言葉のタイムカプセル

8年前の今日、SNSに書いた自分の投稿が、何食わぬ顔で出てきた。

「大人になって、良かった？
大人って、楽しい？
生徒達がその答えを待っている。

大人って、楽しいよー！

って言っても言っても、信じられない顔でこちらを見つめる。

いつからだろうか。
未来に希望を持つことが、気恥ずかしいことになったのは。
無駄なことになったのは。

今日はそんな子供らを見て、少し（本当は大分）悲しくなった。

大人って、楽しいよ。
何をしても、自分の責任だし。
歳を重ねるごとに、色んな人に出会えるし。
もちろん嫌な人だって、それはいるけど、
素敵な人にも面白い人にも、出会って、
好きな人の数は間違いなく増える。

「こんなはずじゃなかった」の答えを出すのは、
あと５０年、いや８０年くらい後でいいよ。

自分が今ここにいるのは、誰のためでもなくて、
自分のため。
だから、楽しいことも、誰も持ってきてはくれない。

だけど、自分が諦めなければ、
希望は必ずあるんだから。

あきらめんな。」

8年経って、証明された。

あの頃よりも、もっと好きなことが増えたし、あの頃想像もしていなかったことに、人に、たくさん出会った。

好きな人も増えた。
あ、嫌な人も出会うけど、嫌な人については興味がなくなるので、自然と消えるシステムです。笑

それから、大人の自分が、もっと大人になった時の夢を見るってこともできるようになった。
その夢の中身は、昔のそれよりも暮らしに寄り添ったささやかなものになったけれど、それはそれで良いなと思う。

ただ子供達が夢を見られるような、希望を持てるような、そんな世界であって欲しいなとは、今まで感じたことのないくらいに、
強く、
強く、
思っています。