見出し画像

002/100「サグカレー(Curry GAGA)」#カレーレシピ100チャレンジ

スパイスカレーのレシピ本買ったけど、全部は作らない、眺めるだけのレシピがある。そんな状態が勿体ないため、この際100皿作るチャレンジ企画

学びになった要点など記載するため、書籍に興味がある方も、購入済みの方も、スパイスカレー好きも見ていってね。

■レシピ候補たち
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1AB8VBNvV0SS1lCu_V0tgWenaZm_GQzibCh78QXiTX_A/edit?usp=sharing
『関西のスパイスカレーのつくりかた(LLCインセクツ)』『関西のスパイスカレーのつくりかた2(LLCインセクツ)』を中心に。
■レギュレーション
・副菜類も作るが、おかずになる一品料理だけカウントする。
・期限はとくに無し。
・飽きたらフレンチ、イタリアン、中華、自家製ラーメンに逃げる。
・100皿目はアアベルカレーさんのココナッツチキンカレーで〆る(一度カレー教室でレシピを習った)。

――――――――――――――

二皿目に選んだのは『関西のスパイスカレーのつくりかた2』より、Curry GAGAさん考案の、「サグカレー」。休日に高菜を手に入れていたため、青菜のカレーを作りたく、選出することに(レシピではほうれん草を使用)。

一言でいうと、たかが野菜カレーと侮るなかれ、非常に攻撃的かつ美味しそうで、何度も嗅ぎたくなる香りの一皿だった。

画像2

(写真右上の本搾りはキッチンドランク用)

調理を経て

いきなり全く関係ないが、Curry GAGAさんのレシピということで、今回はQueenの「Radio GaGa」を聞きながらの調理となった。それが何に作用したのかは分からない。

画像2

ちなみに、レシピ内容を誤読し、高菜とその他食材をまとめてペーストにしてしまった。これはこれで美味しく出来上がったが、加熱時間が増えたことで、高菜が黒ずんでしまったことだろう。

サグカレーの基本的な調理法なので、茹でた青菜をミキサーにかけていく。が、当レシピは青菜以外に、ニラとニンニクの芽も使用。これにより野菜中心とは思えないほどに強い香りを発する。

その香りは、例えとしては不適切かもしれないが、オニオンやガーリックパウダーを使用した駄菓子に近かった。嗅ぐだけで「これは絶対うまい」と確信するタイプの香りだ。

そんな期待を裏切らないように、バターと鶏もも肉により味わい深さと食べ応えが加わる。一口食べれば、香りの強さに負けない旨味とコクが舌にぶつかってくるわけだ。

それでいて炒め油を使用しないので、油分はバターと鶏肉だけ。この口当たりの軽さ、秒で完食可能である。
※バターを摂取しすぎるとお腹を壊すため、今回は半量使用。

上の方でも書いたが、今回はほうれん草ではなく高菜を使用したため、咀嚼中に若干のツンとくる香りを感じた。正直その刺激は余計だったかもしれない。レシピ通りにほうれん草を使用すれば、ほのかな甘みと香りに集中できたことだろう。

画像3

(使用したパウダースパイス。
カルダモンパウダーは無かったので、石臼でゴリった)

珍しいことに陳皮も活用するパウダースパイスを後入れ調理した。これにより、野菜の香りを損なうことなく堪能できた。
普段自分で作るカレーは炒めるのが鉄則なので、非常に新鮮だった。

――――――――――――――

食材類のMEMO

●レシピ通りほうれん草で調理するのがベストだろう。
●少々余るニラ、ニンニクの芽は野菜炒めなどに回す。
●陳皮が余る場合、七味唐辛子を自作するのも悪くない。唐辛子、焼き唐辛子、白ゴマ、黒ゴマ、麻の実、山椒、柚子、青のり、生姜など、複数種を混ぜておけば、万能な卓上スパイスに。また、猛者は塩と陳皮をふりかけにするらしい!

学び、応用方法

●ニラ、ニンニクの芽を混ぜたピューレの香り高さは、フレンチなどでも応用できるかもしれない。バターや肉の動物性の旨味の添え物として、あるいは今回のレシピよりも軽い野菜スープとして、ジェノベーゼの隠し味なんかにも。何にせよ一度嗅いで欲しい

●副菜を選ぶなら、甘味と酸味のあるものが良さそうだった。また、香りは強すぎない方がいい。カレー自体のあの香りこそがメインでなくてはならない。

●トッピングとして、ピンクペッパーがかなり合うだろう。ほろっとした甘味が丁度いいアクセントになる。

●自分があまりやらないのもあり、後入れスパイスは可能性が広がりそうだ。今回のように野菜類や、出汁の香りなどを活かしたい時に。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?