秩父に泊まった。
7時くらいに起きる。
まだ早起きの習慣は直らないが、またすぐ早起きしないといけなくなるし。
たまった書類整理の仕事。果てしないコレを、かつての文豪のごとく宿にて籠りやろうとしていたが(僕曰く「一人合宿」)、やはり飲んだくれてしまい。
昨日(寝る前)の零時、年が明けた。ホテル近隣の秩父神社にて初詣へ。酔っ払ってあまり覚えてないが、一時間くらい並んこと、寒いのとお焚き上げで暖をとったかあったかさ、たこ焼きを買ってしまい胃もたれしたこと、そのまま潰れたこと。
目を覚ますと、ふだん見ない民放の正月番組、ダラダラとカートに詰めた書類を出して捌きはじめる。
二時間ほどで、あっという間に午前10時のチェックアウト。風呂と歯磨きなど済ませ、ギリギリで出る。
(↓以下はこの前編記事)
朝の秩父駅周辺
カートをガラガラ…、秩父鉄道の秩父駅に戻る。
ここは昨年、「あの花」展をやったし、秩父の名物やお土産も豊富。
僕も、ボロボロになったため新しい印鑑ケースを買う。
しゃくしな漬けの入ったタルタルソース。
バターナッツかぼちゃこと「つるくびかぼちゃ」。秩父餅!
野菜や漬け物、味噌や醤油、スイーツに味のある小物。とくに秩父の食べ物は何でも美味しそう。
秩父駅から御花畑駅(羊山公園で芝桜が絶景)まで一駅、西武秩父駅にて飯能を目指すと旅は終わる。まだ午前10時半ってのに。
↓下には、秩父駅にて「あの花」10周年展覧会の記事もあります。
つまんねーな、帰りたくねーな。
けど、書類たまってるし、捌かないといけないし。どっかいけば金も時間もかかるし、行きたいところも正月で尽く閉まってるし。
荒川歴史博物館、浦山口歴史博物館、道の駅あらかわ。
行きたかった三峯神社もバスとか早朝で終わってるし、バス無しで行くとしたら五時間くらいかかる。
元日なんてつまんなーい。
長瀞までゆき、宝登山で初詣と御朱印と蝋梅とか見に行こうかな。西武秩父駅で、カートをコインロッカー探し入れ軽装化を図る。
やっぱ僕は、荒川を見たい、学びたい。
いつか荒川を記事に書きたい。そのため埼玉県立川の博物館やら、赤羽の荒川知水資料館アモアなど、荒川関係の資料館をめぐってきたし、川幅日本最大地点などもめぐってきた。
荒川の上流を、行って写真を撮るんや!
ここから4時間の旅が始まりました。
荒川を探す旅に
御花畑駅に戻り、三峰口駅手前の武州曰野駅を目指す。
荒川歴史博物館を調べるとき地図で見たが、駅から荒川まで歩いて近い。
あの花、心叫、空青のラッピング電車が来た!僥倖だな。
三峰口の方から、お前はずっと先、寄居や熊谷まで行くのか。
そして鴻巣や上尾、川越からふじみ野や志木、遥か遠く埼玉中央部の土地を潤し。川口にて東京に入り、赤羽にて隅田川を作り、荒川区や足立区(千住)を通り、河口の葛西臨海公園まで。
その上流部にいる、不思議な感じ。
武州日野駅に戻るはずだが、駅にトイレが確実にある安心感で冒険したくなる。正月で空いてないが「道の駅・あらかわ」に行ってみよう。
標識や案内板で「道の駅・あらかわ」のところに「wc」(トイレ)の文字が。安心だ!
着いてみれば、道の駅(地元産物などが販売している)など施設は閉まっているが、近くの蕎麦屋などは営業している。
しかも人だかり。どうやら「SLが通るらしいよ!」と、撮り鉄ぽい人たちもスタンバイしている。小一時間待つと…
蕎麦屋にて、食べるつもりはないが、メニューは見る。
気になる「行者ニンニクらーめん」!! 以前、某スーパーで行者ニンニクを買って食べ、ゴールデンカムイのプクサをヒンナヒンナするキャラたちに納得、ニラや山菜やニンニク好きなのもあり美味だ!
しかしあまり売っておらず、なんとここで久しぶりに食べるチャンス。
さあ、滞在1時間くらいか、武州日野駅に戻ります。
すると、さっき乗ってたラッピング電車が、どうやら三峰口からお帰りしているようで。今日は共に秩父三部作と居るという、ファンとして僥倖です。
しかもチビッ子連れの夫婦のパパさん「〇〇ちゃん、ほら見てみて!あの花だよ!」と布教を続けている。
秩父の人はこのアニメとともに生きているのかなぁ。
ふたたび、秩父鉄道御花畑駅へ戻る。
さて、ここからさらにどうするか。決めている。
秩父の町を散歩しながら、とりあえず御花畑駅(隣接する西武秩父駅)からまっすぐ伸びる道を歩き、荒川を追っていくんや!
