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世界観episode 13 -本当に好きな子には告白できない_後編 (HSS型HSP中学校編③)

僕が中学生の頃は授業が終わって

バスケ部の練習に行くのが楽しみで

仕方ありませんでした。

練習自体はキツかったのですが、

毎回お目当てのNさんに呼び出されて

はバスケ部男子グループの恋愛事情を

男子グループを代表して聞かれていて、

それぞれの関係の秘密を握っている

ような立場で周りに

注目されていたからです。

僕が毎回呼び出されていたのも

HSS型特有の「共感力トーク」が

気に入られていたのかもしれません。

呼び出しから男子グループに帰って

きては、秘密を共有しあうトークが

何とも楽しかったのです。

そんなこんなで恋愛では冴えない

小学校時代を経て

Nさんに気に入られたおかげで

一気に周りの見る目が変わったのが

分かり、HSS型の

「自己評価は低いが周りに認められたい」

が発動して、満たされていたのでは

ないかと思います。

そして放課後は男女のグループで

カラオケに行くのも楽しかったです。

当時流行っていたのは

「B'z」
「ミスチル」
「槇原敬之」
「BOØWY」
「氷室京介」
「米米CLUB」
「X JAPAN」
「ZARD」
「DREAMS COME TRUE」

等々…

上げ出したらキリがないですが

とにかく90年代J-popは9割以上

恋愛の歌詞しかなかった

イメージです。

それほどまでに世の中の「トレンド」

は恋愛ブームだったのでしょうね…

もちろんアニメやオタク文化も

あったはずなのですが、

今ほど市民権を得てなかった気がします。

当時アニメイトに行くような

オタク活動をしていた生徒は

日陰者で教室ヒエラルキーの

上位に食い込めるような

コンテンツではなかったのを

覚えています。

中途半端なヤンキーファッション

はしていましたが、勉強も割と

頑張っていました。

進学塾に通っていたのですが

勉強が好きというよりは

勉強を一丸となって皆で競い合う

雰囲気が結構やる気になって

面白かったのを覚えています。

中学生の頃は勉強の意義とか

余計なことはアタマに浮かばず

HSS型のゲーム感覚で

ものごとにハマる特性が

出ていたように思います。

そして何より同じ塾にNさんも

通っていたのが最高でした。

帰り道に一緒になって

志望校を話し合ったり、

ここでもトークに花を咲かせて

いました。

めちゃくちゃ好きだったのですけど

一応お互いに「彼氏」「彼女」の

いる状態でしたので告白しようとは

なりませんでした。

今思うと中学生のピュアな心の

恋愛感情が、後の人生では手に入らない

中毒性のある体験だったように思います。

世界観episode 14 -母親の交通事故
へ続きます

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