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[2019年2月15日金曜日]人は幻を見ている

 写真と実際見た景色、その印象が違うことがあったり。
 それは幻を見ているからかもしれません。  「友よ、突き進め。もう一度!」
 という台詞の世界、あなたにはどんな幻が見えていますか?

テツガクちゃん
 肯定さん、人は幻を見ているのではないでしょうか?

 写真で見る景色と、自分の目で見る景色の印象が違うことがあるんです!
 夕日が大きく綺麗だと思って写真を撮っても、写真では小さく見えたり。


肯定
 たしかに!
 カメラが捉える光と人の瞳が捉える光は違うのかもしれないよね。

 色だってそうだよね。
 同じ青でも人によってその印象が違う。

 信号機の青を青と捉えるか、緑と捉えるか。
 他にもカリブ海の色を青と捉えるか、緑と捉えるか。

 みんなが同じ青を見ているわけではなさそう。


テツガクちゃん
 そうですよね!

 青は一つでも見る人によって、その青は様々で緑を青としたり、赤を青としたり。

 これはもう幻ですよ!
 まるで蜃気楼です!
 見る位置によって姿が変わる幻。


肯定
 そうだね。
 そう考えると、僕達は普段から幻か見えていないのかもしれない。
 

テツガクちゃん
 それは写真だけではないですよね!
 文章も幻になります。

 例えば、
 「友よ、突き進め。もう一度!」
 この台詞、肯定さんはどんな状況だと思いますか?


肯定
 なるほど、その台詞だけだと、曖昧でいろんな可能性があるね。

 僕なら……やっぱり、戦いの最中の台詞かな?
 友を鼓舞するような時の台詞。


テツガクちゃん
 そうですよね!
 私は恋愛に悩む友に言う台詞と想像しました。

 きっと、他にもいろんな状況があると思います。
 スポーツの試合、嫌なことに立ち向かう時、過去の苦い経験を乗り越えようとしている時などなど。

 たった一つの台詞。
 「友よ、突き進め。もう一度!」
 それは、前後の文章があれば、受け止め方は一つだと思いますが、台詞だけを切り取ると曖昧さが生まれ、無限の可能性が広がり、幻になる。
 
 きっと、そいういうものがたくさん溢れているんでしょうね。
 

肯定
 意外と幻がたくさん溢れているのかもしれない!
 特にSNSなどでは、短文でやり取りが行われているから、その幻が現れやすそう。

 その幻が見せる、信じられないミラクルが話題になるのかも。
 伝言ゲームみたいな誤解が起こすミラクル。

 もし、幻ではなく、どこから見ても変わらない事実なら、きっと伝言ゲームみたいなことは起きないよね。

 そう、PCの世界のように、勘違いは起きない。
 だけど、人の世界では勘違い、誤解などは起こる。
 それが幻を生むのかもしれないね。


テツガクちゃん
 そう考えると、人が幻を見るというより、人が幻を生むから、それを見るのかもしれませんね!

 誤解や錯覚、勘違いを起こす曖昧さ。
 それを許せる気持ちがあれば、無限の可能性を持つ幻を楽しめますね。
 
 お別れの前の「また会いましょう」という言葉に、あなたはどんな状況を想像しましたか?

 曖昧な問題が出す、無限の答え。
 いつか、それを見れる日を楽しみにしています。

  
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それでは、また次の機会にお会いしましょう。




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