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世界観episode 27 -メンヘラ彼女 (HSS型HSP大学生編④)

予備校の頃から付き合っていた金髪で

舌にピアスを開けていた彼女には

大学1年生の後期にフラれました。

フラれた理由は、

大事なことを言ってくれない。

言葉が足りない。

「人にドライ」過ぎる。

当時、活動的ではあったけど

何かと気持ちを言語化するのが苦手

だった僕はHSS型の、人に「優しい」

けど「人にドライ」な部分が

悪目立ちしていたのかもしれません。

フラれるという経験は男性にとっては

未練がましくなるもので

1か月ほど凹みました。

しかしそこは1人好きのHSS型

DJやバンド活動に打ち込む

んでいるうちに忘れ、1人の

生活にも慣れていくのですが

彼女のいない自分がかっこ悪い

という他人軸の視点で

再度、出会いを求めます。

大学生時代は合コンや飲み会

そして、バイトでの出会い

(当時、僕は大阪難波アメ村の

飲食店でバイトをしていた)

など、何かとあったものの

元カノが、かなり可愛い

彼女だったため、自分の中で

ハードルが上がりきっていました。

ビジュアル面を求める理由が

これまた、HSS型の他人軸の

承認欲求。可愛い彼女がいる

自分が好き、という嫌な面が

出ていました。

そしてしばらくフリーを謳歌

したある日、

大阪難波の路上で似顔絵を

描いていた、芸大のK君という

イラストレーターの友人がいた

のですけど、学校では仲良く

していて、何か面白そうだなと

思い、ついていきます。

K君は実は今イラストレーターで

大成功していて、鹿児島出身の彼は

おっとりした方言で場を和ませて

くれるような、穏やかなキャラでした。

そして彼の似顔絵が目にとまり、

話しかけていた女の子がいました。

彼女もイラストを描いているようで

芸大生だった僕たちに興味が

あったみたいです。

3人で意気投合して、深夜のファミレス

とかでイラストの話や音楽の話を

します。

彼女Mさんは夜のお仕事(キャバ嬢)を

しており、日中は絵を描いて

1人暮らしをしているそうだ。

最初のイメージはやたら自分を

売り込む、ぐいぐいくる子だな

でした。

そしてそんな積極的なMさんに押されて

僕たちは定期的に遊ぶようになります。

話を聞いてみると、家庭環境が良く

なかったり、自殺未遂をしたことが

あったり、僕たち芸大生の中には

いなそうな、危険な香りのする子でした。

しかしHSS型の「あったことのない

タイプに異常に興味を示す」が

発動していたのか、そんな話を聞いても

特に引くこともなく、受け入れていました。

そして音楽の話で意気投合して

一緒にフェスに行ったり、集まったり

大学以外でのコミュニティが

出来てきました。

そして何だかんだ、流れでMさんと

いい感じ?だったのかは忘れましたが

流れで付き合うことになりました。

そのときは、Mさんを好きというよりは

危険な香りに興味を示してしまい

HSS型の好奇心が発動してしまい

付き合ってしまった感じでした。

そして、それが、この後にとんでもない事態

を引き起こすことになります。

世界観episode 28 -死のうとするメンヘラ彼女
へ続きます

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