見出し画像

HSS型HSP個性の取説 03 -刺激を求めるのに繊細な矛盾気質について

てつおです。

今日は「HSS型HSP」の代表的とも言える

性格のベースは「繊細なHSP」でありながら

刺激を求めずにはいられないという

矛盾気質があります。


❶自己肯定感の低い自信家であり
❷好奇心が強いが警戒心も常にMAXで
❸一般人のフリが誰よりもうまい変人であり
❹1人時間で異常集中するも飽き性で興味が続きづらく
❺初対面では社交的なのに2回目以降が不自然によそよそしい


例えば上記のような心境に心当たりはないでしょうか?

順に解説していきます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
❶自己肯定感の低い自信家

「自己肯定感」とは「あるがままの自分で良い」と

思える感覚、「自信」とは自分にはデキる、

物事を達成できると思える感覚です。

一見、同じようなポジティブな概念、

実はHSS型はこの2つが同居していません…

つまり「あるがままの自分では良くない」

「自分は変わらなきゃ」と思いつつ、

ある程度ものごとは「何でもそこそこ

達成できるだろう」と思える感覚を持っています。

「世間の一般常識」から浮いてしまいやすく

「自分は少し変だ」「世の中の常識的な

範囲に収まらないと」という劣等感を抱えつつ

今までに短期間で何かすごい成果を上げたり、

スキルをマスターしたことから

「自分には何かある」とは考えています。

自己肯定感の低さやネガティブな感情から

「自滅の思考」を作り出すので

「俯瞰力」であるがままの状態を

捉えることが「能力を発揮する鍵」

になってきます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
❷好奇心が強いが警戒心も常にMAX

「刺激を受けて疲れやすい」のにわざわざ自分から

「刺激的な場所や人」と関わりを持つことが

理解されませんが、「刺激を求める高い感受性」は

生き残りと繁殖のため受け継がれた資質とされています。

かなり「心配性」でもあり、必要以上に

リスクヘッジに労力もつぎ込むので、

常にアクセルとブレーキを同時に踏んでいる感覚で、

感情労働の疲弊が人一倍速く、

「疲れやすい気質」と表現されます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
❸一般人のフリが誰よりもうまい変人

幼少期より、集団生活でいわゆる「ズレたこと」

「本質をつく面倒なこと」を言ってしまい、

過去には嘲笑されたり、いじられたり、

自己肯定感を下げてしまっている人が多いです。

大人になるにつれ「世間の一般常識」を

学習し、多くの人のデフォルトを観察し、

意図的に「完璧な普通」を作り出すので、

常に「感情労働の気疲れ」をしているのは

これが理由です。

自分の意識が常に自分の外を観察する

「観察眼」。

なぜか自分のことに対しては劣っている

部分に、注目してしまう特性があり、

いつまでも自分を認められない

原因となっています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
❹1人時間で異常集中するも飽き性で興味が続きづらい

HSS型は「一人時間の深い没頭」に入ると、

ノルアドレナリン、ドーパミン、

エンドルフィンなどの脳内物質が放出され

「創造性、課題解決能力が4倍」

「新しいスキルの学習スピードが2倍」

「疲労を感じなくなる」などの状態になるので、

集中力を発揮して一気に

なにかを達成することが可能です。

その反動で物事に飽きてしまいやすい特徴があり、

転職を繰り返し、日本型のキャリア形成に

悩みをかかえやすい傾向があります。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
❺初対面では社交的なのに2回目以降が不自然によそよそしい

初対面では話を盛り上げ、愛想も良く、

明るく快活な好印象を与えるが

2回目以降に合う時、無意識に

心の距離を取ってしまうため

期待される友人という「役割意識」に対応できず

「不自然にぎこちなく」なります。

そのため、本当の友人ができづらい

劣等感をかかえています。

しかしそれでも自分から連絡すれば

高確率で繋がり、かなりのコミュ力があり、

「完璧に相手を楽しませなきゃダメだ」

という思考を手放せば、

新たな人間関係も生まれやすです。

「1人時間」と「人の交流」を交互に

行き来することで、活力がみなぎる特性なので、

定期的な関係構築をおススメします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1人好きで、心の底は他人に関心が薄く

ドライな気質と思いきや、心の奥には

熱い魂をもっており、損得ではない

情熱が行動原理にもなり得ます。

普段の合理的思考や、制御された感情。

それは「心から感動し」「心が震え」

「本当の生きる意義」を見つけた時、

解放するためのエネルギーを

充電している状態かもしれませんね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?