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vol.10 【失業の方、転職を考えている方必見!】雇用保険制度の使い方!2/2

みなさんこんにちは!

前回の記事はご覧いただけましたでしょうか…?

今回はその続きで、実際に雇用保険の給付(失業等給付)を受け取る手順を解説していきます!

1.失業等給付の受け取れる条件と給付内容

2.失業等給付を受け取るまでの手続き

3.まとめ

1.失業給付等を受け取れる条件

前回もお話しした通り、雇用保険の給付は様々な種類があり、今回はその中の失業等給付の基本手当(下記画像の赤で囲んだ箇所)について解説していきます。

雇用保険 図 基本手当

                       ※厚生労働省から引用

この基本手当ですが、厚生労働省によると、「被保険者が離職し、失業状態にある場合に、失業者の生活の安定を図るとともに、求職活動を容易にすることを目的として支給するいわゆる失業補償機能をもった給付」となっており、前回解説した雇用保険の目的にある失業者の生活を守るために支給する給付金です。

まず、受け取るための条件ですが、

1. 離職の日から2年間を遡り、雇用保険に 12か月以上加入していること

(※特定受給資格者又は特定理由離職者については、離職の日以前1年間に、被保険者期間が通算して6か月以上ある場合でも可。)

2. 「失業」の状態であること

 ここでいう失業とは、「積極的に就職しようとする意志」と「いつでも就職できる能力(身体的・環境的)」があり、「積極的に就職活動を行っているにもかかわらず、就職に就くことができない状態(厚生労働省から引用)のことを言います。※詳細はこちらをご確認ください。

この2点が前提条件となります。したがって、雇用保険加入期間が1年未満の方やすでに再就職ができている方適用外となりますので注意が必要です。

そして給付内容ですが、下記の図の通り、年齢によって上限額があります。

基本手当 額

                   (エッサムファミリー会より引用)

次に、受給ができる日数ですが、これも年齢や退職内容によって変わりますので、下記画像で自分がどこに該当するのかを確認してみてください。

基本手当 日数

                   (エッサムファミリー会より引用)

最低でも90日は受給できますので、就職したいけれどもすぐの就職ができないときにはとてもありがたい制度になるのでぜひ活用したいですね…!

2.失業等給付を受け取るまで手続き

さて、ここからが一番重要ですね。給付を受け取るための必要な手続きを解説していきます!

基本的な流れは以下のとおりです。

1. ハローワークで求職の申し込み(離職票と求職票の提出)を行う
2. 7日間の待期期間
3. 雇用保険受給説明会と失業認定日に出席
4. その後1週間程度(自己都合の場合はさらにかかる)で初給付
5. 以降は毎月(4週間に一度)の失業認定日に出席、その後約1週間程度で給付

                           (dodaより引用)

doda 失業等給付

                           (dodaより引用)

離職後は、その企業等から離職票が届きますので、そこからお近くのハローワークで申請をしていく流れです。

離職票が届くまでに、以下の物を先に揃えておくと手続きがスムーズです!

【必要なもの一覧】
1.離職票-1
2.離職票-2
3.マイナンバーカード
マイナンバーカードをお持ちでない場合(1)個人番号と(2)身元(実在)確認書類両方をお持ちください。
<(1)マイナンバーが確認できるもの(いずれか1種類>
・マイナンバー通知カード(コピー不可)
・マイナンバーが記載されている住民票

<身元(実在)確認書類>
((1)のうちいずれか1種類。もしくは(2)のうち異なる2種類(コピー不可))
・  運転免許証、運転経歴証明書、官公庁が発行した身分証明書・資格証明書(写真つき)など
・公的医療保険の被保険者証、年金手帳、住民票記載事項証明書、公共料金の領収書など

4.本人の印鑑(認印で可 スタンプ印不可)

5.写真2枚(直近1ヶ月以内、正面上半身、タテ3.0cm×ヨコ2.5cm 1枚は離職票-2の下部写真貼付欄に貼り、もう1枚は裏面に名前をカナで記載する。)

6.本人名義の預金通帳またはキャッシュカード(インターネットバンク・外資系金融機関不可・ゆうちょ銀行可)

3.まとめ

今回のまとめとして3点!

1. 失業等給付を受け取れる条件として2つあり、

・雇用保険に離職の日から2年間を遡り、12か月以上加入していること

・「失業」の状態であること(就職活動は行えている状態)

2. 失業等給付には年齢や離職の内容によって上限額や受給日数が異なる。

3. 失業等給付を受け取るにはハローワークでの申請が必要!離職した企業等から離職票が届くので、それまでに申請に必要なもの(上記【必要なもの一覧】参照)を用意しておくと申請がスムーズ!

いかがでしたでしょうか?

このコロナ渦で生活が厳しくなっている方も多いかと思います。そんなときだからこそこうした給付の支援をしっかり受け取り、皆さんの生活を守っていただければと思います...!

次回も雇用保険の他の給付や支援内容について、解説していきたいと思います!

それでは(*^^*)

✏️ライター紹介                             

✏️西野 陽介(陽ちゃん)                       

合同会社TFパートナーズ ライター                   

出身:兵庫県出身(大阪在住)                      

趣味:乗馬、ボウリング、ウマ娘                   

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