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逃げたその先には何も無い(でも無理なものは無理なんで逃げないと)

先日(と言ってもだいぶ前だけど。)、中学生の試合の後、高校生の練習を観に行った。

一言話しただけで、この子は逃げてしまうタイプなんだろうな、と分かる子がいた。広義ではもちろん逃げていいんだけど、ことソフトテニスの勝負という狭義においては絶対に逃げてはいけない。
逃げた先には何も無いんだよな。

しかしながら指導の上で「逃げるなー!」とか言うアホな事は言いませんよ。いつか必ず自分で気付いて乗り越える時が来る。来ないかも知れない。
その時が来るのをサポートしてじっと待つのが我々の役目ですよ

究極的には選手なんて育てられないんですよ。選手は自分で育つんです。
その手助けをするだけなんです。育っていく木に与える養分に微力ながらなるだけです。

だから教えたがる人は教えた通りにならないから、そして忍耐が無いから選手をこき下ろす。そんなすぐに物事が思い通りになったら苦労しないわと思うけれど。どんだけワガママなの?
養分になれず毒になってる指導者多いけどなっ!

いつか自分もそうなったら死のう。(既になってる?なってないと信じたい)選手が育つのは自分だけど、育たなかった時は指導者の責任と自己否定とともに自分と向き合えるようにならねば。

そして結局昨今スポーツを取り巻く環境で問題になってるのはほとんどが指導者や周りの大人の問題でしょ?くたばれそういう奴らと常々思っている。何がプレーヤーファーストだ、と。

ジュニアのクラブチームとかはまだ指導者を、ないしチームを選べるのかな?学校は先生が選べないからね。
優秀な指導者を増やして逃げ出す先や選べる受け入れ先を増やしていきたい。

先日ある方に聞いた所、ソフトテニスのジュニアやクラブチームはもっともっと増えていいということだったので、どんどん増えるといいな。自分もガンガンやりたい。(先日聞いた話では結構派生して自分たちでやり始めるというジュニアも多いらしいのだけど)

それと、最後に余談。
決して悪意は無いと思うんだけど、ちょっと違うよなーと思ったとある大会で指導者の方とのやりとり。

テニスやられてたんですか?
はい、少し

出身はどちらなんですか?
○○です

大学は?
○○です

なるほどそれは強くなりますねー
ってちょっと違うのでは?

一指導者として出自はなんであれお互いにリスペクトしなくてはいけないのでは?さらに言えば未経験者で顧問をやられている方とかいれば尚の事だし、それこそ部活を持ちたくないと思っている顧問の先生など、より尊敬と感謝の気持ちを持たなくてはいけないのでは?

大会の最後、イエローカード確実な年配の指導者の方との対戦だったけど、中学生の審判なんてイエローカード出しようがないし、俺審判やったらバンバンだすよ。ルール違反には。だってルールだもん。
あ、その前に審判学び直して資格取ろう。

でも立派だったのは、おそらくその学校の若い女性の顧問の先生、経験者じゃないんだろうな。その年配の方にベンチを託し、コートの横からずっと見守っていて。そして試合後はきっちり挨拶してくれて。
きっとあの先生は学校でもいい先生。真面目そうな先生だったからどうか潰れず頑張って欲しい。
部活はああいう先生に支えられている。

もしわたしがベンチでオンプレー中に叫び出したら誰か抹殺してください。
即時抹殺してください。


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