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けもケ備忘録 2日目 前日オフ会編②

この記事の続きとなります。

こんばんは、てつです。けもケ備忘録パート2となるオフ会編です。オフ会といいつつ、今回はほぼ観光レポートとなりますのでご了承ください。それではお楽しみください。


2日目「邂逅-S&A」

オフ会2日目となる5/5日がやって来ました。本日のスケジュールは以下となっています。

リアル脱出ゲームその②
よみうりランド

まずはメンバーと合流します。
先に合流したのは消化くん。彼は体育館の日感想noteでも登場した尊敬の絵師さんです。消化くんはTwitterで「けもケ前の数日の予定どうしようかな」といった旨のツイートをされていたので、まだ決まっていないならとダメ元でお声をかけさせてもらいました。


「キモリプと神対応」という題名の芸術作品

保険をかけまくった気持ちの悪い誘い文句にも爽やかお返事をくれた超絶いい人です。
無限回言っていますが、僕を体育館沼に突き落としてくれた人生の師とも呼べる方なので、今回しっかりとお会いさせていただくことになって魂が飛び出そうなほど緊張しているのは言うまでもありません。
待ち合わせ場所に着いたものの消化くんが見当たらず、迷路と化している東京の駅で何度がすれ違いコントをしつつ、それらしき人物を発見。
いや、本当にあの人か?くそう、人の顔を覚えるのが苦手な性格を何度呪ったことか。頭をフル回転させて体育館の日の消化くんの顔を思い出すんだ!もし間違えていたら僕は消化くんに顔向けできない。どうしよう声かけるか迷ってきた。一旦離れて服の特徴とか聞いてもう1か…(目が合う)

僕「あっ、いたいた!おーい、消化くんであってる?」

消化くん「おーっ!合ってるよ!久しぶり!」

目が合ったらバトル、僕はそう教えられてきましたが、急死に一生を得たようです。やはり時には覚悟を決めるのも大事ということですね。青犬くんは少し遅れるそうなので、お先にマックで朝食をいただきます。


酷使した脳にももシェイクが染みるぜ

その後青犬くんとも合流。青犬くんはわたがしくんと仲良くしていて、そのつながりで今回のオフ会に参加と言う流れに。青犬くんと会う際も消化くんと同じく、本人か確認するまでに精神を摩耗する予定でしたが、彼と仲の良いわたがしくんが迎えに行ってくれました。神です。
これにて本日の全メンバーが集合しました。陰キャである僕は今回の企画者でもあるので、精神力を大量に消費して全員に自己紹介を提案します。いらないお世話とはこのことですね。

僕「よし、それじゃあ全員集まったことだし、自己紹介と推しキャラでも言っていきますか!えーと、どうもてつです。推しキャラは体育館メンバー全員です!…と言いたいですが、答えになっていないので、今熱いキャラを答えます。がじろーくんです。(本当は全員だけど。本当は全員だけど。本当は)よろしくお願いしまーす!!」

消化くん「消化です。推しキャラはリオンくんです!よろしくお願いします!」

僕「知ってまーす!」ニッコニコの笑顔

わたがしくん「わたがしです。推しキャラはアメティスくんです!よろしくお願いします!」

僕「知ってまーす!」七福神の笑顔

青犬くん「青犬です。推しキャラはコーダくんです!よろしくお願いします!」

僕「知ってまーす!」悟りの笑顔

ちょっと体育館のことになるとうるさいですね、誰か連れて行って。

2日目 「リアル脱出ゲームその②

僕達が本日最初にやってきたのはリアル脱出ゲーム吉祥寺店。こいつ2日連続で脱出ゲームやってるな、と思いました?
安心してください、今回挑戦するのはただの脱出ゲームではありません。過去の開催で人気を博して、この度リバイバル公演されることになった「君は明日と消えていった」という脱出ゲームです。再公演されるほどの人気脱出ゲームということで、相当期待していました。

⚠️
謎の内容には触れませんが、公演内での感想を載せます。ご注意ください。

本公演はチーム戦で4人1組となります。
受付を済ませると僕達は大きな部屋に案内されます。暗い部屋にいくつかの丸テーブルが用意され、僕たちとは別のチームが既にテーブルを囲んで座っています。15チームほどあったので60人はいた気がします。謎解きは動き回ってヒントを得るものという固定概念がありましたが、今回は全てがテーブルの上で解決してしまうようです。ネタバレになるのでホームページに乗っていない内容には触れませんが、動かない謎解きという状況にもちゃんとした理由付けがあって、世界観に没入するためのしかけとなっていました。
物語はこう始まります。

あなたは映画部に所属する、高校2年生の男の子。
ある日、あなたの元に謎の小包と、一通の手紙が届く。
差出人は、亡くなったはずの幼馴染の女の子。
そこには懐かしい字で、こんなことが書かれていた。
「お願い、私の最後の願いを叶えて?」
彼女の最後の願いとは、一体何だったのか。
なぜあなたに、こんな手紙を送ってきたのか?
17歳の少年になったあなたと幼馴染の少女・みずき、
そして映画部の仲間達がぶつかり合う青く切ない物語。
謎を解いたその先には、意外な真実が隠されている。
果たしてあなたは、彼女の真実にたどり着くことができるだろうか?

