セブの「ド田舎」からSOS
セブでチャリティに協力させて頂いているんですが、コロナ禍で貧困層は大打撃を受けている。経済活動は徐々に始まっているが雇用面ではまったく通常には戻っていない。
フィリピン人は「人にお金をくれという事」に抵抗があまりない。FBで連絡が来てサポートしてほしいと言ってくる。サポートは出来ないというと「Why」と帰ってくる不思議なメンタル(文化なのか)を持っている。会った事もない始めて連絡が来た人なのに、こちらが「なぜ」なのだが。
面識がない人でもこれなのだから、知っている人から願いされた時は大変である。
フィリピンに行った時にお世話になっているシングルマザーがいます(この家庭は姉妹(中学生以下)と未就学児あわせて6人くらいで両親、祖父母もいます)。セブは先月1月に大きなお祭りがあった。予想はしていたのですが、お祭り前に色々な理由を付けてお金を送ってくれと言ってきた。予想はしていたのでお断り(半ば無視)。食費ではなく遊興費に消えてなくなる事が判っていたからね。
お祭りの日が過ぎたら何も言ってこない、食費に困っているなら連絡は続くはずです。やはり遊興費目当てでしたね。
今回、また連絡が来ました。今回は本当にヤバいらしい、今までとは違う切羽詰まった文章がたくさん届く。午前中から始まり午後まで連絡が来る、諦めない。セブの田舎に住んでいる大家族、まだまだ仕事はないし、一年もこのような状況が続いたので、ご近所も疲弊して助け合いも出来ないのだろう。
仕方ないですね。セブのNGO代表さんに連絡を取り送金をお願いしました。子供達が食べる物もなくて病気になったら大変ですからね。
お金を受け取ったと連絡があり、その足でお買い物をしたらしい。当人は2日間食事をしていないと言っていた(本当なのかな?)
「Thank you」 とこちらの画像が送られてきました。パチモンのグッチの財布が写っているのが笑えます。このジュースは飲まない方が良いと思うのだけど、フィリピン人たちは体に悪そうなジュースを飲む(とても安い)子供のおやつも買っていますね(これは私に対して子供たちの物、買いましたってアピールだね)。このシングルマザーの妹からも一言だけ連絡が来た。すぐ下の妹にもまだ小さな子がいるので一緒に食べるのでしょう。
写真はフィリピンのショッピングカートなんですけど、相当な量ですよ。イメージ的にはコストコのカートぐらいの大きさです。大量の缶詰とインスタント食品。このほかに多分お米があると思います。
缶詰の大量購入は本当に食材が底をついたのだと思います。お金を少し持っていたり、少しでもお仕事(収入)が有ったらこんなに大量に購入しませんからね。とうとう備蓄をという事を覚えたか!
宵越しのお金を持たないフィリピン貧困層。お金を持っていたら使ってしまう気質が備蓄をするという行為に出たのはとても感心、感心。
想像できるのですが、これだけの食材を持ち帰り「どうだ、私は凄いだろう」と故郷に錦を・・・ってな感じで、ふるまっている姿が目に浮かぶ。
サポートのお願いは、これが最後だからと言っていたけど(毎回、必ず言います)仕事が見つかれば良いのだけれどね。子供達が健康で乗り切れることを祈ります。
頂いたサポートはセブのチャリティーでお米の購入や貧困層の子供達に炊き出しとかに使わせて頂きます。お願いいたします。