VRの楽しみ方ー積極的解釈のすすめ

Oculus Quest2をあまり楽しめてない方がいらっしゃるようです。
そこにはコンテンツを供給する側にも課題がありますが、需要する側にも課題があります。
新しい体験を含むコンテンツを楽しむのはちょっとしたコツが必要になります。
良いコンテンツが少ないってのもあると思いますのでおすすめコンテンツも最後に入れておきました。

冷めた目線ー需要側の問題

何人かにOculusを体験してもらった中で楽しめていない人に共通するのが冷めた目線だと感じた。モンスターから逃げてるシーンであらぬ方向を見ている、デートのシーンでそっぽを向いてる。こんな態度では楽しみようがない。積極的解釈以前の問題だ。まずは自分がその状況ならどこに視線を向けるのが自然なのかを感じながら見るべきである。
しかしながら視線が適切であっても没入感から抜けてしまったりすることがあります。

積極的解釈によってより楽しむ

積極的解釈とは自分が楽しめるように世界観を壊さない程度に介入することです。
コンテンツ全般に関する概念ですが今回はVRに限って書いていきます。

具体的なコツは
自分で没入感を演出する
一部分を楽しむ
ことです。
初めてヘッドマウントディスプレイを着けてみると想像以上に違和感、不快感があります。「はじめてのOculus 2」などで違和感を取り除く練習をしてみてください。いきなりVR映画を観たときより体を馴染ませてからの方が没入感が強まると思います。
また、VRは発展途上なので作品としては評価が難しいものが多々あります。しかしそれでつまらないと判断せず一部のシーン、やりたかったこと、表現を切り出してどんな体験を目指していたのかを想像してみてください。先程までは時間を無駄にしたとか思ってたかも知れませんが、今はそれほどではなくそれなりに楽しめたのではないでしょうか?

まとめると積極的解釈とはコンテンツを受けとる準備を万端整えて、コンテンツに対して受け身ではなく双方向に関わる姿勢のことです。

無料で観られる作品をいくつか紹介します。

キヅナアイの作品です。舞台の後ろにカメラを置くのはさすがです。違和感をぶつけ合って相殺しています。
キヅナアイ繋がりでこちらも
https://kizunaai.com/kizuna-ai-touch-the-beat/
音ゲーなのですがリザルト画面でキヅナアイに近づいてみてください。私はこれを見て息づかいが感じられ体温まで錯覚しました。VRの未来を感じさせてくれます。

ネタバレは避けます。5分半の作品なので観てもらった方が早いと思います。
「視点だけ動く」というVR動画の特性を生かした作品です。

新しい観光と言われるビジネスが生まれつつありますが、そのエッセンスが感じられる動画です。

最後に

これらの考え方は小説や映画、音楽にも共通します。今度はその辺を網羅的に書いてみたいと思います。

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