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#217 自分のイラストが想定外の使われ方をして動揺した


6月のある日の夜、なかなか眠れなかったのでSNSを見ていました。
ふとスクロールしていると見覚えのある絵が流れてきました。
なんと僕が描いた絵が広告に使われていました。
思いがけない事だったのでかなり動揺しました。

真っ先に無断使用を想像してしまいましたが僕はストックイラストにイラストを登録しているので、イラストを購入した方が手順を踏んで使用している可能性もありました。
不安を払拭するためにストックイラストのページに確認しにいくと直近に購入履歴があり、おそらく正規の手順でイラストをご購入いただき使用されていることがわかりました。
動揺していたとはいえ真っ先に無断使用を想像してしまったのは良くなかったです。
反省し、こういうこともあり得るのだ、心の準備をしておかねば、と思いました。

自分の絵が使われていた事に動揺したのにはもう一つの理由があります。
それは広告の内容が金融系だったからです。
金融業は事業を始める時の資金の準備として活用されたり困窮した時の助けになったりと重要な役割を担っているということは理解しているつもりなのですが、金融と聞くと借金を思い浮かべ、借金地獄のような恐ろしい連想をしてしまいます。
偏ったイメージで捉えてしまっているだけかもしれませんが、今の段階ではネガティブなイメージの方が大きいです。

その広告の表示回数は180万回を超えていました。
自分の投稿の閲覧数とは比べ物にならないほど遥かに多い回数です。
自分のイラストが金融系の広告に使われてもイラストレーターの名前が記載されているわけでは無いので現段階では自分の活動に影響はほぼ無いと思います。
ただ思いがけないところで自分のイメージに繋がったり周知されることは望んでいないので、ストックイラストの扱いをどうしていくか悩んでいます。

ストックイラストには動物やゆるキャラを登録しています。
動物好きの方や子供向けの情報発信などに使ってもらえたらいいなと思っています。
自分のイラストがポジティブな印象として活用されているのを見たことがあって今回の広告を見たのであれば、たまにはそういうこともあるか、くらいで済んだのかもしれません。
しかし今回の広告が自分のイラストが使われている初めての例だったで、衝撃が大きかったです。

想定外の出来事だったのでかなり動揺してしまいましたが、イラストの展開の仕方を省みる重要な機会になりました。
ストックイラストに登録することで収入を得つつ知名度を上げることや仕事の受注に繋げていけたらいいなと思っていました。
しかし今回のように思いがけない用途で使われる可能性があるということを考えると、ストックイラストを活用していく事に慎重になった方がいいのかもしれないと思っています。
僕は不安を大きく捉えがちなので、不安の種は減らしていきたいと思っています。
ストックイラストに登録している方にとっては、もしかしたらよくあることかもしれず、気にすることでは無いのかもしれません。
ただストックイラストについて知らない方から見るとまた見え方は変わってくるのではないかと思うので、かなり悩んでいます。
先にも書いた通り、広告と僕のつながりを考える人はほぼいないはずなので杞憂かもしれませんが。

初めてのことだったので過剰に反応してしまっているだけかもしれませんが、不安を減らしていくためにも自分のイラストの展開の仕方、まずはストックイラストを引き続き活用していくかどうかをしっかり考えようと思います。

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