上手な英語の喋り方

ノーベル物理学賞を受賞される眞鍋さんのニュースを見ました。在米50年以上にしてカタカナイングリッシュでした。ネイティブスピーカーのように話したい、っていう人も多いですが、言語は単なるコミュニケーションツールですし、国際会議などで話される英語の発音もお国によって様々なので、過剰に神経質になる必要はないと思います。これで何十年にわたってアメリカで教鞭をとられてきたことからもそれは明白と思います。同じ世代のジャズミュージシャンの秋吉敏子さんも在米60年くらいで旦那もアメリカ人ですが英語の発音はかなりジャパニーズです。ネイティブな発音じゃなくても海外を渡り歩くことは可能なんです。

それよりも感心したのがしゃべる時の文章の切り方です。英語はコンマとピリオドしかないので文の途中でどう区切るかが案外わかりにくい感じなのですが、真鍋先生、これが大変にお上手でした。見ていて「あ、こうすればいいんだ」という感じでした。文章でSVOまで話されて、その後ろの不定詞句や関係詞節の前に一呼吸おく感じ。これがはっきりしていてものすごくわかりやすい英語になっていました。とても素晴らしくて、これは早速真似しよう、と思いました。私自身は管楽器をやっていてしかも西洋の音楽をやっているので、タンギングやアーティキュレーションは英語、もしくは欧米言語に倣うべきと考えているので、自分なりにかなり発音は意識していますが、アクセントのポイントをきちんとしていればカタカナの発音でも構わないな、と。だって、NYCでタクシー乗って綺麗なアメリカンイングリッシュなんてまず聞けませんからね。

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