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【ソーシャルファンディング活動報告】2021年1月23日編

1月23日土曜日。夜回りの日です。
※夜回りとは、安否確認と情報共有、困ったことが無いか聞くことです。


昨年5月に実施したクラウドファンディング「コロナ禍に苦しむ方々に、利他の精神を忘れない"てつたろう"の栄養満点のお弁当を届けたい」で集まったご寄付により、毎週3回お届け、毎月1回手渡しで路上生活者や仕事を失った人、食べることに困っている人へ弁当をお渡ししています。これまでに延べ2600人以上へ配布出来ています。
寒くなってきて凍死の危険性が高まるため今月も2回手渡しです。
大阪市北区にはおおよそ140名の路上生活者がいます。その内、所在が確認出来ている85名ほどの方へ配布します。
これまで直接配布してて感じたことは「食事はもちろん大事だが、もっと大事なのは情報と人の温もりだ」ということ。

弁当配布前に動画を撮影してみました。


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今回配布したのはてつたろうの弁当と、飴、カイロ、マスク、お菓子、飲み物、髭剃り、歯磨き粉付き歯ブラシ、ウエットティッシュ、そしてお仕事の情報とボランティアの皆さんからのひとりひとりへの手紙です。

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前回は今年初めてなので、おせち風弁当を配布したのだが、
あるホームレスから
「この前、何十年ぶりかにおせちを食べました。数の子も美味しかったです。ありがとうございます。」と感謝の言葉を頂いた。
あるホームレスは心を開いてくれて
「私、何でもするのでお仕事あれば言ってください。」と、お願いしてきてくれた。
あるホームレスからは
「本当に嬉しいです。元気が出ます。」と言われ、握手した。
夜回りでは「ホムパト」というNPOホームドアが情報を記載した用紙を手渡ししながら、
「いつでも相談に来てください。」「簡単な仕事あるよ」と声を掛け、寒さをどのようにしのいでいるか、どこで寝ているかの情報を共有する。
そういったNPOの地道な活動で、住居を確保出来る方が少なからずいる。
昨年、弁当を渡そうとしたら「あ〜、私はあなた達のおかげで来月から家が有るから弁当要らんよ」と言った方がいた。
弁当配布のルールとして、家が有る人には弁当は配布しないから、それを知っているホームレスからの言葉だった。
今日はてつたろうのアルバイトスタッフ4名からも8人分の弁当の寄付が有り、8枚の手紙と共に届けました。
しかも学生アルバイトの内の1人が夜回り活動に同行し、「路上生活者への概念が変わった。次回晴れた日にも参加してみたい。」という感想をくれました。

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あいにくの雨でしたが、寒かったと言うより冷たかったです。
ホームレスも段ボールで囲い、冷たい風から身体を守っていました。
今回も皆さんのおかげで弁当を作って、想いも一緒に届けることが出来ました。
ありがとうございます!

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※ホームレス問題は自己責任論で語られることが多いけど、直接会って話を聞いてみないとわからないことがたくさんあります。
※支援団体 認定NPO法人homedoorでは相談者激増のため、相談員を募集しています。ご興味の有る方は直接連絡してみてください。
※クラファンでご支援頂いた寄付も、もうすぐ全て弁当への交換が終了します。この活動を継続し、届ける先を増やすためにも近日中に
【イーデリ】というサービスを発表しますので引き続き応援して頂ければ助かります。
まずは自粛しながら店舗を継続出来るよう日々頑張ります。

てつたろう玄関2020年5月


よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは「笑顔をなくされた人たち」や「食べることに困っている人」や「一人で悩んでいる人」への支援に使われます。 例:路上生活者、児童養護施設退所者、食べることに困っている人、生きづらくなっている人などなど