新規事業部に配属となりました。
研修の同じグループのメンバー
配属先は新規事業部の中でも、『Unistyle株式会社』というネオキャリアとM&Aしたばかりのグループ会社へ配属になりました。メンバー構成は、ネオキャリアの役員1名・上長1名・新卒2名、元々Unistyleにいた社員5,6名で合計10名程度で親会社のネオキャリアと比較するとかなりスモールな会社。
事業内容は『unistyle』という上位校就活生向けに就活情報を発信するオウンドメディアの運営。高学歴の学生を集客出来ているユニスタイルのアセットとネオキャリアの営業力を掛け合わせれば、企業へ質高いソリューションを提供出来るよねという背景でのM&Aでした。
就活支援サイト『unistlye』
配属発表後、上司と顔合わせし事業について詳細を伺いました。「ユニスタイルはM&Aしたばかりで役員直下の組織。営業マンとしての役割を担うのは新卒の2名が初めてとなります。また、企業側への”営業”だけでなく、学生集客の”マーケ”の両方をやらないといけない。他部署より2倍大変になると思うけど、その分面白いよ。」
業務を幅広に経験できるだけでなく、ネオキャリアとユニスタイルのカルチャーの両方を吸収できる。「両社のカルチャーの良いとこどりをしたハイブリット人材になるぞ!」と意気込み、自分が理想としていたカオスな環境にドキドキワクワクしたのを覚えています。
一緒にUnistyle株式会社に配属になった同期
配属後、研修でも営業チックなことをやっていたのもあり、最初はトントン拍子でアポも取れたり受注も出来たり、数字も達成できました。
配属時の上長の言葉通り、新規開拓営業(テレアポ→訪問→提案→受注)と、受注後は学生集客のためのマーケ業務(求人記事作成→メディア運用/メルマガマーケ)の両方をやらなければならず、面白さがある反面大変さも確かに倍でした。
マーケ業務(メディア運用)について。ユニスタイルの求人記事は、一般的な条件面のみの記載がある求人媒体と異なり「A業界を志望する人の中でもxxxという軸で受けている人はB業界も受けてみては?」という思考をスイッチさせる内容が売りでした。
(一例ですが、「銀行・証券を志望する人の中でも”個人に成果が強く紐付く仕事がしたい”という軸で受けているならば、業界は全く違えど不動産販売の営業もフィットするかもよ」という具合。)
学生は視野が広がるだけでなく、企業へも通常の採用活動では取りこぼしているパイへ訴求できるという意味で、高学歴というハード面だけでなく、思考性などソフト面も、質ある価値提供ができる媒体だったと思います。
参考:7つの「企業選びの軸」|軸に合った業界を知る
しかし、営業がうまくいけばいくほど、徐々に業務が逼迫していきました。ここから大きな挫折を経験することになります。
ありがたいことに受注数が増えてクライアントが増えると、当たり前ですがメディア運用が必要な数も蓄積していく。マーケ側に時間を使いたいが、日中の企業が活動している時間は営業活動に従事したい。マーケは全て営業時間外でリソースを割く働き方。
仕事を持ち帰る日が続き、毎日電気付けっ放しでPCを開いたまま寝落ち。日々インプット/アウトプットの情報量が自分には多すぎて、朝めざましテレビの音が流れているのを聞いているだけで脳みそがパンクするかと思うくらい限界でした。
毎日この体勢で寝落ちして起きての繰り返し
「時間が足りなくて出来ない。」そんな理由で逃げ出すことだけは絶対にしたくない。自分がこれ以上ないくらいやりきったと思えるまでは努力したい。
けれど、どれが正しいのかわからないし、空回りしまくる日々。努力すればどんな壁も乗り越えられてきた人生でしたが、今回ばかりは壁を飛び越えられない。
社内で詰められることも増え、「自分は会社にとってお荷物だ」「存在価値ない」「給料泥棒だ」と凹みまくりました。
そんな状態でド憂鬱ポエミーな日報を出した時に上長からの返事。
当時の上長からのメッセージ
1秒でも早く1円でも多く稼がないとと、健全な危機感を持ちつつ、起死回生に励みました。
テレアポだけでなくSNSを活用して採用担当の方とコンタクトを取ったり、訪問アポではなく電話アポを取り、都内だけでなく関西の企業も受注したりと、”行動量こそ正義”と思っていた動き方を見直し、営業活動をコスパ良くこなしていき、浮いた時間でマーケに時間を使うようにしました。
努力しても壁が高すぎて飛び越えられないのならば、壁に穴を開けるとか、別のやり方をやるのが大事だなと実感しました。
結果、30名未満のベンチャー企業から、日系大手メーカー・総合商社・コンサル・ITなどなど、幅広い企業の支援を実現でき、徐々にアクセルを踏むことができました。
学生時代は「努力すればいけるっしょ」と、何事も楽観視しがちだった自分ですが、この経験を経て「これってなんのためにやるんだっけ?」「コスパ良くやるために別の方法もないんだっけ?」など、目的から考えることで楽観視とリスクヘッジの視点をバランス良く持てるようになったと思います。