秩父市歩き、荒川と橋を行く
御花畑駅のまわりもけっこう賑やかなのだ。こじんまりとしたただの田舎駅の一つだが、西武鉄道と秩父鉄道をつなぐターミナル。
秩父鉄道沿線の名所案内のパネルを見ると楽し気な気分になります。
特に行楽地として人気高い「長瀞」ですね。
突然、行田を推しましたが、秩父に戻り御花畑駅の長瀞推しを。
御花畑駅からすぐには、目にご利益がある慈眼寺。
慈眼寺を出て30分くらいかな。荒川を目指してまっすぐの道なりを歩き続ける。地方ではコンビニも少ないため、トイレ場がない。
しかし、僕は思いつく。スマホのナビの地図アプリで「公衆トイレ」を検索。
おお! 公衆トイレの場所が把握できたぞ! 僕の症状は、便意というか近くにトイレがない恐怖感なので、安心すると便意は遠ざかる。
これでどこまでも歩いて行ける多幸感。祝福してくれているのか、道端で今年の干支のウサギの像を見つける。
さて、ここで帰ると思いきや。
遠くに見えた立派な橋。ああ、これ、「あの花」のシンボル的な橋では?
あれが、いわゆる聖地! 行かざるをえまい。
と、僕は歩いて15分くらいのここからもよく見える巨大な橋を目指していく。「秩父ハープ橋」ともいうらしい。公衆トイレからも近いし、行くぞ!
僕は、現実の聖地とアニメの画像を合わせようと、画像検索しながら歩く。
そろそろスマホの充電もやばいかもしれない。けど僕は実は乾電池での予備電源を用意している。備えあれば憂いなし、だ!!
さて、お気づきであろうか。
明らかにアニメの橋と違うこと。
この橋を歩き始めたころから、違和感があったが、きっと橋の中央部では「あの花」のめんまがいた光景が、「空青」であおいがベースを弾いていたあの光景が見えると思ってたんだ。
橋中央部で気づく。
ちゃう橋やったーーーーー!! なんでここちゃうんやーーーーー!!!
徒歩どれくらいやーー!? 約3km、30分、地味に遠いやーーーん!!!
なんだかんだで、すでに10kmくらい歩いている(万歩計アプリより)。
数時間立ちっぱなしの仕事で、足を休めるのも休暇の目的なのだが、どうする、行くか?
スマホの充電も3%。このままだとスマホがいったんお亡くなりになる。
はあ。
ここは思い切って。。。
行っちゃいます。秩父三部作を見て、秩父に来たらいつか見ようと思ってたし。これが良い機会なのだろう。
バスは使ってませんよ。バスで行く手もあったが、所要時間(バス待ち時間ふくめ)30分、歩いて変わらないし。
バス停撮ったのは、やっと見えたコンビニ(セブン)のバス停の名が面白かったから。「あぼう」と読むらしいです。
行く道すがらのベルクで買い物もしたかったが、地元野菜とか、スマホ死ぬと最悪遭難の恐れが。
実は電池型の予備電源、たいして充電ができず、ずっと5%のままなんです。地図アプリ使いながらなので充電はされてるのですが。
さあ。ついに憧れの秩父大橋との出会いです。
衝撃的な出会いを、どーーーーん!!
まあ、これはこれで新鮮な場面を見たような。僕のいる旧秩父大橋
アニメの聖地)と、すぐそばの秩父大橋、遠くに見えるのは秩父公園橋(ハープ橋)。そして、荒川ちゃんが絶賛流れてます。
スマホの充電は3%、充電しているのだろうが、写真や地図で消費が激しい。帰路を検索すると、なんとバスがあと10分で来るらしい! 結局は旅は絶望と僥倖の繰り返し、そこが楽しいのやらハラハラするのやら。
バス内は、たびたびの睡魔でうたた寝。脳内は、トイレの不安はどこへやら、ただただ「書類、いつ捌けばいい~~!!??」の苦悶。
(結局、帰りの西武線内で3日以降の仕事の準備書類1時間と、帰宅し3時間チャチャッとやっちゃいました★ 今日2日はがっつりやらなければ… アンニャモンニャでサボリナガラ)
荒川の上流散策ができたので、「良き収穫」としよう!
正直、11時に食事をとり御花畑駅から武州日野へ向かい、なんやかんやで西武秩父駅帰りの電車は16時半、時間は余すことなく旅ができた。
武州日野の荒川郷土資料館、浦山口の資料館に行って、時間が取れれば荒川を描きたいなあ。
帰路、仕事しようと気張ってたのですが、来た飯能駅電車は普通の片面型のロングシート(普通の電車)。
しかしながら、移動するカートを足で抑えつつ、何とか目的の量を達しました。
完。
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