マルコスシステムの変遷 V6
26節広島戦をVersion 4 で快勝した後、喜田が警告累積で出場停止となったため 27節仙台戦にてVersion 6が生まれた。マテウス は割と早いタイミングで復帰して前節でも途中出場しており、Version 5ベースで右CHに渡辺が入る形。
Version 6
Version 5 派生型
右CH渡辺、左WGマテウス
渡辺は攻守にわたって概ね喜田と遜色ないパフォーマンスだったが終盤はスタミナ切れ。ハイボールの競り合いで小兵なりのちょっとした技術、試合を落ち着かせて確実にクローズするための強かさなどは流石に喜田には及ばない。とはいえこの布陣ではそれは扇原に求められるポイントである。
迷いなく突っかかるマテウス が相手に与えるプレッシャーはやはり遠藤より強いと思う。迷いがない分、フィニッシュに到るタイミングが早くなるため、中央とのコンビネーションにズレが出てしまう。周りが合わせるべきポイントか。
エリキの戦術理解は更に進化した。スタミナが切れた終盤でもスプリントが必要な状況ではしっかり走っていた。相手と交錯して倒れると起き上がるのは遅い。良い意味での異質さは残している。
守備でも奮闘する仲川はこのシステムの生命線。コンディションの問題は2週間経っても解消していないように見え、いまにも怪我しそうで本当に心配。マルコスのプレーも途中から雑になった。手を抜いたように見える丁寧とは言えないワンタッチパスやトリッキー過ぎるヒールパスは高リスクだった。メンタル的な疲労もあるのか。
この布陣はあくまで緊急時のバリエーションであり、今後再び見る可能性は低い。次節はV5に戻るでしょうね。エジガル!復帰を急いで!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?