学びが学生インターンレベルで恐縮ですが、上記のような社会人として当たり前に求められるような考え方含め「ビジネスマンとしてのポータブルスキルを身につける」・「多種多様の企業に携わりたい」この2つを期待して入社した同社でしたが、実際にこれを得られる仕事を経験できていたと思います。
社員総会
(※働き方について補足。他の部署の詳細は知りませんが、ユニスタイルは少し特殊でした。ネオキャリアでは社用PCは21時になると強制的にシャットダウンされますし、PCの持ち帰りは原則NGです)
悲報、親会社との事業部合併。2年目にして転職を検討し始め、yutoriと出会う(2018年4月〜2019年1月)
4月からは新卒が2名、別部署から先輩が2名異動してきました。異動してきた先輩と自分の2人で、人材紹介事業をやろうという話になりました。
企業への採用支援をオウンドメディア内だけでなく、学生とのキャリアカウンセリングを通じてフィットする会社を自分たちが直接紹介してマッチングをさせるというものです。
当時の業務内容を整理するとこんな感じ↓
・新規開拓法人営業(テレマーケ、企業訪問、提案書作成、一部コーポレート対応)
・学生集客(記事作成、メルマガマーケ、バナー作成)
・就活イベント企画/運営
・対学生キャリアカウンセラー
会社の売上目標の15%を自分が担っており、わりと幅広にやらせてもらっていたと思います。しかし、後々ユニスタイルとして人材紹介業をやるのではなく、ネオキャリア本体の新卒紹介事業部と合併するということになりました。
これが意味することは、
・ネオキャリア側の営業担当とも顧客リストを共有することになるので、自身のクライアント先が絞られる
・ネオキャリア側にキャリアカウンセラーや就活イベント担当はすでに存在するので、そちらを担当することはお役御免になる
・商材は「メディア/イベント/人材紹介」など、課金体系は「イニシャル課金/成功報酬課金」などを企業のニーズによって提案を分けていたのが、人材紹介提案マンと化す
色々書きましたが、結論この変化を一言でいうと「裁量が狭まる」ということでした。2年目になってようやくこれからどうしようという状況下で、裁量が減ったことは自分にとって大きい痛手でした。仕事には慣れてきた一方、これを機によりチャレンジできる環境に変えてもいいかもな、ということを意識し始めました。
また、別の葛藤としてunistyleという一メディア内にて、自分のクライアントで広告枠を埋めれば、自分の売上は立つものの、それは別の営業マンの売上は下がることを意味していました。
「成果が出ることは楽しいけれど、誰かの成果を奪ってまでも、自身の成果を出したいと思えない」そう感じるようにもなりました。
今後についてどうしようと考えていた中、大学時代のアカペラサークルの先輩、片石さんとご飯に行く機会がありました。
(この時はまだyutoriが株式化すらしてない)
転職エージェントとも相談したり、自社の別ポジションの異動を検討したり、さまざまな選択肢を考慮しました。
結果として、片石さんの会社「株式会社yutori」を選びました。
yutoriを選んだ理由は4つ。
・事業領域
当時ふんわり考えていたことですが、「ファッションにおいて”これ”っていうメディアや媒体は存在しないな。衣食住でいうと、食は食べログ・ぐるなび・Rettyなど、住はSUUMOやHOMESがある。衣は、MERYくらいしか思いつかないけどあれはファッションっていうかライフスタイルだし男性向けだと無いしな」みたいなことを考えてました。学生時代WEGOでアルバイトしていたこともあり、好きな領域×ニーズあることを出来たら面白いかも?と考えていました。yutoriでは既に古着女子がフォロワー10万人程度を抱えていて、自身が興味あったファッションの情報発信に近しいなと思いました。
・環境
スモールな組織で働きたいと思っていた考えは変わらず、じゃあyutoriはどうだったかというと、設立数ヶ月・役員とアルバイトしかおらず社員は0名。という、よりカオスな環境でした。他社と比較しても稀に見ない0→1フェーズの状況でした。
・ヒト
大学の頃から片石さんのことはめちゃめちゃ尊敬していました。片石さんが手がけるアカペラバンドは、当時のアカペラ業界の常軌を逸するもので、いずれもユーモアさがあり仕掛けづくりも面白い。それを側で見ていたこともあり、「この人と働けたら絶対ワクワクするな」と思っていました。(僕がアカペラサークルに入ったのも、新歓で披露してもらった片石さんのボイパがキッカケです。本人は知らないと思いますが😂 )
・セレンディピティ(タイミング)
エージェントからの紹介企業や自社の別部署への異動は、究極2,3年後に行きたいと思ったら行けるなと思いました。けれど、「知り合いが立ち上げた会社に、初めての正社員として入社するという機会は一生においてもそうそうないし、あとで後悔もしたくない。この選択を正解にしたい」と思いました。これが一番の決め手。
