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まだ1本しか持っていない国内メーカー 蛍光ペン一覧

街を歩けば蛍光ペンにあたる。蛍光ペンに目がない我々テキマカが集めたたくさんの蛍光ペンのうち、メーカー別でみたときにまだそのメーカーのは1本しか持ってないんだよね、、、てペンの一覧 (国内メーカー版)です!

32. penco BRUSH HIGHWRITER

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Hightideのオリジナルブランドpencoが、国内老舗筆メーカーとコラボして発売したBRUSH HIGHWRITER。

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筆ペンの書き味、かすれ具合、和のテイストはさすがの一本。筆なので、カリグラフィーにもマッチするかも。あと、蛍光インクという特色から考えると、もしかしたら塗り絵とかイラストなどでその力を発揮するのかも。

pencoのサイトには「国内の老舗筆メーカーと作り上げた」と相手メーカー名は非公表だったが、調べているとこのメーカーは明治35年創業の会社らしく。この年は筆ペンの老舗、呉竹の創業年と一致!呉竹も筆ペンの新しい使い方を提唱し続けてるから全然違和感なし!

少し珍しいのが蛍光ペンの英表記は「HIGHLIGHTER」なのだが、これは「HIGHWRITER」な点。明るく強調するのではなく、明るく描きあげることにこだわって敢えて「LIGHT」と「WRITE」を掛けたのかな、とこだわりを想像。

シックな黒ベースのデザイン、店頭で見かけることが少なく、しかも筆ペン、だが蛍光、というレアな感じで、人とは違う一本を持ち歩きたい人にはグッドチョイス。品質一辺倒とは違った日本のメーカーでしか作ろうという発想にならなそうな、そんな日本らしさが出ている一品で楽しい。

33. Teranishi Chemical Magic Rushon Petite

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あの?マークのマジックを生んだ寺西化学工業が蛍光ペンを出していた。線幅0.3mmという極細ペン先設計。本体も細身&短めで、何色かまとめて持ち歩いても嵩張らず使い勝手が良い。本体の?マークがかわいい。

何故か分からないけど、裁縫道具に見えるのが謎。

34. Shachihata Artline BLOX

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変化球を投げてみる。見た目もメーカーも意外なところを。印鑑で有名なあのシャチハタの蛍光ペン。まず、え?シャチハタ?ってなるのに、その上この形状。形から入る我々も、カッコいいとかではなく、斜め上をいく発想の面白さで気が付いたらお買い上げ。

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レゴのごとく自由にくっつけられる。横にも縦にも。上手に6本くっつけると一周して、ひと塊りになる作り。まるで「ひと塊りでまとめて持ち歩くからペンケースなんていらないでしょ?」と言ってるような。とりあえずくっつけたくて(遊びたくて)複数本買ってしまったよ。

遊んだことないけどね笑

35. MUJI Twin Highlighter

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シンプルで主張しない文具を選ぼうとすると必ず一度は通る道、無印。単体で見たときのシンプルさはさすが。ところが、無印っぽ過ぎて、結果、無印と主張してしまう難しさ。機能面も、窓付きのペン先、太さも2種類と、何も問題がない。何も問題がないという問題。

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ところで、この窓付きというのは文字の上にラインを引くのにはやはり優秀。引き過ぎることがなくなる、というところから、この窓付きを世に送り出した三菱鉛筆 (uni)のプロパスウインドウは画期的であり、それでいて、何かとやり過ぎる日本人的だな、と感じたりもする。 引き過ぎないようにするか、フリクションのように引き過ぎたら消せるようにするか、とにかく日本はデザインより機能重視!
(私は蛍光ペンは雑にシャッシャッと使うのが好きなんだけどなぁ)。

無印は文具に限らず家電なども多くがOEMで、その製造元を掲示しないという契約だった気がする。だからこれもパクリとかではなく、ちゃんとuniなはずだし、並んで売られているノック式蛍光ペンの方はぺんてるのはず。

なので、この機能 (窓付きやノック式)が使いたいが、オリジナルのおそろしく賑やかなパッケージデザインはちょっと...という人の要求にはしっかり応えているとは思う。


37. Uni Mitsubishi Pencil Promark VIEW

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uni(三菱鉛筆)のプロマークビュー。あまり見かけないのは、発売から5年以上経っているからなのかな?過去には国際的なデザイン賞(iF design award)をとっていたりして、開発陣がデザインにかけた思いを少なからず感じる。

社会人をターゲットにしたらしく、その通り文字の少ないシックなデザインになっている。今どき国産でここまで文字の少ない蛍光ペンはなかなか見かけない。
机上で立てられるようにしたキャップの形も会社のデスクの上で立つと便利と考えた"何か"があるのではないかと思う。(正直その必要性の理解にはいきつけていない)

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もう一つのこだわりはペン先の窓。今となっては、な感じもあるが、なによりこの透明窓部分の素材が他製品よりいい。なんとなく高級そうな素材感を感じる。ペン先の窓素材の研究やコストカットがまだ十分に出来ていなかった時期の製品なのかも。おかげで?厚みのあるいいペン先になっている。

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そんなpromark VIEWだが、日本で見かけることのないSharpieのClear View Tankと全く形状が同じなのである。どちらかのOEMだが、上述のこだわりをあそこまでうったえる以上、Uniが本家と思うんだが、真相は調査中である。追って報告する。しゅたっ。

38. Pentel FITLINE

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国内メーカーのそれにしては珍しく文字の少ないとてもシンプルなボディデザイン。この文字数が社内で許可されるならこれまでの文字量はなんだったのだろうか、ということになるわけだが、一度採用した「親切な説明」を省くのはなかなかに抵抗勢力の説得が大変なのかもしれない。「太字か細字か分からない人がいたらどうするんだー?」「水性と油性勘違いしたらどうするんだーー?」とか、言われるたりするのかな?そう考えるとよく頑張った!と伝えたくなる。

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実はこのペン、写真の矢印部分に溝がついている。この溝の効果で力をいれるとペン先が曲がるのである。筆圧が弱い私は意識しないと曲がらないが、実はこれがこのペンの最大のウリで、ここが曲がることでよりきれいな線がひけるとのこと。こだわるポイントがすごいし、その実現方法がまたすごい。

デザイン(のための社内調整)と技術の両面に目立たない努力が集結した(と思われる)1本。

39. Too COPIC sketch

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デザイン、イラスト、漫画、、、アートの世界に必ずあるプロフェッショナルな気持ちになれるペン、コピックスケッチ。

初めてコピックを買ってみたけど、これはちゃんとした紙に使うペンであり、ちゃんと色付けするためのペンである、というユーザーが皆理解していることをちゃんと理解した。つまり普通のノートでハイライトするものではないということです。

こうなってくると、これでがっつりと色付けされたイラストとか見てみたいなーと思うわけです。

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