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クリニックの受付業務③【履歴書だけでは伝えられない・伝わらない】

先日は①②という記事で【クリニックにおける受付スタッフの貴重さ】について書かせていただきました。


医師の転職・採用

医師の転職や採用については、履歴書に記載のある前職の医療機関の特徴をなんとなく知ることが可能です。したがって人間性は別にしてスキルや経験についてはおおよそ予測が出来ます。加えて、狭いギルドであるためどこかでつながっていることも多いため人間性についての評判も手に入ることが可能なことが多いです。

受付スタッフの転職・採用

受付スタッフさんの場合には、資格職でないため前職が医療機関であるとは限りません。しかし、前職が医療機関であった場合には 応募する側はもっと自分をアピールしたいでしょうし、採用する医療機関も目を引くアピールであれば採用したのにーというのがあります。

採用の現実

採用する側として 
送られてきた履歴書にある記載事項 生年月日 住所 学歴 職歴 あと備考欄でのアピール「前職でのXXXXという経験を生かして 患者さん貴院のために頑張ります」という皆さん同じようなメッセージが多いため その人の個性があまりわかりませんので写真の雰囲気 履歴書の字の雰囲気 年齢など 患者さんのケアとはあまり関係の無い要素で 面接に来てもらって なんとなく良さそうだという採用が大部分だと思います


応募する側として
 特に年齢が高くなると自分は年齢フィルターで引っかかって応募しても通らないので 今の職場が嫌でも我慢していようという後ろ向きな気持ちで現状維持を目指す方もおられます。あとは職場ホッピングをしている方もおられますが それは単に堪え性がないのか? またはどんどん成長欲求のためにHOPPINGしているのかが履歴書ではわかりません 


私個人として
これはクリニックの院長にもよるかもしれませんが 少なくとも私は やはりいろんな工夫をしてくれたり 考えてくれたりして 自分が診察中にケアできない 受付を自律的・自立的に変えていってくれるような人を年齢を問わず採用したいというのが本心です。


解決策の一案

 受付スタッフさんについては応募する側も採用する側も 医師のようなわかりやすい資格や専門性が無いために その人の仕事に対するスタンスがわからないまま 不幸なマッチングが行われたり またはそもそもマッチングが発生しないということが世の中で起こっていると考えました。 その解決策の一つとして 履歴書に添付する 前職での具体的な日々の課題の解決ヒストリーリストを印刷できるようにしました。 

受付スタッフの皆さん ぜひ自分の日々の仕事の可視化・振り返りや履歴書の添付書類の一つを作るつもりで

・コツ
・ため息(解決したい課題)
・TODO
・DONE

の入力を日々入れてみては?

採用する医師の先生もスタッフのモチベーションや日々の課題を可視化してもらうために案内いただけると幸いです。



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