【連載小説】突然、覚醒しちゃいました22

「井上君は正直だね、農業って辛いよね、腰が痛いし手足が冷たいし、早くAIが全部やってくれるようになるといいんだけどね」
「山本さんだから言うんですよ、社長には楽しいとしか言ってないですからね」
「次は身体を繋がりやすい状態に変えていくよ
１、鼻で息を吸って口でゆっくり吐く
２、息を吸う時に空間のエネルギーを吸収する
３、息を吐く時に周りの空間に溶け込む
息を吸う時にエネルギーを吸収するというのは、森林浴に行くと空気がおいしく感じるよねあれってなんで？」
「マイナスイオンですか？」
「マイナスイオン発生機の前に行っても気持ち良くないだろ、森林浴って森のエネルギーを吸収しているから気持ちいいんだよ」
「そういえばそうですね、空間に溶け込むって何ですか？」
「別の言葉で言うとリーディングとかチャネリングって、ものと繋がると思われているけど実はその物になるという事なんだ、空間を読むは空間になるという事、ハイヤーセルフとチャネリングとはハイヤーセルフになるという意味なんだ」
「ではやってみよう、スーハー」
「エネルギーを吸収すると気持ちがいいだろう？」
「本当だ気持ちがいい、溶け込むをやると自分が消えていく感じがして怖いですね」
「慣れればそれも気持ちがよくなるよ」