公式サイト

甘酸っぱいです。設定がしっかりしていたり、専用アニメーションが多数用意されていて、ゲームをしているという感覚が少なく物語に没入出来ました。果たして僕達は幼なじみであるみずきの願いを叶えてあげられるのでしょうか…!?


みずき…ごめんっ…!

結果は失敗。残り時間が迫る中、最後の謎を解いたと思ったらさらに謎が出てくるという状況を繰り返し、焦りの中時間切れが来てしまいました。今回は参加人数の多さから延長はありません。タイムアップ後には種明かしがあり、確認していくとクリアの2歩手前というところまで来ていたことがわかりました。く、悔しすぎる〜っ!!と歯ぎしりをする中、エンディング映像が流れます。
僕はゲームでも現実でも、思い通りにいかなくなると露骨にテンションが低くなってしまう面倒なタイプなので、エンディングに入った時も割といじけ気味でした。正直ストーリー所ではありません。もう放っておいてくれ、僕なんてどうせ失敗組なんだ。

~エンディング視聴後~

僕「みっ…(ズビ)…みずぎ…うっ、うぐ…っ…」(超小声)
超泣きました。違う意味で歯ぎしりをしています。1人だったら声を上げている自信があります。
先程までのローテンションはどこへやら。終わったあとはみんなとストーリーの感想を笑顔で話していました。
みんなと集まって最初に行ったイベントがこの脱出ゲームで本当に良かったと思います。
同じ世界を歩んで絆を深め、テーブルを囲んでああじゃないこうじゃないと議論を交わし合い、誰かのヒラメキに全霊の賞賛を送る。テキパキとアイテムをまとめてくれる人がいれば、メタ読みで素早く回答を出してくれる人もいる。焦っているせいかたまにお茶目なミスをするフォロワーもいたりなんかして、みんなの個性が見えてきてとても楽しいです。ひとつの目標に向かって全力になっているうちに、最初の方にあった緊張はどこかへ吹き飛んでしまいました。これ程初対面の方と行くのにうってつけの場所はありません。
みなさんも、もし機会があれば参加してみてください。1人でも友達とでもきっと楽しめると思います!


だから商売が上手すぎる

2日目 「よみうりランド

本日の大本命、よみうりランドです。一日中滞在できるアトラクションの多さですが、今回は午後から入園であること、閉園が17時であること、またGWでの超混雑を予想し、残念ながらアトラクションには乗れて2~3個くらいだろうな、そんな心構えで向かいます。
ですがここだけの話、正直そこまで楽しみでは無かったです。僕は遊園地ではキャラクターをメインに据えたディズニーランドなどよりは、絶叫やアトラクションをメインに据えているUSJの方が好みだからです。(個人的イメージの話です)
特に僕は絶叫系や体験型アトラクションなどに惹かれがちです。そんな僕は高所恐怖症でありながら絶叫系が大好物なんですが、数ヶ月前に他の友達と絶叫マシンの宝庫「富士急ハイランド」に行ってきたばかりでした。そこで己の心身を鍛え上げた僕にとって、よみうりランドは所詮子供向け遊園地。絶叫アトラクションと言っても大したことは…

わたがしくん「あ、バンジーやってるみたいですよ」

前言撤回。
僕は自身が不安定な高所にいると長時間認識させられる状態に激烈な恐怖を覚えます。観覧車、スカイダイビング、バンジージャンプ、etc…。所詮子供向け遊園地と侮っていましたが、なかなかの強者が混じっているようです。よみうりランドに対する認識を改めなければなりません。
しかし、それでも怖がるものと言えばそれくらいのものです。わたがしくんや消化くんは絶叫系が苦手なようなので高みの見物、と行きますか。みんなの悲鳴という名のオーケストラを聞かせてくれよ。
京王よみうりランド駅に着いた僕達は時間も押しているため、足早によみうりランドに向かいます。どうやら現在地からよみうりランドまでは結構高低差があるようで、ゴンドラが出ているようです。へぇ、ゴンドラ…えっゴンドラ?

