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#9. スリランカ旅行の話 後編

前編はこちら。

ぺター市場に着いて街をぶらぶら。街中に牛が闊歩していない...そんなことに違和感を覚える程にはインドに染まっていたし、そんな自分に驚いた。
以下写真をいくつか。

市場の大通りだが生憎の雨

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アジアのこういうガチャガチャした雰囲気大好き

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外観では何か分からなかったけど、人がぞろぞろ入ってるので行ってみたら教会だった。

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これは露店で売っていた宝くじ。5枚で60円くらいだったかな。なぜか「フィリピン人?」とよく聞かれた。

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次に競馬中継場(外観撮り忘れたけど馬の絵が描かれていた)へ入ってみた。観光客が入るのは珍しかったのだろうか。入った瞬間結構ザワつく。若い兄ちゃんとおっちゃんが近づき買い方を教えてくれた。「俺日本でも競馬やったことない。これが人生初」と言ったら驚いていた。「なぜ今やろうと思ったの?」と聞かれたので「人生何事も経験だと思ってるから」と答えたら「Yeah, Yeah!!」と握手ブンブン。カウンターで150円程の馬券を買った。これで勝つと800円くらいのバック。だが、当たらず一瞬で終わり。帰り際、買い方を教えてくれた兄ちゃんが「こんな時間(昼間)からここにいるこの連中はダメだぜ」と笑いながら言っていた。そうか、頑張れお前も。

オッズとレースの行方を眺めるおっちゃん

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競馬場を後にして流しのリキシャに声をかける。料金の交渉をして半日チャーターすることに。座席に乗り先ずはランチへ向かう。心地良い風に揺られ運転手と雑談をしていると、15分程で有名なシーフードレストラン「Ministry of Crab」へ到着。海老や蟹を自分の好きなサイズでオーダーできる。デザートも入れて8,000円くらいだったかな。シーフードもだけど、エキスにパンを浸して食べるのが美味かった。

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その後運転手の案内でお寺や市内を周ってホテルに到着。彼とはここでお別れ。時刻は1700。受付でスタッフにオススメのレストランとマッサージ屋を聞いたのが1715。朝早かったので、1時間だけ寝てから行こうと布団に入ったのが1730。起きて時計を見たら2230


...え?


起きた瞬間嫌な予感したんだよね。妙にスッキリしすぎてたから。慌てて着替え、リキシャを捕まえて受付で聞いたレストランへ。が、残念ながらLO終了とのこと。辺りを見渡しても、あまりご飯を食べるような所が見当たらない。しょぼくれて歩いていたら、前方に空いてそうなお店を発見。駆け寄りダメ元で聞いてみると、あと30分で閉めるけどそれでも良いなら、と。全然良い!腹減ってるから食べれれば何でもいい!と即決。

席へ座りメニューを見ていると、もう締め作業に入っているのであまり作れないとのこと。まぁ仕方ない。「まだ作れるの何?」と聞くと、「うーん、Beef patiくらいかなぁ...」


何その美味そうなの。


いや、全然それで良いよ。ってかむしろそれで。普段、基本牛肉を食べられない国にいるのでその魅力的な響きたるや。運ばれてきたBeef patiがこれ。ハンバーガーのパテみたいなのイメージしててたけど全然違った。生地の焼き目が香ばしく、甘辛く、それでいてくどくない味付けの牛肉が包まれていた。パリッとした生地にモチモチした食感。美味しかった。食後には甘いチャイ。空きっ腹にかき込み満足。

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食事を終えてホテルに戻り、早々にシャワーを浴びベッドに入る。最後はバタバタしたけど、初日からイベントというか色々あって楽しかったな。心地よい疲労感に包まれながら1日を振り返り、気付いたら眠っていた。

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2日目の朝。よく眠れたのか目覚めが良い。普段は朝激弱な人間だけど旅行とかだと割と平気。

朝食を食べ1000頃ホテルを出発。目指すは象の孤児院とシギリヤロック。コロンボから北東に進む道程となる。スリランカは観光地が方々にあるので、「近場をついでに周る」という感じではないので、ある程度行く場所を絞る必要がある。そして、シギリヤロックまでは4.5h。遠い...