こうして株式会社ネオキャリア・Unistyle株式会社を2019年1月に退社し、株式会社yutoriへジョインすることになりました。
当時のyutoriのオフィス『pool』
...yutoriでのお話は別のnoteにて書き書きします。
おまけ:学生と社会人では評価項目がまるで違う。同じ要領の生き方すると痛い目見るぜ。
学生時代はどういう人が評価されるかというと、そこそこの運動や勉強ができたり、場を盛り上げることができるようなムードメーカーがチヤホヤされていたかなと思います。
中でも大学生は、コミュニケーション能力が高い通称「ウェイ系」がカースト上位を席巻していたと思います。僕も当時アクティブなことが好きな人間で、部類でいうと客観的に見てウェイ寄りだったし、自身も意識的にウェイに寄せていたと思います。
海外に行った際も見知らぬ人に話しかけたり、アパレル販売員での接客経験なども踏まえ「自分はコミュニケーション能力の高い人間だ。これが自分の強みなんだ。」と思い込んでいました。しかし、これは社会人になって大きな間違いだったということを知ります。
厳密に言うと、間違いだったというよりは社会で求められる「コミュニケーション能力」が、別の定義だったことを知ります。
学生が言うコミュニケーション能力とは、
・人見知りをしない。誰とでも卒なく話せる
・苦手な人がいない。ないし、苦手と思う人とも会話を続けることができる
・会話の話題を振るのに困らない。自ら話題を出して場を盛り上げることができる
上記のスキルを持っている人が「コミュ力あるよね〜」と呼ばれていたと思います。
一方、社会人で求められるのは、
・Aという質問に対してAと答える。また、質問の意図を汲み取った上で、必要に応じてA+Bのような返答ができる
・「結論→理由→具体例→結論」というような順序で話をわかりやすく簡潔に伝えることができる
・相手がどのようなタイプかを察して、話す内容や口調、話すスピードなどを使い分けることができる
・一方的な話や、一問一答のような質問をするのではなく、気持ちよく会話できるようファシリテーションができる
上記を体現できる人を「コミュニケーション能力がある」と定義していると思います。営業職は世間一般的に、コミュニケーション能力がある人が向いていると言われていますが、それは社会人で求められる後者のスキルを持っている人を指しているのであってウェイの要素ではありません。
社会人成り立ての僕は「おかしいな、コミュ力は過去に評価されてきたのだけどな..。」「営業って”〇〇さんだから発注する”みたいな定性的な部分が大事なんだよな...」など、そもそも根本的に職種に求められている役割/スキルを理解できておらず、空回りしてしまった時期もありました。
今振り返ると↑は当たり前のようなことなのですが、社会人1年目は張り切りすぎて暗中模索状態になっていました。
営業職だけでなく、他の職種においてもいえることだと思いますが「xxxのスキルを持ってる人を求めている」というのをそのまま鵜呑みにするのではなく、スキルの定義はなんなのか、そのスキルが求められている背景は何か、まで見つめ、深掘った内容と自身を比較してもなおフィットするのであれば、当該職種に向いていると言えると思います。
これを読んでいるあなたが「環境Aでは評価されていたし、自分でも強みだと思っていたスキルが、環境Bだとうまくパフォームできない」という状況にあるのであれば、まずは自身のスキルと求められているスキルの棚卸しと言葉の定義の見直しをしてみることをオススメします。(もちろん人間関係など、パフォーマンス高低の理由が別にあることも大いにあると思います)
少し話は逸れますが、そもそも"強み"とはなんでしょうか?
一般的に言われる強みとは、「努力により大きな成果を出せた時、その成果を出すために使った能力」を指すかなと思います。
上記もたしかに強みだと思うのですが、加えて提唱したいのは「周りは苦労して成果をやっと出しているのだけれど、自分は特に努力もせずに、何なら呼吸するくらいの感覚で取り組んでいるのに、まぁまぁの成果を出せていること」も市場的に見ると強みとなるケースも往々にしてあると思っています。
これは、自分ではなんとなくでこなせてしまっているがために、主観的に見ると強みであるということに気付きにくい構造になっていると思います。
「自分の強みって何だろう?」と悩んだ時に、どうしても努力して高い成果を出せたこと・苦労した経験に焦点が当たりがちだと思います。
それだけに注目するのではなく、ほどほどの成果だけれど、なんとなくでこなせていたことをリストアップしてみると、自分の意外な強みが見つかるかもしれません。
ここまで、9000文字。
最後まで読んでくださった方ありがとうございます🌸
おしまい。