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青犬くん「てつさんなんで目つぶってるんですか」

無理無理、こういう系無理って言ったばっかやん。しかも今日はやけに風が強くて、ゆらゆらと左右に揺れています。くっ、僕がこの程度で根をあげると思ったか…ちょっ、いま誰か揺らした?やめてそういうの。



これを撮るために目を開けた自分に大きな拍手を

よみうりランド到着。
地に足が着いてしまえばこっちのものです。しかし何故自分がこんなにもよみうりランドに挑戦的なのか分からなくなって来ました。
入口ゲートを開けば多くのお客さんが場内に溢れ、大盛り上がりを見せていました。やはりいつになってもこの空気を浴びるとワクワクするものですね。
今の時間帯は戦隊ショーをやっていました。体育館メンバーでこういう劇とかあったら面白そうだよね、プリキュアの劇があったらポちゃんは最前列で尻尾を振ってそう、といった妄想をいつもなら1人で考えているところですが、今日は共感してくれる仲間がいます。こういうの、いいですね。
消化くんは遊園地が余程楽しいのか、手をぶんぶん振りながら先頭を歩いています。こっちまで楽しくなってきました。特にどのアトラクションに乗りたいかなどの話し合いはしていなかったのですが、ゴンドラに乗っている時に煽るように上空を通過していったジェットコースター、最初はそれで決まりのようです。(僕が乗るように誘導したんですが)

-アトラクションその① バンデッド-

最初に乗るのは、よみうりランドの絶叫系アトラクションNo.1の王道ジェットコースター「バンデッド」です。
あまりに待機列が長いようだったら、短縮チケットを買うのもやむなしと思っていましたが、待ち時間は30分。意外と良心的な時間だったので通常のチケットを購入します。
消化くんは絶叫が苦手と言いつつも、好奇心が勝るようでなんだかんだ楽しそうにしていたんですが、わたがしくんは本当に苦手のようで終始どんより雲が顔にかかっていました。どうしてそんな顔をしているんだい?今日は快晴だよ。
あまりにも絶望的表情をしていたので、わたがしくんに何が怖いの?と優しい笑顔で尋ねると、どうやら浮遊感が苦手のようでした。分かります。落ちる瞬間のふわっとした感じは僕も嫌いですから。
そんなわたがしくんに僕は富士急ハイランドで手に入れた究極奥義を伝授してあげました。それは究極の脱力「消力(シャオリー)」です。分からない人は漫画バキを見てみてくださいね。とても面白いですよ。この技は読んで字のごとく全身の力を抜くことで浮遊感を消し去ります。

自論ですが、浮遊感とは体が空中に放り出される瞬間に感じる恐怖だと思っています。
今まで落下中は恐怖でコースターにしがみつくため、体に力を込めていました。しかし、それでは耐えている間体は浮こうとして負荷がかかり、結果として不快な浮遊感を感じ続けてしまいます。
脱力すると、落下の瞬間レバーと肩の隙間の分体が浮いてしまうため一瞬浮遊感を感じますが、それ以降は既に体は浮いているため、浮遊感を消し去ることが出来るのです!
という説明を簡略化してわたがしくんに説明しました。と言っても当時は上手く言語化出来ず「力抜くだけでいいから!マジで!それだけで消えるよ!」という中身のないセールスマンのような説明しか出来ず、わたがしくんにとんでもない顔で睨まれています。僕は君のためを思って…。
そんな雑談をしているとあっという間に僕たちの番がやって来ました。前列に青犬くんとわたがしくん、後列に僕と消化くんで乗車します。マグくんは多分乗れません。コースターが小さすぎます。
カタカタと音を立てながらゆっくりとコースターの高度が上がっていきます。ジェットコースターが高速で移動している時は最高に楽しいのですが、この瞬間だけは無くなってくれないかなと常々思っています。サウナーは外気浴で整いたいのであって、サウナの熱い時間を必要としていないのと同じ原理ですね。(個人の感想)
そんなことを考えている間に頂上へ。なんだかんだでこの瞬間は怖いものですね。僕は心の中で何度も唱えていました。
『消力』
それでは逝ってきます。

