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VS Code + Git + Markdown で小説を書く

Visual Studio Code

  • Microsoft 製のテキストエディタ

  • プラグイン

    • textlint

    • Git Graph

  • 執筆作業動画を配信するときは、 https://vscode.dev を使う

Git

  • バージョン管理

  • 共同作業せず、自分だけで使っている。いまのところ。

  • GitHub に置いてるけど、強い理由はない。BitBucket でもいい

  • ひとつのリポジトリだけを持っている

    • いわゆる monorepo

    • ひとりだしね

  • VS Code でだいたい操作する

  • genron-6-3-synopsis みたいなブランチを作って作業する

  • ちょっと複雑なことするときは、Sourcetree を使う

  • Dropbox 系の自動同期は使わない

    • 手癖でしょっちゅう commit , push するから

    • main ブランチにマージするときだけ、コミットをまとめる

      • でも、まとめないほうがいいかな、と思い始めている

Markdown

  • ツールではなく、フォーマットだけど

  • --- で囲まれた frontmatter 部分にメタ情報を入れる

    • ゲンロンSF創作講座の場合は、提出済みの梗概とアピール文も、frontmatter に入れる

    • ゲンロンSF創作講座の梗概を提出するまでは、梗概を本文として記述する

  • 空行が段落の切れ目。

  • 行頭の禁則処理は、ここではやらない。

  • ディレクティブ拡張形式 で文章の構成に関する情報を記述する

    • Scrivener を使っていたとき、便利だったので。

    • ::act[…] が幕・場、

    • ::seq[…] がシーケンス

    • ::scene[…] がシーン

    • ::separator が、後述のフォーマットしたときの、空行

    • ::todo, ::note はメモ

整形

  • 自作のツールで、Markdown 形式の原稿を、提出用のプレーンテキストに変換する

  • HTML(正確には React アプリ、Next.js アプリ)を出力する HTTP サーバーが立ち上がる

  • Markdown の Frontmatter や汎用ディレクティブは、この段階で strip する。

  • 段落最初の文字の字下げや、そのときの禁則処理もする。段落間の空行も、ここでやる。

  • ざっくり文字数カウントする。

  • 印刷するとき用に、行間を多めに開けたりできる。

  • ゲンロンSF創作講座 WordPress 用に、文頭文字の調整をしたりする。

  • 縦書きモードとかは必要になったことがないので、ない。でも、星々ワークショップの提出では必要なので、実装する予定。

Working Copy

  • iOS の Git ツール兼エディタ

  • 2年ほど在宅勤務だったので、ほとんど電車で書くことはなかった。

  • これから出勤が発生するので、エディタを探すかも。

その他、お気持ち

  • 設定関連情報、梗概、実作は別のファイルにしてもいいかもな、とは思っている。

  • なんかの音声配信で、たぶん橋本輝幸さんが、「提出・編集ツールを作って運用しているアメリカの作家がいる」って言ってた気がする。そういうのいいなぁって思う。 

    • Markdown で編集アノテーションをする、っていう試みがあったとおもう。

    • なんかツールをかませたら、データは git + markdown で保持して、UIをリッチにするとかはできるかも知れない。

  • 出版社ラムダノートの鹿野さんの考察

    • http://note.golden-lucky.net/2016/05/gitgithub.html

    • > 「内容をすべて書き出した」状態から「じっくり読まなければ何となくいい感じ」ゾーンにもっていくまでの間は、各コミットに必要以上に意味を持たせることはあきらめましょう。 完全に正史モデルを採用する必要はありませんが、この段階は開墾地をブルトーザーで整地するようなものです。 「木を抜く」作業と「穴を埋める」作業は並行してできるわけではないし、あとから一方の作業だけをやり直したいことも通常はありません (将来もし穴が必要になるとしたら、それは別の作業として考えるべきでしょう)。 それなりの規模の区画ごとに、全体の出来を眺めつつ、もくもくと均していくのが現実的なはずです。

    • > 一方、「じっくり読まなければ何となくいい感じ」ゾーンまで到達した原稿は、問題とその対処がコミットとして明確に切り分けられるので、修正の意図をはっきりさせた最低限のコミットを作り、それをmasterにマージするようにしましょう。

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