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ホテルにチャーター手配してもらったタクシーに乗り出発。ちゃんと時間通りに来たし、この運転手も気の良い兄ちゃんだった。

まず最初は、道中にある象との触れ合い場で象に乗って象の身体を洗った。場所の名前は忘れたけど、ここは観光者向けの体験施設みたいな所だったと思う。特にプランには入れて無かったけど道中にあり折角なので行ってみた。象に乗ったのは初めてだけど、

安心感が半端ない

「安心感」ってWikiで調べたら「象の背中」と出てきて良い。それが正解。俺も象レベルの安心感のある男になりたい。

その次にピンナワラの象の孤児院(Pinnawala Elephant Orphanage)へ。この孤児院は、1975年にスリランカ政府の野生生物保護局により創設された施設で、ジャングルで迷子になったり、密漁で親を亡くした子象などを中心に保護しており、50頭以上の象が一度に見学できる人気の観光スポット。

入り口。この付近では荷台に象を乗せ輸送しているトラックも見かけた。

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孤児院を後にし目的地のシギリヤロック(Ancient City of Sigiriya)へ。1982年に世界遺産登録されたスリランカ観光では有名な遺跡。登頂までは約1.5h。

雄大な佇まい。これが1枚岩なのがすごい。

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壁面を登り、螺旋階段を登る。途中にフレスコ画(シギリヤレディ)もあったが、そちらは撮影不可

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頂上間際の"ライオンゲート"。現在は前足部しか残っていないが、元々は巨大なライオンの顔が置かれていたらしい。

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頂上!天候に恵まれ見晴らしは雄大で最高。(高さが伝わりにくいけど、シギリヤロックの<岩>そのものは高さが200mで、頂上の標高は370m)

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一緒に写真を撮ったYoung guys.

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遺跡の名残を感じる赤レンガ作り

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壮大に広がる地平を眺める。見知らぬ国の見知らぬ場所にいる自分。誰かでも何かでもない存在を生きている。そんなことをボーっと考えながらゆったりと浸る。こういう時間もたまにはいいね。

地上へ下り、待機していた運転手と合流し来た道を戻る。フライトに備えまた4.5hをかけコロンボ市内へ戻る。ホテルに着いたのが2100頃だったかな。チェックインをして、近くの雑貨屋でTシャツを買った。そしてホテルに戻りレストランでビールを煽る。翌日も早いので、部屋に戻りシャワーを浴びて早々に就寝。

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最終日。前日と同じ運転手に迎えに来てもらい空港へ。余談だけど海外でタクシーを乗る時はメーター式のものが良いと思う。今回のタクシーもメーター式だったので疑心暗鬼となる心労が無い。道は空いており1h程で空港に到着。料金と、僅かばかり残ったスリランカルピーをチップとして渡し、握手をしてタクシーを後にする。空港内へ入り、チェックインを済ませ少し買い物をしたが、実はまだ大きな楽しみが残っている。それは...


牛肉パテのハンバーガー!!!


これを食べないとインドには帰れない。この為にスリランカへ来たと言っても過言ではない(それは過言)。バーガーキングでチーズバーガーセットを注文。はぁぁぁっああぁぁっうぅあはあぁぁ!!!待ちきれない!!!!!!(取り乱しすぎ)

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ちなみにこれで1700円くらいだったと思う。観光客相手の強気な料金設定。だがそんなものは関係ない。金の話ではない。美味かった。食で幸せな気持ちになるとはこういうことを言うのだ。

そして、フライトもOn timeで予定通りにインドへ着陸。あっという間の2泊3日だったけど、また現実で、この地で頑張ろうと思える旅行だった。

また自由に海外へ行ける日を夢見て。おしまい。

End.



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