-アトラクションその②ゴーカート-

楽しかった思い出って、覚えてないものですよね。(バンデッドに乗ってる間の記憶が無いですの意訳)
よみうりランドに挑戦的な姿勢で入園しましたが、バンデッドを降りる頃には既に僕の中でよみうりランドは楽しかった遊園地ランキング上位にくい込んできていました。なんだかんだ趣味の合う人と行く遊園地は楽しいです。バンデッドから降りてゾンビのようにフラフラしているわたがしくんを見ないようにしながら次に向かったのはゴーカート。遊園地を徘徊していると何かと目に入ってきたので乗ってみることに。ファミリーの2人乗りが60分待ちでシングルが30分だったのでシングルの待機列に加わります。そして待機中に次に行くアトラクションの話になり、逃れることのできない話題が挙がります。

誰がバンジージャンプをするのか。

何言ってるんですか?全員でするわけないじゃないですか。皆の顔を見渡すと、消化くん以外渋い顔をしています。消化くんはずっとウキウキしています。こっちまで楽しく…なりません、今回ばかりは。
話し合いの結果、勝ち上がりの漢気じゃんけん方式で、消化くんが勝てば乗るのは消化くん1人。ほかの3人が勝てば消化くん+勝ちプレイヤーで2人が体験することになりました。勝率は1/2、絶対に負けられません。いや、負けというのは勝負という意味での負けであって飛びたいとかそういう意味では「ジャーンケーン」
ポン!!
僕:✋わたがし: ✋消化: ✋
青犬:✌️
喜んではいけません。仮に僕とわたがしくんが満面の笑みを浮かべていても、男気じゃんけんとはそういう…ものですから。
ということで見事バンジージャンプ券を獲得したのは消化くんと青犬くんです。ゴーカートの待機列で虚ろな目をするのは青犬くんのようです。次の待機列で絶望するのは一体誰なんでしょうか。

~30分後~

おかしいです。列が半分ほどしか進んでいません。バンデッドの時は体感20分ほどで案内されたはずなのに。回転効率が悪いのでしょうか。仕方が無いのでワードウルフをすることになりました。僕はこういう心理戦は下手ですが、単純にみんなと遊ぶのは好きなので乗り気で参加しました。
参加してみてわかったのは、わたがしくんが強すぎるということだけでした。例えば牧場(ウルフ)と果樹園という問題で、ウルフ側になったわたがしくんは多数派の果樹園を言い当ててしまいました。質問の際の僅かな違和感を見逃さないし、推理は僕には意味不明だしでかなり無双しています。僕は宇宙猫に成り下がって見物することしか出来ません。
結局待ち時間は1時間程になってしまいました。こうなったからには待った分全力で楽しむしかありません。


いくよ!ルーくん!!

突然ですが、慣れとは残酷だと思いませんか?何をするにしても、慣れる事で人は上達します。仕事にしても趣味にしても、切っても切れないものです。それは人にとって必要な機能ですが、体験の新鮮さを失うことにも直結します。僕は遊園地のゴーカートではなく、レンタルカート場で使用するタイプのゴーカートを体験したことがあります。遊園地のカートが約20~30kmの速度なのに対して、レンタルゴーカートは60~70km程の速度が出ます。その速度に人が慣れてしまうと、遊園地のカートに乗った時どうなってしまうのか。
結果は皆さんの想像にお任せしますが、慣れたくなかったとだけここに書き記しておきます。

-アトラクションその③バンジージャンプ-

本日の大本命です。遊園地内の最奥に設置されたその施設に軽い足取りで向かう僕と消化くんとわたがしくん。青犬くんにはお気の毒ですが生贄になって頂きましょう。



なんでだよ

どうやら強風のため運休中のようです。4人のテンションが入れ替わるのを露骨に感じます。こんなことなら立候補するんだった。勇猛果敢な勇者になりつつバンジーはしなくて済むという、一石二鳥チャンスを逃してしまいました。


リオンクレープ

ゴーカートに並んでいる時に、たまたま文字が柱に隠れてリオンクレープになっていて消化くんが大興奮していたので立ち寄りました。時間的にもアトラクションに乗る余裕はなかったので、ゆっくりクレープを食べつつ雑談して閉園時間を迎えます。
しかし、もう閉園だと言うのにまだまだ人は多く、今から並んでも絶対に間に合わないような時間にもかかわらず、多くのアトラクションが大行列です。ちょっと民度悪くないかな?そう思いながらスマホを開くと時刻は「17:03」です。おやおや、嫌な予感がしてきました。閉園前アナウンスがないことなんてあるのでしょうか。慌てて再度閉園時間を確認します。

本日の閉園時間は19:00です。

ッスゥーーーーー。見間違い、いえ、恐らく事前に確認した際の閉園時間は、確認した日の閉園時間だったのでしょう。
わたがしくんと僕は何時に帰宅しても良かったのですが、消化くんはその後の予定があったので、仕方なく退園するしかありませんでした。本当に僕ってやつは。
正直そこまで期待していなかったよみうりランドですが、終わってみるとめちゃくちゃ楽しかったです。プロ体友達と行く遊園地がこんなにも楽しいものだとは思いませんでした。心残りが沢山あるので、今度は丸1日遊んでバンジーリベンジを果たしたいですね。(青犬くんと消化くんが)

