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DX化の実例(建設と無人運転)

前回の記事では鉄道および物流の人手不足についての問題について触れていきました。今回は人手不足についての問題を受けてどこでDX化を進めていったら良いと思うか提案していきます。

建設DXで学んだこと


筆者はかつて建設業界でのDXについて学んだことがあります。これは個人的なイメージになりますが、「建設業界のDXは人と離れたところで進んでいる」というイメージがあります。具体的に話すと例えばダムとか、橋脚とか、吊り橋の頂上などはドローンでの撮影をしています。これは人だと移動に時間がかかるところでドローンを飛ばすことで労力がかからないようにしている事例です。
また工事現場では無人の重機が活動していることがありますが、この場合無人の銃器が作業するエリアと、人が作業するエリアは分けることで安全性を確保しているようです。
このようなことから建設業界では人と無人機械が作業している場所を分離しているイメージを持ちました。

鉄道での無人運転についての考えも同じかもしれない


一部の鉄道では無人運転が始まっていますが、特に多いのがモノレールと地下鉄です。二つに共通して言えるのは
・ホームドアが全駅設置されている
・踏切がない
・地上を走らない(走ったとしても柵があって人が入れない)
といった条件が重なり、車両が走る空間に想定外の人が入る場合がほとんどないという特徴があります。それ以外のところではなかなか無人運転は進んでいません。
ちなみに地下鉄の中では一応運転士が乗務しているものの、実質無人運転で、乗務員がやっている作業は放送などのみとなっている場合もあります。
新幹線も車両が走る空間に人が入る場合がほとんどないのではないの?という疑問があるかもしれませんが、新幹線の場合は駅にホームドアが全駅にされていないことがあります。
都市部の地上を走るでもホームドアを整備した上で車掌を乗務せず、運転士のみで運転する路線が今後は増えていきそうです。これはホームドアを整備することで駅到着時と発車時に、人と列車が接触する危険性が低くなるためです。
また2両未満だと運転士が駅の鏡を見ながら安全確認をできるためワンマン運転が可能です。

無人運転の事例を見ても人と離れた場所から無人化が進んでいるといえています。鉄道DX、物流DXでどの仕事でDXを進めるか考える時に人と離れた場所から進めるをキーワードにして考えていくべきだと思いました。具体的にどこでDXを進めるかの案については次回の記事で書いていきます。

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