見出し画像

スタージョンの法則

おはようございます。毎日投稿33日目になりました。
今日も張り切っていきましょう!

スタージョンの法則

   1950~60年代に活躍したアメリカのSF作家セオドア・スタージョンは、「SF小説の90%はクズ(rubbish)だ」という文芸評論家の厳しい批判の矢面に立たされ、「確かに90%はクズだ。ただし、ジャンルは関係ない。あらゆる出版物の90%はクズだ」と言い返しました。

   その後、アメリカの哲学者ダニエル・デネットが「本や映画に限らず、あらゆる学問、音楽、その他様々なものにも当てはまる」とし、これは「スタージョンの法則」として知られるようになりました。

身の回りの90%の“クズ”

   皆さんも実体験からご存知かもしれませんが、Twitterに流れるツイートの90%は見るに値しません。それだけでなく、広告の90%はただの注意泥棒、会議の90%は時間の無駄、更にその内容の90%は決まり文句です。

   これと似たものに「パレートの法則」というものもあります。これは「80対20の法則」とも呼ばれ、「世界の80%の富を上位20%の人々が握っている」「会社の売上の80%は20%の人及び20%の商品に依存している」など、様々な場面で80:20という比率が浮かび上がるという、ビジネス関係でよく使われる法則です。僕は、80%も90%も数字の誤差で、それくらいの幅がある、という程度のものだと思っています。

フォーカスの力

   Facebook(現META(?))創業者ビル・ゲイツ、通称“投資の神様”ウォーレン・バフェットの2人は「人生で最も大切なことは?」という問いに対し、2人揃って「フォーカスだ」と答えました。
 
   フォーカスとは、単に集中力という意味もありますが、「何に焦点を当てるか」という意味でもあります。スタージョンの法則における90%のクズにフォーカスしていてはダメだ、ということでしょう。

依頼・誘いにNoを

   90%の依頼や誘いにNoと言える勇気を持ち、10%の重要で価値のあるものにフォーカスすることが、人生をいい方向に導いてくれることでしょう。
(誘いを断れない、断るのが苦手だ、という人は是非、著書『エッセンシャル思考』まで_。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?