エンジェル・スカイウォーク(あらすじ)

ある日、町に紫の商人がやって来た。
主人公の飛燕・スカイウォークは幼なじみでライバルのテリー・ジャイヴと一緒に紫の商人の馬車へと興味津々に駆け寄った。

夕方。
紫の商人が商品の販売を終え、彼の馬車が町を離れようとすると面白半分に飛燕とテリーは馬車の後を追いかけた。

すると馬車の後部からポンッ!!コロコロと半透明な2つの卵が飛び出す。

飛燕「おい!テリー!なんだこれ!?」

テリー「透明な卵だぜ。不思議だな。食べて見ようぜ!!」

飛燕「うん。」

そして2人はその半透明な卵を食べた。

飛燕「…。美味かったな!」

テリー「ああ。オレはもうちょっと馬車で悪さするから!」

そう言ってテリーは馬車後部の中に入って行った。

…。

テリーはイタズラ心で馬車後部を調べだすが、それに気づいたのか、なんとあの紫の商人が馬の手網を止め馬車後部に入って来た。

紫の商人「…。」

テリー「うわっ!?ごめんなさいさい!!」

紫の商人「…。」

紫の商人は何も言わずテリーに向かい、ある魔法をかけだした。

ボワッ!!

テリー「うぅ…。」

テリーが悶絶し気を失うと、紫の商人はテリーを馬車からブンと遠くの方へ投げて、馬車はそのまま時空の歪みに消えた。

飛燕はその場でテリーが来るのを、いつまでも待っていた。

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時は立ち、

16歳になった飛燕は自分の体の中に、ある変化が起きているのを感じていた。

飛燕は町に長く住む長老にこの事を話した。
長老は言った。

長老「飛燕…。良いか。よく聞け。お前が今、持っているそのチカラは"Needs"と言われる要求をチカラに変える特殊能力じゃ。
飛燕よ。旅立て。なにか不吉な事が起きようとしている。
お前はこのNeedsを使ってこの世の中を正しい道へと導くのじゃ!」

飛燕「…。
Needs!!?
あ、もしかしてあの時の透明な卵が!?
テリー…。」

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一方、そのころ飛燕の町から遠く離れた無法の大地では…。
ドン・ハックと言う男が真っ黒なチカラのNeedsを使い悪事を働いていた。

ドン・ハック「もっとたくさんのNeedsを吸収させろ!!
オレはドン・ハックだ!!」

…。

2人の男の物語が今、始まろうとしている。

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