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ワークショップや美術の授業について

以前からいろんなところで美術を教えるお仕事をしています。低年齢の子どもたちから高齢者、障がいのある子どもから大人まで。いつも出会うのは、比較的、手先が不器用で普段からあまり絵を描かない人たちが多いです。

そもそもの話ですが、私はデッサンとか美大受験とか、全く教えられません。デッサンをやった経験もあまりありません。

たとえ手先が器用でなくても、たとえ上手に描けなくても、一生懸命作った作品を見ると、とても幸せな気分になります。その人のがんばった(楽しんだ)全てがそこに表わされているからです。だれでも一本のえんぴつと紙があれば、それで他人を幸せにできるのかもしれないと思います。

私自身が「作品」を作り始めたのは2014年のことですが、それより以前は子どもの造形教室を主宰していました。

「〇〇を作りたい!」という子どもに、材料を調達し、道具を渡して、完成まで手伝い、サポートするのが「先生」としての私の役割でした。

時に、ガラクタみたいなヘンテコな立体作品を作って、満足気に「できた!」と言う子もいます。落書きばかり描いている子もいます。

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作ったものが誰からも価値を感じてもらえなくても、自分だけの「目的」を見つけた子どもたちは深く集中してモノ作りに没頭します。その集中している姿はとても美しいです。できあがった価値のつかない作品たち、子どもたちが没頭して作る姿、それらを見て楽しんできた経験が、最初に私が自分も「作品」を作ってみようと思ったきっかけです。

私もずっと絵を描く自信がなくて「作品」と呼べるものは自分には作れないと思っていました。

自信はなかったけど、子どもたちみたいに作るのを楽しむことはできる気がしました。

楽しく作って、楽しく集中する。

私のものつくりは全てそこから始まっています。


以上です。

では、また。



以下、ワークショップの画像です。
(画像の無断使用はかたくお断りします)

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