[2019年9月16日月曜日]虹雷が光来

　虹雷は虹と雷なのか？
　それとも、虹色の雷なのか？
　そんな秘密が増えた瞬間、虹雷が光来しました。

テツガクちゃん
　……肯定さん、私の心の奥のほうを突き抜けた。
　あの『サンダーボルト』。

　あれは伝説の稲妻でしょうか？

　突き抜けていく、突き抜けたきり、もう、それきり。
　二度と会えない、一度きりの稲妻。
　

肯定
　そうだね。
　きっと、伝説の稲妻だよ。
　突き抜けたきりのね。

　『レインボーサンダー』か……。
　最初、この名前を聞いた時、『虹色の稲妻』だと思ったんだよね。

　でも、他の人は『虹』と『雷』と、二つに分けたみたい。
　対照的な二つ、同じ場所で見ることが難しい二つが重なっている、と。

　それを聞いて。
　さすがだな、そういう視点があったか……って驚いて。

　同じ虹雷に違う景色を見る。
　それは面白く、大切な視点。

　ガクちゃんは、あの虹雷に何を見たのかな？　
　やっぱり、虹と雷？

テツガクちゃん
　私も肯定さんと同じ、虹色の稲妻、虹雷だと思いました。

　ただ、その読み方は、ほんの少し違うのかもしれません。

肯定
　えっ、読み方？
　『ニジ・カミナリ』じゃないの？　

テツガクちゃん
　私は『コウライ』と読みました。

　虹は『コウ』とも読むらしいです。
　それで、虹雷が光来した、という感じです。

　実際、そうでしたから。
　夏の終わりに、私の心の奥の方に光来した虹雷。

　この秘密は、私の物語のページに刻まれています。
　

肯定
　光来した虹雷の秘密か。
　続きが気になる物語だね。

　きっと、これからも様々な秘密と出逢うだろうね。
　この稲妻のように突き抜けていく。

　突き抜けたきり、もうそれきりな、二度と会えず一度きり。

　そんな今、『唯一無二』のこの瞬間。
　それは、最高に贅沢な瞬間だね。

テツガクちゃん
　最高で贅沢ですね！

　思ったほど高くなく、一見贅沢には見えない。
　だから、忘れてしまう。
　そんなところを含めて、ステキなものです。

　ありふれた、今、この瞬間。
　『唯一無二』の重さを感じさせない。
　今、この瞬間という稲妻が突き抜けていく。

　肯定さんと夏の終わりに見た、あの伝説の虹雷。
　
　あなたは、どんな稲妻を見ましたか？
　同じ虹雷ではなくても、突き抜けたきり、もうそれきりな光来です。
　一つでも多く、そういう『唯一無二』の秘密に出逢いたいですね。

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それでは、また次の機会にお会いしましょう。

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虹雷が光来