オキュラスクエスト2を返品した話
10月13日に発売されたOculus Quest2(オキュラス クエスト2)を購入し、プレイし、そして最終的に返品したのでその話をします。
最初にお伝えしたいのは「返品した理由」です。
返品と書くとマイナスなイメージを持つと思いますが、実際のところ、オキュラス クエスト2は最高のVR体験をもたらしてくれました。マジで手放したくなかったです。
怪獣を育てたり、ライトセーバーで敵を切って倒したり、超大画面で動画を楽しめたりと、初めての体験ばかりで興奮しました。
問題はたった1つ。「VR酔い」です。
VR酔いが酷かったので返品しました。
私は三半規管の性能がポンコツらしく、たいていの乗り物に酔います。
子どもたちが大好きな公園遊具のブランコにも酔います。私がハイジだったらオープニングのブランコシーンで酔って完結です。クララとの出会いもなかったでしょう。ハイジ見たことないんですけど。
しかも10年くらい前、当時最先端だった初代Oculus(だったと思う)を知人にお試しさせてもらい、そこでジェットコースターのVR体験をしたんですが、驚くほど酔いました。楽しむ余裕なんてなく、すぐさまジェットコースターを途中下車しました。
その時の思い出はVR全体へのトラウマとして残り続け、それから10年の間VRをスルーし続けました。
そして今回、VRの10年の進歩への期待を込めて購入を決めました。ちなみに、最後の最後で私の背中を押したのは公式の30日返品保証でした。
この30日間で「果たして自分はVRを楽しめるか」を試そうと考えたわけです。
私の場合は残念ながら返品してしまいましたが、実際に触ってみて体験しないのはもったいないと強く感じました。もしまだ体験したことがなく私と似たような心配で購入をためらっているのであれば一度お試しするのを超おすすめします。
おそらく Oculus さんもそういった意図で返品保証を行っていると思いますし。
という長い前置きを経て返品手順へ。
返品手順
手順は驚くほどかんたんでした。
基本的には「サポートに連絡」して「もらった情報を印刷して」して「集荷予約」したらあとは荷物を取りに来てくれます。
サポートとはメールでやりとりしますが、最初の窓口はこちらです。
こちらのお問い合わせフォームに入力して2,3日すると返信メールが届きます。
1点気をつける必要があるのが、30日保証に適用されるためには「発送日から30日以内に返品が完了(=先方に荷物が到着)しないといけない」という点です。
起点は購入日でもなく受取日でもなく、発送日 = オキュラスが出荷された日です。例えば発送日を起点として29日目にお問い合わせしても「時すでに遅し」で保証適用外になるでしょう。
返品を視野に入れて購入した場合は少なくとも発送日から20日までに返品するかどうかを決め、返品を決めたら即座に手続きをしましょう。(ちなみに私の場合は、お問い合わせしてから発送するまで4日ほどかかりました。)
サポートとのやりとりを数ラリー繰り返すと、返品用の書類がPDFとして送られてきます。
このPDFをコンビニのネットプリントサービスなどで印刷し、オキュラスを全て箱に梱包し、Fedexに連絡するとFedexの配達員さんが集荷に来てくれます。
コンビニのネットプリントは「ファミマ ネットプリント」などで検索したら簡単に利用できます。書類PDFを登録したら代わりに番号がもらえるので、コンビニの印刷機械にその番号を入力すると印刷されます。モノクロなので数十円です。
Fedexの番号などは全てやりとりのメールに記載されているので特に迷うことはないと思います。
梱包の際に気をつけることとして、リモコンの電池を外すことと、オキュラスの初期化を行うようにしてください。
梱包の際の箱は最初に送られてきたときの段ボールをそのまま保管しておいて再利用するのが一番良いです。
と、以上の手続きで簡単に返品ができました。
実際に払い戻しの連絡がきたのはそれから10日くらいしてからでした。
以上です。
繰り返しになりますが、オキュラスクエスト2は最高でした。
VR酔いさえなければ手放さずに所有し続けたと思います。
もし検討を考えている方がいれば、返品を視野に入れた購入はありだと個人的には思います。
一度 VR の世界に飛び込んでみて、現実世界に戻るもよし、そのまま没頭するもよし。
オキュラスさんの粋なはからいに甘えてしまいましょう。
いつもいつも私のつたない記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。