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目には見えない強いもの

ソーシャルディスタンス(社会的間隔/距離)という言葉を耳にするようになって一ヶ月近く、人との物理的な距離を取るような生活が続いている。仕事やプライベートにも大きな影響(変化)があり、この状況にストレスを感じていないと言えば、嘘になる。何も“気にせず”に過ごせていた日々のいかに有り難かったことか。こんな日がくるなんて、想像もしていなかった。今のこの気持ちを、決して忘れてはいけない。

不思議に思うのは、これまで以上に、人とのご縁やつながりを実感していること。これは「会えない寂しさから、想いが増幅する」というものとはちょっと違う。それよりは、「今この時を共に生きている」という連帯感が生み出すものなのかもしれない。組織形成において、共通の「敵」がチームに連帯感を生み出すという法則もある。(善し悪しは置いといて。)

「人とのつながり」は、スーパーに駆け込み、慌てて買いだめをすることは出来ないし、親しくもなかった同級生にある日突然「最近どう?」なんて連絡した日には、いささか怪しい商売のようできっと敬遠されてしまうだろう。

いずれにせよ、この「つながり」は、物理的な制約など全く問題にしない。形あるものが消えても、生き続ける。

そして今、こうしてこの場所で、あなたが僕のことを気にかけてくれているように、必ず誰かが、あなたのことを気にかけてくれている。

目には見えないけれど、ウィルスよりも、強いものがある。

愛を受け取って、今日も生きよう。

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