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敦大くんは小学校高学年。鍵っ子でオマケに母子家庭。母親は滅多に家にいなかったし料理なんて作らなかった。 それでも年に何回かはご飯を炊いて、不恰好な、それでもお母さんの手作りというだけで美味しい料理を出してくれた。 その年数回のおふくろの味が、毎日食べられるようになったキッカケがあるそうだ。 学校から帰り、家に上がった瞬間。炊飯器のアマリリスのメロディが聞こえた。 ご飯が炊きあがった音だ。 普段は母親が置いて行ったコンビニ弁当が夕飯だった。今日はお母さんがご飯を作ってくれてい