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世界観episode 35 -叩きのめされたデザイナー1年生 (HSS型HSP社会人編③)

デザイナー勤務を続けながらも

帰宅してからは音楽制作を続けていました。

商業デザインもやりがいはあるのですが

どこかで「自分の作品」は残したい

願望はありました。

その傍ら、拘りは捨て、主役となる商品や

サービスを引き立たせるのがデザインの

役割ということを徐々に勉強していきます。

そして、デザイナー経験が3ヶ月にも満たない

ペーペーの頃にも、誰もが知る大手企業の

プロモーションにも先輩デザイナーと

一緒に関わらせてもらえました。

しかし新人デザイナーのデザイン案は

なかなか通りません。

アイディアをこれでもかと振り絞り

日々深夜まで会社に残り

必死でくらいついていきました。

制作自体は苦しくもやりがいを感じて

いたので、頑張れましたが

やはり一番つらかったのは人間関係でした。

人の感情に引きずられやすいHSS型は

営業さんのパワフルなノリに

ついていくのが大変でした。

制作に没頭したかったのですが

制作中にも何かと交流を深めようと

雑談が開始されようとします。

その都度が集中力が途切れるので

生産性が上がりません。

また常に電話などで人の話し声

大人数が集まる場所ではHSS型は

業務以外の部分で、感情疲労して

しまいます。

これが社会人の辛さなのか。

やりがいも責任も厳しさも

ストレスも、全て3倍の濃度で

受け取ってしまうHSS型は

会社員が続きづらいと言います。

そんな中、当時イラストが

描けた僕は、先輩デザイナーが

副業で他のデザイン案件を

個人的に引き受けていることを

知り、内職で僕にイラストを

やらないか持ちかけて来て

くれました。

そして帰宅後、会社以外の仕事を

初めて在宅で体験した経験に

雷を撃たれます。

当時1人暮らしで、静かな環境で

1人で仕事をするのがこんなにも

快適なんて、想像もしていません

でした。

これがフリーランスで仕事をするって

ことなんだ・・・

この経験を機に、何とかフリーランスで

生きていく道がないか、漠然と模索して

いくことになります。

世界観episode 36 -退職とともにWEBデザイナーを目指す
へ続きます

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