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世界観episode 16 -10万円のブランドコートを羽織る高校生 (HSS型HSP高校生編①)

桜の季節とともに、電車で

大阪の都会に私服で

通う高校生、それが僕です。

珍しく制服のない、

大阪の男子校に奈良県から

毎日1時間ほどかけて通っていました。

同じ中学校からは僕を含めた3名が

通っていました。

当時衝撃だったのは、奈良県の郊外で

育った僕は、大阪の高校生の私服が

全然違うなと思いました。

パンクファッションやモード系と

言われる黒づくめのファッション、

当時は高校生ながらにハイブランドを

纏う生徒が溢れていたのに

衝撃を受けました。

ご存じか分かりませんが

「コムデギャルソン」

「ヨウジヤマモト」

「ドルチェ&ガッバーナ」

「マサキマツシマ」

「ダークビッケンバーグ」

高校の同級生はバイト代で

何万円もするブランドの衣装を

購入して身にまとっていました。

大阪の難波「アメリカ村」という

ファッションの最先端が

集う場所があって

仲良くなった同級生のS君と

しょっちゅう通っていました。

その出で立ちがとても

厨二臭くてHSS型の刺激好きの

僕はとにかく変わった格好が

したいと思い、そのお金を稼ぐ

ために学校の帰り道、東大阪市

のとある飲食店でバイトを始めます。

当時の時給は750円。

今思えばめちゃくちゃ搾取されて

いたなと思いましたが、

高校生が何万円の服を購入する

ためには安い時給でもバイトを

するしか思いつきませんでした。

そして高校1年生の冬、

10万円の「ヨージヤマモト」の

ロングコートを購入しました。

今思えば別に高級ブランドを

身にまとったからといって、

その人の価値が上がる

訳でもないのに、そのコートを

着ることで自分の価値が

上がったように錯覚して

いたのかもしれません。

何とも優雅な気分に浸っていました。

とにかく高校1年生の頃は

バイト代で不相応な

高級ブランドに身を纏う

のが好きな高校生でした。

当時のファッション雑誌

「メンズノンノ」

「カジカジ」

などで服の情報ばかり

見ていました。

ちなみに一応軽音部に入って

エレキギターは購入するも

その時はメンバーがあまり

楽しくなくすぐに

辞めてしまいました。

XJapanaのメンバーのhideに

憧れて、ずっと好きな曲を練習して

いましたが、その当時は

挫折してしまいました。

世界観episode 17 -バイトで覚えた、酒、タバコ、女、ギャンブル
へ続きます

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