見出し画像

除幕式を行うために準備すること:「作家・先生を探す」

こんにちは、てつやです。広報のお仕事をしております。日々の業務で、様々な地域の除幕式に携わっておりまして、その経験から、除幕式を広報目線で書かせていただいております。今回は、除幕するモニュメントを作ってくださる作家・先生について書いてみたいと思います。

除幕式で1番楽しいところ=どの作家・先生にお願いしようか?考える時

歴史的人物や出来事を顕彰するために、除幕するモニュメントや記念碑を建立するにあたって、一番楽しいと言っても過言ではないのが、そのモニュメントを作ってくださる作家・先生をどなたにしようか?と考える部分です。

組織メンバー集めや、資金集めは苦しい局面も多々ありますが、モニュメントをどんな作家・先生にお願いしようか、そんな思いを巡らせる時間は、夢や希望にあふれていて、とても楽しいヒトトキです。

僕は、除幕式広報以外のお仕事で、アート・イベントの企画などもやらせていただいておりますが、これは、どんな作家・先生と、どんな企画を立てて、どんな風にみんなを「アッ」とビックリさせようかなどと、ワクワクしながら企画を考える時間と、ほぼ同じ気持ちだと思います。

作家・先生の選定は、思い通りに行かなくても良い

こちらが「この先生にお願いしよう!!」と決めても、すんなり行かないこともしょっちゅうです。作家・先生はお忙しい方が多いです。別のお仕事に取り掛かっている真っ最中だったり、出張で国内にいないとか、いろいろな理由で、オファーを「お断り」されることがあります。

しかしこれは、さほど問題ではないので、ガッカリしない方が良いと、経験上、思います。

「邂逅」:思いがけなく会うこと。めぐりあい。

「邂逅(かいこう)」という言葉は、万葉集にも出てくる言葉で(万葉集の中では「わくらば」と読むそうです)、「思いがけなく出会うこと/めぐりあうこと」を意味するのだそうです。

僕は、「YMO」という、世界を席巻した日本のテクノ・バンドの7作目のアルバム「浮気なぼくら」の中に、「KAI-KOH/邂逅」という名前の曲が収録されており、それがキッカケでこの言葉を知りました。

社会人になる前は、「邂逅」を実感することは、ほとんどありませんでしたが、社会人になると、予想だにしない「出会い」が、窮地を救ってくれたり、一生の思い出になったりするなど、当初想定していた着地点よりも、結果的にはむしろ全然理想的な素晴らしい着地点に到達する経験をするようになりました。

この「邂逅」が、作家・先生を探す上でも、大変重要な考え方となります。

秋田犬「わさお」記念像と、はしもとみおさん

先月(2021年11月8日)、「ブサカワ犬」として全国的人気を集めた秋田犬の「わさお」の記念像の除幕式が行われました。残念ながら「わさお」は昨年6月に天国に旅立ち、これまでの感謝の気持ちを込め、「わさおありがとう実行委員会」が全国から寄付を募り、素晴らしい記念像を建立しました。

秋田犬「わさお」の記念像完成除幕式
https://www.jomakushiki.com/%E9%83%BD%E9%81%93%E5%BA%9C%E7%9C%8C%E5%88%A5/%E6%9D%B1%E5%8C%97/%E9%9D%92%E6%A3%AE%E7%9C%8C//#cc-m-header-16304044224

記念像を制作したのは、動物の彫刻で大人気の「はしもとみお」さん。みおさんが彫刻を作るところは、TBS「情熱大陸」でも密着取材を受けて全国放送されましたので、視聴された方も多いのではと思います。

僕がみおさんと出会ったのは、10年ほど前、僕が企画する代官山のアート・イベントにご参加いただいたのがキッカケでした。
そんなご縁で、今回の「わさお」プロジェクトの参画のきっかけを伺ったところ、やはり不思議な人と人とのご縁と仰っていました。

どんな経緯だったのか、ここに詳細を書いてもいいのですが、単純に一言、「邂逅」で全てが表せる出来事でした。

やはり何事もご縁というか、人と人との不思議な出会いというか、とっても素晴らしいことだと感じました。

このあたりのことは、今後のnoteでもさまざまな角度から書いていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?