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成城さんぽ 旧山田家住宅(みつ池緑地)

先日、樫尾俊雄発明記念館を訪問した後、国分寺崖線付近を散策しているときに、見つけた「成城みつ池緑地」には入れませんでした。湧水による水辺や貴重な自然、古代遺跡などが残り、特別保護区等に指定され、保護のために大部分の範囲で立ち入りが制限されています。

周辺を歩いていると、「旧山田家住宅」という施設を発見。ここから緑地を見られるに違いないと思い、次回の散歩目標となりました。

仙川駅近くで「朝マック」を食べてから散歩開始。成城富士見橋通り、途中のコナズ珈琲成城や神戸屋レストラン成城店が中間点ですが、今回は直行。晴天の散歩日和と思ったら、直射日光は暑く、3km近くの道のりは遠い…

「旧山田家住宅」の入館料は無料。募金箱があったので、少しばかり募金。
施設の中は涼しく、まずはビデオと図面で学習。

旧山田家住宅入口

旧山田家住宅は、米国で事業を成功させた実業家の楢崎定吉氏が帰国後にアメリカ風住宅の影響を受けて昭和12年(1937年)頃に建設したと伝わっています。終戦後は、一時進駐軍(GHQ)に接収されていたといわれています。昭和36年(1961年)には、画家で「南画院(なんがいん)」(現特定非営利活動法人南画院)の代表として活躍した山田盛隆氏(雅号・耕雨)が購入し、住まいとしました。購入してからは、水周りを除きほとんど改築されず、当時の設計意図が維持されています。平成28年度に、山田氏が購入した昭和36年頃の姿を保存するために耐震補強を含め改修工事を行われています。
(参考:世田谷区HP)

建物は寄棟造り、屋根はフランス瓦葺きの洋館です。ステンドグラス、寄木張りの床、ウォークインクロゼット、地階のボイラーによるセントラルヒーティング暖房など、内装や設備も見所があります。みつ池緑地も眼下に。

建物内1階には、コーヒーが飲めるカフェコーナーがあります。カフェ時間は、午後12時30分~午後3時(ラストオーダー午後2時30分)です。

今回は午前中に見学してしまったので、次回はカフェタイムも楽しみたい!


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