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セカンドオピニオン②

次はB病院へセカンドオピニオンを求めて行きました。

こちらは凍結療法を行っているので選びました。凍結療法は、細い金属の針を挿入し、その先端を冷却し続けて、がん細胞を凍結、破壊する方法です。この治療法も低侵襲ですが、ラジオ波と同様、治療を受けられる条件が厳しく、私はその条件をクリアしているかいないかのギリギリのところにいました。

話は、私のがんが凍結療法に適応するか否かで進められました。
当日そこでエコー検査を受けましたが、その画像でも、持参したMRI画像でも微妙なところで判断できないと言われ、その施設の、より精度の高いMRI検査を受けることになりました。1週間後のMRI予約、その3日後の診察予約を取って帰りました。

次の診察日、今回のMRIの結果をもってしても、皮膚面から患部までの幅7mmの間にがんが浸潤していないことを確認できないと、凍結療法ができるか分からないと言われました。浸潤していなければ、できるかもしれないとのことでした。また、MRI上での大きさは約1.5cmとのことでした。(この治療ができる条件の1つは” がん組織の直径が1.5cm以下” )そして、はっきりさせるためには、本院の方でPET検査が必要と言われました。また、右乳房にも影があるので、一泊の検査入院をし、PET検査のついでに針生検もした方がいいでしょうと言われました。

がんの大きさ自体が条件上ほぼアウトですし、さらに詳しい検査をしたところで、凍結療法不適応で通常の手術になるような気がしました。最初のMRI後、全身にかゆみが出て、造影剤にアレルギーがあることも分かったので、これ以上体の負担になるような物質を体内に注入したり、傷をつけたりすることに抵抗感もありました。
エコーとMRIは都度見え方が違い、双方には大きさのギャップがありますが、1.5㎝というと前回のMRI(約1cm)より大きい数字なので、焦りと不安が頭を過りました。ただ、どの部分を図っているのかにもよるので、ここは慌てない方がいいと直感的に思いました。

手術までもう少し様子をみることはできないかと聞いてみたところ、「浸潤がんなので、(手術しないのは)あり得ませんね。」と言われました。もう少し考えたいと伝えたところ、1週間後にどうするか電話するよう言われ、その電話をもってすぐに(検査入院の予約を)押さえるとのことでした。

私の中では、急かされて決めるのは避けたかったのと、その時点で得ていた情報などから、まずは代替治療をやってみようという気持ちが固まってきていたので、これはお断りする方向になりそうだと思いながら、夜道を家へと向かいました。

そして、1週間後、お断りのお電話を入れたのでした。
電話口に出た医師は、「治療はしたほうがいいですよ・・・。」と心配の言葉をかけてくれました。

今回はここまで。
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