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【目の前の人を笑顔に😊🎶】

念願叶って憧れの方にお会いできました。

その方の名は『丹野智文』さん。       世界で一番笑顔のステキな方です。

願っていても口に出さなければ、なかなか実現しないものですが、お会いしたいと常に口に出していたことが功を奏しました。

〝 叶う 〟の漢字の由来は、口に十回出すこと。

〝口〟に〝十〟 と書いて 〝 叶 〟

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願い(夢や目標)を口に出すこと! その願いを耳にした方が協力を申し出てくれる確率はグウーンと上がります。

今回の夢の実現も、丹野さんが大分で講演会を開催する情報を大切な知人がメールで知らせてくれたからなのです。 

さて憧れの丹野智文さんですが、若年性認知症のご本人です。

経歴や詳細は、著書『笑顔で生きる』を熟読していただければと思います。

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通常、認知症という病はネガティブなイメージで捉えられてしまいます。           

丹野さんご自身も39歳で若年性認知症の診断をくだされた際には人生『終わった』と絶望したそうです。

その後、さまざまな葛藤や困難をのりこえながら、認知症という病への社会の偏見、そしてご自身の認知症という病への偏見と闘ってきたそうです。

若年性認知症にならなければ気付けなかったことに気付け、出会えなかった人に出会えた。

そして想像すらしていなかった講演者として日本全国を駆け回っている日々。

今はとても幸せですとの嘘偽りのないコトバと笑顔に感動をいただきました。

丹野さんの絶望から希望への転機。

それは同じ若年性認知症の方が輝いて生きている姿だったそうです。

「この人のようになりたい」

という想いが希望への道筋となったそうです。

私は専門職として、また認知症になった祖父を看取った経験や高齢者福祉の分野で働いた経験をベースに講演や講義をさせていただいています。

認知症当事者の気持ちに寄り添おうと努力はしていますが、同じ経験はしていないため本当の意味での共感はできません。

講演や講義をする際も、専門職としての意見は最小限にとどめ、丹野さんや佐藤雅彦さん等の認知症ご本人のお話や経験を内容に組み入れ、著書を最大限に活用させていただいています。

共感や感動でしか人は動かないことを自身のアルコール依存症からの回復の経験で痛感いるからなのです。

加速する超少子高齢化。平均寿命まで長生きした場合、2人に一人が認知症になる時代。

日本政府も昨年6月に認知症施策推進大綱のなかで〝認知症〟に対する考え方を一変させています(下記資料参照)。

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キーワードは『共生と予防』。

予防も認知症にならないのではなく、発症を遅らせる、発症しても進行を穏やかにすると謳われています。

認知症になることが前提なのです!  

私も将来は認知症になります。たとえ認知症を発症したとしても丹野さんのように自分らしく輝いて、社会の中で役割と生きがいをもって輝いて生活したいと願っています。

丹野さんと病こそ違え、私はアルコール依存症の本人です。

アルコール依存症になったからこそ与えられた新しい人生と幸福感を多くの同じ病気で苦しむ仲間に生きる姿で伝えたい!

依存症という病に対する社会の偏見、そしてアルコール依存症者本人が根強く持っている病への偏見を手放すお手伝いをしていきたいとの想いを新たにさせていただきました。

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『社会貢献や尊厳という目に見えないよくわからないものより、私は目の前にいるひとりの人を笑顔にしていきたいと思います』        

最も琴線に響いた丹野さんからのメッセージを記して筆をおきたいと思います。