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おうちコーヒー歴8年の僕がオススメするコーヒーのはじめ方

この記事は、Engineer x Coffee Meetup! Vol.1 で発表した内容を元に、Note 向けに加筆修正をしたものです。

習慣化するまでは、器具より豆にお金を使う

コーヒーを淹れるハードルの一つに、必要な器具の多さがあると思います。長続きするかどうかわからない趣味にはお金を出しづらい。ボクも最初はそうでした。

これは家でハンドドリップを始めた時の写真です。新たに購入したのはコーヒーミルだけで、あとは家に前からあった無印良品のドリッパーと、クッキングスケールを利用していました。そして、コーヒーはドリッパーから直接マグカップに落としています。コーヒーを始めるのにカフェにあるような器具をまるっと揃える必要はないのです。それよりも、品質の高いコーヒー豆にお金を使うことを強くお勧めします。

コーヒーロースタリーを探せるサイトを運営していたりするので、ぜひ参考にしてみてください。

ここからは予算ごとに必要な器具を紹介していきます。

まずは最初に揃えたい - 2500円以下コース

コーヒーミル

お店でもコーヒー豆を引いてくれるのですが、豆のままの状態で保管する時に比べやはり劣化が早いです。コーヒーを淹れる前に、使う分だけ挽くのが美味しいコーヒーを長く楽しむコツです。

ドリッパー

ドリッパーは、抽出する杯数によって使い分けるのがオススメです。01が1〜2杯用、02が3〜4杯用、03が5〜6杯用と考えると良いと思います。公式には02は1〜4杯用となっていますが、ドリッパーは円錐形になっているため、同じコーヒー豆の量でも、大きいドリッパーを使うとコーヒー豆は奥に入ってしまいお湯が注ぎづらくなります。

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妻と二人暮らしを始めた際に、大は小を兼ねるだろうと実家から02サイズを持ってきたのですが、やはり使いづらく01を購入し直しました。

これでコーヒーを楽しむ準備は整いました。豆の量は、ドリッパーに計量スプーンが付属しているので、これで量ると良いでしょう。煎りの深さにもよりますが、すり切り一杯で中深煎りなら12g、浅煎りなら13gくらいです。

お湯は計量カップで計り、そのまま注ぎましょう。

次に買い足すなら - 1万円以下コース

無事にコーヒーを淹れる習慣が身についてくると、自分の中に「味のこだわり」ができてきます。そして、昨日と今日で微妙に味の違いがあることに気がつきます。コーヒー沼への第一歩です。おめでとうございます。

安定的に均一な同じ味を出せるよう、まずはスケールを買い足すことをお勧めします。

ドリップスケール

キッチンスケールでも十分ですが、新たに買い足す場合は0.5g単位で測れるこちらがお勧めです。

ドリップケトル

細口のケトルがあると狙った場所に均一にお湯を注ぐことができるようになります。

コーヒーをさらに楽しもう

同じコーヒー豆でも、抽出器具の違いで味の印象が変わるのもコーヒーの面白さの一つです。ここまで紹介してきた器具は偶然 Hario のばかりになってしまいましたが、Kalita も素敵な器具を出しています。

Kalita Wave

あまり賛同してもらえないのですが、個人的には Hario は酸味が、Kalita は苦味がより強調される気がします。新しい豆を買ってきたら、どちらの器具でも1回ずつ淹れてみて、以降はその日の気分で抽出器具を選ぶのが毎朝の楽しみになっています。

コーヒーサーバー

コーヒーのもう一つの楽しみに温度の変化があります。急冷式アイスコーヒーを作るのに買いたいしたいのがコーヒーサーバーです。

コーヒーサーバーに氷を敷き詰め、普段の半分の湯量でコーヒーを淹れます。同じ豆でも、ホットとアイスでは別物かと思うほど味が違います。これから暖かくなるにつれ、アイスコーヒーが楽しみになってきますね。

番外編 - コーヒーにハマったらぜひ買いたい逸品

電動ミル

毎日コーヒーを淹れる習慣ができたらぜひ検討したいのが電動ミルです。1万円以下で買えるプロペラ式よりは「グラインディング式」や「カッティング式」と呼ばれるミルの方が、挽目が均一になるのでオススメです。自分は、Kalita ナイスカットミルを愛用しています。残念ながら廃盤となり、今はネクストGがあります。あとは、フジローヤル みるっこが良いという話も良く聞きますし、こちらを使っているカフェもよく見かけます。

最後に

コーヒーの楽しみ方は千差万別。100人いたら100通りの淹れ方があって、正解はないと思っています。今回は紹介しなかった面白い抽出器具もまだまだ沢山あります。自分なりのコーヒーの楽しみ方を見つけてください。

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Happy Brewing ☕️



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