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今、スポーツ界に求められている人材とは?

先日、KEIO SDM SPORTS X Leaders Program(以下、SXLP) の2019報告会に参加してきました。これは、2018年度より始まった慶應SDMが提供する人材育成プログラムで、今年度が2年目になります(私は、2018年度<通称0期>の卒業生)。

プログラム参加者は、ライツホルダー(競技団体・連盟・組織委員会・リーグ)・企業(オリパラスポンサーやノンスポンサー)・アスリート(現役NCAA選手・元日本代表)、さらには建築家・起業家など、推薦・公募で集まった多種多様な20名。約8ヶ月間に渡り、日本のスポーツ産業が抱えるイシューを多角的且つ徹底的に議論し、最終的には4つのテーマでプレゼンテーションが行われました。

【報告会プレゼンテーマ】
1:ビジネス人材をスポーツ界に流入させるシステム構築
2:スポンサーシップの拡大ならびに永続的な発展
3:部活動の価値再定義
4:アスリートの価値向上 
                   
※どれも非常に興味深いテーマ・発表内容でしたが、今回のnoteでは個別テーマの詳細は割愛させていただきます。メディア取材が入っていたので、後日記事化されると思いますのでお楽しみに。


さて、タイトルに書いた「今、スポーツ界に求められている人材とは?」という問いですが、あなたはどのようにお考えになるでしょうか。

私はSXLPへの参加を通じて、今スポーツ界に求められている人材を「スポーツの産業構造そのものを変えていくことができる人材」と考えるようになりました。具体的には、以下の素養を持ち合わせた人材です。

・複雑な課題をシステムとして捉えることができる
・分野横断型で問題解決を導くことができる
・創造性を尊重しイノベーティブな解決策を模索できる
・オープンマインドで外部と有機的に連携できる
・強いオーナーシップを持ち実践者として行動できる

なぜそのような素養を持ち合わせた人材が必要なのか?それは、このプログラムの設立趣旨にもありますが、以下の理由があげられます。

①社会から期待されるスポーツの役割がこれまでになく拡張している点
②一方で既存の取り組みの多くは、これまでのシステム・ルールを前提に、より早く/上手く/大規模にやろうとしてしまっている点
(①と②に大きなギャップが生じている)


例えば、経済規模を追求した産業としての目標設定ばかりがメディアに取り上げられたり、広告/コマーシャル的な価値に過剰にフォーカスしたスポンサーシップ・アクティベーションが行われていることなど、違和感を感じている方は少なからずいらっしゃると思います。

「経済価値以外にスポーツが社会システムへ還元できる価値は何なのか?」
「Post2020において、スポーツに期待される・果たべき役割は何か?」
「その文脈の中で自身がどのようなバリューを提供していくべきか?」

スポーツが社会システムにおいて、これまで以上に本質的な価値発揮をしていくためには、先に述べた素養を持ち合わせた「スポーツの産業構造そのものを変えていくことができる人材」が必要になるでしょう。そして、加えて重要なのは「その素養を持った人材が産業内外に分散し、共通言語を持ちながら有機的に繋がっていくこと」だと考えます。

SXLPは、上記に述べてきたポイントに課題意識を持つ、いちコミュニティであることは間違い無いので、卒業生としてこのコミュニティをどのように育んでいくのか、絶え間ないアクションを起こしていくのか、真剣にチャレンジしていきたいと改めて考える契機となりました。

最後に。SXLPは来期の開講も決定したようです。以下のプログラム構造・カリキュラムを見て「我こそは」というかたがいらっしゃれば是非個別にご連絡ください。気付いた人間からアクションしていきましょう。


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Sportinnova(スポティノーバ)代表取締役 / スポーツNPO GLOBE PROJECT理事。 リクルート→日本サッカー協会→楽天→現在。「スポーツを活用した課題解決のプロデューサー集団」として、各種プロジェクト仕込み中。
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