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世界観episode 23 -受験シーズン到来、受験結果は? (HSS型HSP浪人生編③)

毎日3時半に起き、新聞配達を1年近く

続け、いよいよ受験シーズンが到来します。

この1年、とにかくデッサンや色彩構成

といった作品作りが楽しくて

受験勉強をしているというよりは

好きなことにハマっていた感覚でした。

当然、努力を努力と思わないので

実力もメキメキと上がっていました。

美大受験は国語と英語、多少の学科は

あるのですが点数配分はほぼ、

デッサンと色彩構成になります。

そしてまず京都の国立の難関校を

受けます。テストの内容が予想外に

変わっていて、テンパってしまいます

そして結果は

不合格

ここは倍率が50倍ほどになっており

ちょっとダメもとなところが

あったのであまりショックは

ありませんでした。

自信はあったのですが、想定外の

ことが起こるとパニックになって

しまうのもHSS型の特性です。

そして次に京都の私立の美大を

受けます。ここも名門なのですが

かなりの猛者に囲まれ

ここでも、何か少しテンパってしまい

そして結果は

不合格

腕は相当上がっていたとは思うのですが

やはり簡単ではない。しかし次も

落ちてしまうと、もう一年新聞配達が

待ってます。

「それだけは絶対に嫌だ!!」

そして3校目の私立の本命の大阪の美大

ゆうに倍率20倍をこえるデザイン学科

でしたが、試験開始!

ときが止まります。

びっくりするぐらい冷静で

自分がフローに入っているのが

分かりました。

2校落ちて、いい感じに緊張感がなくなって

いたのと、課題がちょうど予備校で

毎日やっていたような得意なもの

だったのです。

そして3時間のデッサンが終わりました。

ただただ、楽しかった。

そして色彩構成のテストがスタートします。

これは発想力と色彩バランスを求められる

広告系のテストです。

そして、閃きます。

HSS型の悪魔的閃き、発想力、集中力

5感が研ぎ澄まされているのが

分かりました。

今だから思うのですが、HSS型が

この状態で覚醒したら、本当に

敵はいないです。

そして結果は

合格!!

手ごたえがあったとしても、やっぱり

合否が来るまではドキドキでした。

大学卒業から20年以上経った今でも

その合格通知は手元に残してあります。

僕が最初に思った感情は

「やっと新聞配達から解放される」

でした。

お世話になっていた予備校の先生に

合格を伝え、祝杯ムードでした。

今だから思うのですが、美大に

受かったのは、この住み込みの

新聞配達をやりながら、限られた時間

での受験勉強だったからでは

ないかなと思います。

時間が限られているととにかく余計な

ことはせず、無駄に時間があると

色々試したくなる特性なので

集中力も欠いていたのではないかなと

思います。

あと配達による、適度な運動で

脳も活性化するので、毎日の

集中力も学びもすざましいもの

だったのではないかなと思います。

こうして1年間の浪人生活は幕を閉じ

晴れて大阪の美大生として新たな

生活が始まっていきます。

世界観episode 24 -美大入学、大学に行かない大学生
へ続きます

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