チャレンジド(障害者)になっても。

難病からの帰還、人生はまだ続く。 希望は輝き続ける。可能性の扉を開こう。

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車椅子ユーザーになった本人・家族・友人のために!車椅子の基礎知識まとめ

はじめに「車椅子」と聞いて、何を思い浮かべますか? 病気や怪我、高齢による身体機能の低下など、様々な理由で、私たちの身近な人が、あるいは自分自身が車椅子を利用する日が来るかもしれません。車椅子は単なる移動手段ではなく、その人の生活を支え、人生を豊かにするための大切なパートナーです。 しかし、いざ車椅子を選ぼうと思っても、一体どんな種類があるのか、自分に合った車椅子はどれなのか、どうやって選べばいいのか、分からないことだらけではないでしょうか? このNOTE記事は、そんな悩みや

    • インクルーシブ社会への道:医療の進歩と障害者増加を考える

      はじめに医療技術の革新的な進歩と、それに伴う障害者数の増加 現代社会は、医療技術の革新的な進歩と、それに伴う障害者数の増加という二つの大きな波に直面しています。これらの変化は、私たちの生活に深い影響を及ぼし、新たな社会的課題を提示しています。一方で、これらの進歩は、障害を持つ人々の生活の質を向上させ、より包括的な社会の実現に向けた可能性を秘めています。 医療技術の進歩は、再生医療、人工知能の活用、遺伝子治療など、かつては想像もつかなかった方法で人々の健康を支えるようになり

      • 生成AIと人間の協働による生産性革命

        はじめにAIが人間の仕事を奪う時代は終わった。生成AIと人間の協働による生産性革命が今始まっている。 AIが人間の仕事を奪うという恐怖は、SF小説の世界から現実のものとなったように感じていました。しかし、近年その状況は変わりつつあります。生成AIと呼ばれる新しい技術の登場により、AIは人間の仕事を奪う存在ではなく、人間の創造性を高め、生産性を飛躍的に向上させる存在へと進化しているのです。 生成AIと人間の協働は、今まさに生産性革命を起こそうとしています。この革命は、私達

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        • 障害者ワーカーとAIコンパニオンの協働の可能性についての考察

          1. はじめに 本記事では、AIコンパニオンと障害者ユーザーの協働による可能性について考察する。AIコンパニオンとは、人工知能を用いてユーザーと対話や協力ができるシステムのことである。AIコンパニオンは、様々な分野でユーザーのニーズに応えることができるが、特に障害者ユーザーにとっては、日常生活の支援や社会参加の促進など、多くのメリットが期待できる。しかし、AIコンパニオンと障害者ユーザーの協働には、技術的・社会的な課題や倫理的な問題も存在する。本記事では、AIコンパニオンの

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          挑戦、6ヶ月の軌跡

          挑戦の日々は、私にとっての成長の場であり、同時に希望の源でもありました。一日6単位(1単位20分)のリハビリが土日を問わず続く長い6ヶ月間。PT(物理療法)、OT(作業療法)、ST(言語療法)という三つのリハビリが私の日常を形作りました。 PTリハビリでは、関節の可動域を取り戻すための運動を行い、OTリハビリでは日常生活での自立と車椅子とベッドの間の移乗を安全に行うこと目指しました。STリハビリでは、記憶と言葉を取り戻すための訓練に励みました。それぞれのリハビリは、私の身体

          車椅子との生活

          初夏の面会の日、母の口から「そうみたい」という言葉が静かに漏れた瞬間、目の前の世界は一変しました。一生続くと信じて疑わなかった日常が、突如として意味を失いました。車椅子生活という新しい現実に直面し、その重みに押しつぶされそうになりました。 私の足はもはや私の意思ではどうにもならず、トイレへの道すら閉ざされました。オムツは私のプライドを傷つけ、食事のための鼻のチューブは私の自由を奪いました。嚥下のリハビリは淡々と続くばかりで、経管栄養のチューブが外れる日は来ませんでした。

          歩けなくても、生きる。障害者としての新たな人生。

          はじめまして。私は、2023年5月に目が覚めたとき、下肢の痙性対麻痺で1種1級の身体障害者になっていました。それまでの記憶はありません。医師から聞いた話によると、2023年1月に突然倒れて救急搬送され、その後、転院を経て辺縁系脳炎と診断されました。原因は不明です。気管切開や腰椎穿刺などの手術を受け、意識不明のままリハビリを続けていました。そして、半年後に目が覚めたのです。 目が覚めたとき、自分の身体が動かないことに驚きました。足はまったく動きませんでした。手もぎこちなく動き

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