2021年6月の記事一覧
漫画の歴史、手塚まで
まず疑問に思ったのが、なぜ日本の絵画は漫画的で、西洋の絵画はリアルなのだろうということだ。
比較するのは、日本の江戸時代の浮世絵と、同時期の西洋の絵。「睡蓮」など日常と光の表現で有名なクロード・モネ(1840~1926)と浮世絵師で合戦図や役者絵などを得意とした月岡芳年(1839~92)。僕は西洋画は基本的に写実的、日本の絵は漫画・イラスト的だと思うのだ。ちなみに、このころの西洋画は日本の浮世絵
神社仏閣とマンガ・アニメ
僕の趣味の1つに御朱印めぐりがある。御朱印をいただく神社仏閣は初めて訪れる場所が多いが、その町を歩いてみるのも好きである。特に歴史が好きな僕は、その土地が昔はどうだったのか想像しながら歩いてみると、とても楽しい。
同時にその場所が、わりとマンガやアニメの聖地である場合も多いし、神社がマンガやアニメとコラボしているものも多い。まだまだ、アニメやマンガとのコラボに違和感を感じる人もいるだろうが、僕は
ゴールデンカムイから見える食文化
まさに傑作といえる漫画「ゴールデンカムイ」は2016年にマンガ大賞をはじめ2018年手塚治虫文化賞・2021年文化庁メディア芸術祭で受賞したが、特にアニメ化で海外にも人気が爆広がりした(フランスのジャパンエクスポでも受賞)。
作者の野田サトル先生は初連載の「スピナマラダ!」がいまいち不発(編集や作者の感覚です)感の中で終わり、反省の中で「ゴールデンカムイ」の話を作り始めた。当初、ただの狩猟・グル