2日目 「カラオケ」

消化くんと別れた後、青犬くんは青犬くんで帰宅の時間が迫っていました。残り時間を遊園地で遊んでも良かったのですが、みんなでカラオケに行きたいという話が上がっていたので、残り時間はカラオケに行くことになりました。
カラオケで話すことはあまりないのですが、2人ともとんでもなく上手かったということを伝えなければなりません。知り合いだから誇張しているとかではなく、2人とも90点以上をバンバン叩きだします。僕もカラオケは楽しみにしていたので事前に好きな歌を何曲か用意して、猛特訓で何とか90点には乗せられるようになりましたが、結局レパートリーはすぐになくなりボロが出て、1人で勝手に恥ずかしくなったところでカラオケは終了です。


ほっこり晩ごはん(鳥生姜焼き)

漬物が酸味が少なく、甘みが強くて僕好みでした。注文パネルで追加注文しようとしましたが見つかりません。店員さんに直接頼むと、漬物単品の注文は出来ないそうなのですが、僕が美味しかった旨を伝えると嬉しそうにもうひとつサービスしてくれました。こういうやり取り、なんだかほっこりしていいですよね。胸がいっぱいになって満腹感が襲いかかり、残しかけたのはナイショです。

オマケ「推し活」

ホテルでは基本的にわたがしくんと他愛もないお話をしていたんですが、ある夜僕は持ち込んだ大量のお菓子をギフト用の袋に詰める作業に勤しんでいました。以前体育館の日でも前日の夜に同じようなことをしたので要領はバッチリ掴んでいます。
その時に「推しに差し入れをすること」についてちょっと真面目な話をしました。
僕は、好きの気持ちは手紙にしたり、リプで送ったり、差し入れとして渡すことで相手に見える形にしています。自分のことを知って欲しい、認知して欲しいという気持ちが全くないと言えば嘘になりますが、本心は「推しの喜ぶ顔が見たいから」です。そのついでに僕のことを知って貰えたら、それほど嬉しいことはありません。
しかし、相手に認知されたくない、自分のいない世界で推しが輝いているのを眺めていたい。そんな、形にしない愛、相手に伝えない愛があることは知っていますし、その気持ちは勿論尊重しています。
わたがしくんは本人に伝えないタイプのアメティスくんガチ推しなのですが、どうして差し入れや手紙などを送らないのかと聞くと「直接伝えると、ガチのキモイ感想になっちゃって、気持ち悪がられてしまうから。認知されるのも解釈違い」ということでした。
そんなことを言ったら僕は体育館メンバー全員に嫌悪の目を向けられているでしょう。あっ、それはそれで…。
話が逸れました。僕は相手の立場になって考えてみることを大事にしています。僕がアメティスくんだったとして、(そんなおこがましい考えをしている罪な僕…(○して欲しくなってきた)
密かに推してくれているのもとても嬉しいですが、直接伝えてくれたり、全力で推してくれている姿を見ることが出来たらとても幸せなんじゃないかと思うんです。
しかし、僕がそう思っているのだから相手も同じ事を思っているに違いない。そんな思考は非常に危険です。一歩間違えれば、相手に喜んでもらうための行動が独りよがりになり、相手を傷つけてしまう行動になっていることもあります。推し活が相手のための行動なのか、自分のための行動なのか、その境界線は非常に曖昧です。だからこそ何度も何度も思考を繰り返し、自分の行動が正しいかを常に見つめ返す必要があります。正しさというのもこれまた曖昧なものですが、推しに対する愛があるのならば、芯を持った行動が相手を傷つけることは無いと僕は信じています。
また、僕が全力で推し活を行っている理由のひとつに、「推しは推せる時に推せ!」というものがあります。これは有名ですね。今僕達が持っている溢れんばかりの推し力(?)ですが、これは永遠に続くわけではありません。推しがいつ居なくなってしまうかも分からない、そんな不安定な状態でもたついている暇はありません。今できることに全力を注ぐ、それが僕の推し活です。
そんな美しき自分語りググッと縮めてわたがしくんに熱弁し終えた頃、僕は全ての差し入れを包み終えました。

僕「あ、ひとつ余っちゃった。わたがしくん、これ使う?」

わたがしくん「…貰います」

それでは3日目に続きます。読了ありがとうございました。

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