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世界観episode 33 -「さぁ芸大卒」で違うことがしたくなる (HSS型HSP社会人編①)

HSS型の特性で「さぁ準備万端」で違う事が

したくなる。特性があります。

芸大デザイン学科の就職先は広告会社や

ゲーム会社など当然デザインのスキルが

活かせるところになるのですが

僕はというと、DJ活動やマックで音楽を作る

「DTM」にハマり始めたところでした。

どうしてクラブミュージックが作れる

アーティストを目指したかったのです。

楽器もギターをかじったことがあるだけ

音楽理論も何もしらない状態だったので

当然、作曲は素人同然でした。

このころは就職氷河期、うまく就職できた

としてもサービス残業は当たり前

制作系は下手をすれば会社に泊まること

なんてザラという噂を聞いていたので

「そんな自分の人生を会社に

捧げるのはあり得ない」

と思っていたので、就活をせずにいました。

そうこう迷っているうちに、卒業シーズンが

来てしまい、僕は単位ギリギリでなんとか

進路が決まらないまま卒業。

DJ、イベント企画、作曲活動を続けるべく

いろいろ探したあげく

定時で帰れる大型家電量販店の

「DTM」コーナーの販売員

として勤務を始めることになりました。

親には適当に「就職が決まらなくて仕方なく」

と言いつつ、まったく就活はしませんでした。

今から考えると大学4年でうん百万という

膨大な授業料を納めてもらい

(私立の芸大は特に授業料が高額)

1人暮らしのマンションの下宿代も

出してもらい、そんな投資をしてもらった

のに、肝心の本人は「他にやりたいことが

できたから」という理由で

音楽活動にのめり込んでいきます。

ただ、自分たちのイベントのフライヤーを

作ったり、デザイン活動自体はすごく

好きだったので、これが後に

とてつもない財産として機能していく

ことになります。

そしてフルタイムで務めた

大型家電量販店の「DTM」コーナーの販売員の

仕事の感想は

とにかく退屈でツマラナイ。

職場の人間関係が本当にストレス。

朝の朝礼、違和感ありまくり。

接客しているときは割と楽しい。

でした。

パソコンや音楽機材にのめりこんで

いた僕はPCパーツのことや

DTMの機材に詳しい他の店員さん

には積極的に話しかけていましたが

休憩時間の世間話や同じ空間に

人がいるのがとても苦痛でした。

毎日できるだけ早く帰って

DJやDTMで音楽制作をするのが

日課でした。

そして半年もたたないうちに、退屈感に

耐えれなくなり、辞めてしまいます。

そして実家にも余裕があったのか

しばらく仕送りをしてあげるので

「これでまた再就職をがんばりなさい」

と頼っていました。

今から考えるとこの流れが

本当に良くありませんでした。

これはつまり社会で嫌なことがあって辞めても

親に頼れば、経済面は何とかなるという

甘えが生まれるのです。

そしてその仕送りに甘え、就活はそっちのけで

やりたいDJや音楽活動にさらにのめり込んで

いきます。

このころは謎の自信家で

たぶん一年くらいやればDJとか音楽で

食えるようになってるんじゃない?

と本気で思っていました。

世界観episode 33 -デザイナー1年生
へ続きます

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