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憧れの人リックウェイクマン氏と遭遇

👆以前、大学生の時にシンセサイザーを買った話を書きました。

1989年当時、私は、70年代に流行ったプログレッシブロックを聴いていました。

リックウェイクマンやキースエマーソンなどのキーボーディストに憧れてました。

何台もの鍵盤楽器を鳥が翼を広げるように弾きまくる姿。

複雑で重厚、トリッキーな演奏。

ビデオで観て、ただただカッコいいの一言。

なので彼らのように弾けたらと、シンセサイザーを買ったのでした。

大学時代のある日、何となく渋谷道玄坂のヤマハ楽器店に赴きました。

大きな楽器店と言えば、当時渋谷ならココでした。

リックウェイクマンがいたりして、と妄想しつつ。

そんなんありえんやろと自身にツッコミながら。

あの緩い坂道を登り店の前に。


実際、彼はバンド(アンダーソン、ブラッフォード、ウェイクマン&ハウ)のコンサートツアーで来日していました。


店に入ると、

長い金髪、やたら背が高くがっちりした後ろ姿が目に入りました。

展示中のシンセサイザー物色している。

で、隣に付き人らしい日本人。通訳か?


もしや!

近づき、横顔を拝見。



わっ?! 本当にィーっ、

リックでした。

お付きの人に、『リックウェイクマンさんですか?』と聞くと、そうだと答え、リックに英語でこの人が喋りたいらしい、的な(細かいことは忘れましたが、多分)ことを言って私を紹介。

リックはこちらに向いてにこやかな顔で握手してくれました。

グローブみたいな手!

その頃は英語はろくに喋れず、
『あなたのファンです』
と言葉少なく言いました。

が、リックは
私が『あなた(リック)は楽しいですか?』
と言ったように聞こえたらしく。

『very very!』と言って去っていきました。

当時スマホがあれば一緒に写真撮ったりできたのに。

もっと英会話できたらよかったのに。

今書きながら非常に惜しい気がしてます。


ホントすごい偶然ですよ。

妄想したことが現実となった。

海外の有名ミュージシャンに会える確率ってどのくらいでしょう。

なかなかないと思いますよ。

このセレンディピティがその年の一番素敵な出来事でした。


最近もこんな作品出してたんですね。結構星数多い!

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